第二章 新たなる悪意2
-ごほーこくします!魚王国はかいていにあるけど私達もはいれるようなところでした!なんでかは分かりませんっ!
悪そうなおさかなさんのかげに入って追いかけたらやっぱり悪いやつでした!
「グリース様、内乱兵のことですが…」
「内乱はもうすぐ終わる。向こうの希望の星である元姫は吾が手中にあるのだからな。」
「へへ…さすがです。」
「ああ…あの泣き顔、愚民共に見せてやりたかったぞ…そうお思いですよね?国王様」
「…」
こくおーさまはすごく小さい魚でした!なんかまともじゃないってのはすぐ分かりました!お姫様のいばしょしりたいのでしってそうなひとを探しました!
訓練所…
兵士さんは知ってるんじゃないかって思って兵士さんのいるところに行きました!そして、きゅーけーしてる兵士さんにさかなさんの声真似して話しかけました
「よう、おつかれ。姫ってどこに閉じ込めてあるんだっけ?」
「あ?俺達兵士には場所は教えられてないぞ?どうして行くんだ?」
「そこに行くように言われたんだけど間違いだったのかな…間違いだった場合でも行った方がいいだろ?」
「まぁそうだな…お前は知ってるか?」
「この間国王様とグリース様の会話聞いてたんだけどよ、東棟の地下牢にいるらしいぜ。そこに行ってみたらどうだ?」
「おう、ありがとな。」
「ところでお前はどこの隊の所属だ…ってあれ?誰もいねぇ…」
東棟 地下牢
見張りがいて、そこにはお姫様がたしかにいました!というわけで見張りにはゲニアたいちょー直伝のワザで気絶してもらいました!
そして、お姫様の前まで行きました!
「あ…あなたは…?」
「いこう…」
「で…でも…」
お姫様はなかなかいこうとしなかったので私が無理矢理連れていくことにしました!そしたら別の見張りがきてつーほーされちゃいました!
お姫様つれてじめんのなかからにげよーとしましたが、けっかいがあってなかなか出られませんでした!
「ヽ('ㅅ' ;ヽ三 ノ; 'ㅅ')ノどうしよどうしよ」
「な…な…」
お姫様はおどろいてばかりでした!すると…
「わずわらしいハエがいるらしいな…どれ、私が直接裁きを下してくれよう」
まずいなとおもったときです、おさかなさんとはちがう声が聞こえました!すごーくききおぼえのある声でした
「…残念だが、君の思うようには行かないよ」
「何者だ!?むっ…その服は!お尋ね者の…!!!ええい!貴様はここで討ち滅ぼしてくれるわーー!!」
「遅い…遅いよ。」
すると、けっかいが無くなったので脱出出来ました!きっとあの声は……
「…君とこれ以上やるつもりは無い。失礼」
「消えた…くそっ!!!お前ら!!絶対にあいつを連れ戻せーーー!!!」
-現在、草食王国 城
「ごほーこくおわります!おわります!」
「…ほーん、始めて敵に見つかったからそんなに慌ててんのか。というかな…姫様を連れてきちゃダメだろぉ」
-とりあえず姫様は気絶してるけど…どーすんのよ、魚王国が攻めてきたら。今、あの2人はここにいないんだぞ。それに…ラムの声か。そんなところにいるんなら早く戻ってこいよ。国民やアマリア…みんながお前を待ってんだぞ。
そんな場合じゃねぇ。この姫様どうすんだ。隠すか…?
「たいへんだーたいへんだー!!」
「ノアは少し落ち着け、見つかったのは仕方ねぇんだ。姿は確認されたか?」
「兵士さんにみられちゃいました!」
「あちゃー…こりゃまずいな。直ぐに報告してぇが、誰もいないんだよな。というか、俺は退役してんのにこんな仕事してんだなぁ…とりあえずドライトン達には報告するか。」
しばらくして、肉食王国…
「なんと、魚王国の姫君を!?」
「ああ、どうやらグリースの野郎が捕まえてたらしい。姫はリス族のとこに預けたけど…」
「…ドライトン、お前は草食王国に行け。そしてリス達と姫を守ってやれ」
「はっ…仰せのままに。」
「何かあったら直ぐに報告を寄越せ。今、シンもアマリアもいねぇんだ。こんな時に襲われたら洒落じゃなくなる。連携してでも守り抜くぞ。」
草食王国 リス族の村
「う…ううん…」
「お、起きたか」
「おひめさまおきたー!おきたー!」
「こ…ここは…」
とりあえず俺はお姫さまに色々説明した。理解はしてくれたみたいだが…
「直ぐに帰らなくては!私のために立ち上がってくれた兵士達が!!」
「おい、無茶だ!今姫さんが行けばまた捕まるだけだ!」
「離して下さい!みんなが…倒れちゃう。あの人達には食事が…」
「その点なら大丈夫であろう?ゲニア殿」
「ああ…俺達なんかより頭の回転がよっぽど早い優秀なやつが内乱兵共を助けてくれるよ。」
「…」
「それに、貴方の為に立ち上がった勇士達も姫君がまた捕まり死に行くのは望まれておらぬだろう。ここにいれば姫君は少なくとも安全に御守り出来る。全てが終わった時に国を纏める者がいなければ意味は無い。姫君は将来のために…… 今は耐える時です。」
「…分かりました。私もみんなを信じることにします」
良かった…納得してくれたらしい。…姫様は気になんねぇのかな?リス族の子供達がやかましく構ってんのに。髪の毛触って体触って…まぁ気になんねぇならいいか。
そうだ、気になることがあるんだ
「国王はまだ幼いって聞くけど…」
「はい…私の弟はまだ国を纏めるには早すぎたんです。それなのに摂政のグリースが無理矢理あの子を国王に仕立てあげたんです。…恐らくあの子は今頃グリースの妖術で操られて…」
「妖術とな…魔法とは異なり誰しもが手に入れられる力と聞く。魔法は魔力を…妖術は妖力を。妖力はものや人を化かしたり操ったりする力に長けてるそうな。」
「あのゲス野郎…絶対ぶちのめしてやらぁ」
全く…退役するのが早かったか?そんなことはねぇよな…