第二楽章 クライス レリアーナ(下)
今回は無駄に長い気がします・・・・・・
太陽が真上にあるこの時間、屋外にいるのはこの三人だけだろう。季節でいうと夏にあたる。
ビルが密集しているので暑さは倍増、他の学校なら涼しいビルの中で飯が食えるのだが・・・・・・いやこちらも中に入れば同じか。だが中は疲れる、息苦しい。
オレはレタス、チキンカツ、パン、チキン、レタスで作られた「愚者のサンドウィッチ」の二切れ目を食べ終えた。コンビニ物なので味付けは微妙だったがチキンカツサンドと値段が同じだったのでチキンが多い分、お得だった。
コンビニ袋の中にゴミを入れそのまま放置。二つ目のサンドウィッチである「太陽のサンドウィッチ」を掴もうとするとリュリに手を叩かれた。
「ねえ・・・・・・聞いてた・・・?」
「ていうか喋っていたのか?」
どうせ大した話じゃないだろ、とは言わず「太陽のサンドウィッチ」の袋を開ける。
このサンドウィッチは簡単に言って終えばタマゴサンドだ。
しかしこれは生物実験機関で遺伝子組み替えされて作られた鳥「フェニックス」が生んだ「太陽の卵」を使ったタマゴサンドなのだとか。
フェニックスってネーミングはともかく「太陽の卵」を使った絶品グルメはかなり評判が良いらしい。
サンドウィッチの一切れを右手に持ち、そして消える・・・・・・・・・は?
「あぁ、美味い」
あぁ、アーサー食ったのかよ・・・・・・なぜかサンドウィッチが食われていくのをみている、あぁ最後の一口を食われた・・・・・・食われた?
我に返ったオレは目に見えない速度でヤツの首をしめる・・・!
「コルァア!人の昼飯何食っとるんじゃ吐き出せさっさと吐き出せサンドウィッチも懺悔も魂も全て吐き出せ!」
「おえーっ、魂でましたーっ」
三秒の沈黙。オレは片手首締めから両手首締めに変更。
「ぐうぇ、ギブ、ギブ!冗談だから!それに出ないって!ゆで卵のSの字も出ないって!」
「・・・・・・・・・美味し」
「・・・・・・ハァ?」
何で食ってんだよ、アンタ?ていうか二切れ目・・・・・・。
「ホラ、自業自得」
「なんかしたか、オレ」
おまえ話聞いてなかっただろ?と問いかけてくるアーサー。
さあ?と空返事をすると彼は呆れながら返事を返した。
「リュリが休みにどこかへ行こうって言ってたんだよ、ヨハンと二人で」
「さっ、三人で!」
あぁそれか・・・・・・リュリの顔が紅く染まっているのはとりあえずスルー。何されるか分かったモンじゃない。
気がかりはどうしてそんなに「何処か」へ行きたいのか、なぜオレとなのか。お前らだったら他にいるだろ、ファンクラブの奴らとか。
「ほらっ、前にさ「また今度」って言ってたでしょ・・・・・・?」
前・・・・・・か。いつも何処かへ行こうと誘われた時は「また今度」で断っている。それほど込み入った関係にはなりたくなかった。
どこか面倒になって来たので左手でカバンを持ち立ち上がった。昼飯のゴミは勝手に中身を食われたのでそのまま放置した。
「帰るのか?」
「あぁ、やる事あるからまた今度な」
そうアーサーに返事をし、右手を挙げ屋上からでる。
オレにはやる事など一つも無い事を二人は知っているだろう。どうして二人はそのことを言わないのか、いらない親切でも掛けているのだろうか。こちらはいらない親切など掛けて欲しくも無いのに。
どうして二人はオレを選ぶのか。オレと行く「何処か」に意味があるのだろうか。オレが冷たくすれば二人は遠ざかっていくだろうか・・・・・・。
・・・・・・また今度考えよう。
一瞬「また今度」と言って逃げてしまう自分が情けなく思えた。
またここに来てしまった・・・・・・・・・いや、この場所くらいしか行く場所が無いのかもしれない。
オレはいつもの元ゴミ焼却場兼タイヤの放置所に来ていた。周りにはタイヤが溢れて山になり、昨日までは広かった元焼却場へ続く道がなんとか残っている。
元焼却場にはクラヴサンがめり込んで出来た楕円形の穴がぱっくりと口を開けるように広がっていた。
そして黒い物体がタイヤの山から剥き出しで佇んでいた。
昨日の事は本当だったのか・・・・・・・・・今更ながらそんな事をぼうっと考えていた。
黒い物体にゆっくりと近づき、その光沢のある表面を撫でるように触った。出しっ放しだったので少し熱を持っている。
そして横に長い黒いふたを開けた。そこには昨日と変わらない白と黒の奇麗な鍵盤が並んでいた。
「奇麗に作られているな、コレは」
「怖っ!」
反射的に振り向くとすぐ背後に、ほつれ気味の栗毛のマリアが不思議そうな目で鍵盤を見ていた。そしてその視線がオレのほうを見た。
「人見て第一声が、怖っ!って何?」
そんな汚い白衣着ていたらバケモノにも見えるだろ、多分。
「それより何していたんですか?」
「ニイチャンなんか・・・・・・別に良いか。いや他に使えるモノ無いかと思ってさ、ニイチャンも来い」
「なんで命令形?」
「来い!」
マリアに腕を強く掴まれ元焼却場に連れて行かれた。千切れる!腕が千切れる!絶対手形付くって!
焼却場の中は大きな穴が窓の役割をし、少し傾いた日差しが差し込んでいた。
マリアにようやく腕を放され、最近の女性は細身で力が強い事を痛感した。
妙な臭いに鼻を摘まむ、色々な臭いが混じっているようだ。
ゴミ焼却場は今は機能していないため、処分されていないゴミがあちこちに山になって放置されている。そのゴミの山は大小様々なモノが積み上げてあり、原型をとどめていないモノも存在している。
マリアが一つのゴミの山をあさり始めた。この人にモラルという言葉は存在しないのか。正直見ていられない。
「で、決めたのかい?ニイチャン?」
いきなり顔も見ずに話しかけられ、ビックリするのを通り越しゾクッとした・・・。
突然話しかける癖を止めろ、と勢いで言おうと思ったが質問に答えていないので止めた。
「乗りません、絶対に」
「おっ、コレ使える」
聞いてねえ・・・・・・マリアはオレを無視し、拾い上げたモノを白衣のポケットに入れていた。
「オルガヌムがどんなヤツか聞いてんの?」
またいきなりだな・・・・・・もうどうでもいいか。しかしどんなヤツと聞かれてもあまりピンと来ない。
「敵・・・・・・じゃないのか?」
「そりゃ敵だろうね。モノ壊してるし」
かなりアバウトだ・・・・・・モノ壊してたら敵なのか?
「オルガヌムには視覚、味覚、嗅覚が無い。だがそれを補って余る聴覚が備わっている」
ゴミの山と格闘しながら、依然とオレのほうを向かずに話すマリア。
「その聴覚はどんな音も聞き逃すことは無い。恐らく地球の全ての音を捉える事が出来るだろうね」
「で、オルガヌムを倒すのがシンフォニアなのか」
「そ。オルガヌムは突然強い音を聞かせると動きが遅くなるからね、その間に倒す。音を奏でる武器である器楽武装を装備しているのがシンフォニア」
「それとオレに何の関係があるんだ?」
「音の中で道具の音楽がオルガヌムによく聞こえ、効果がある。あの黒いのも例外じゃ無い。そしてオルガヌムは強い音が鳴る方へ移動しその音を消した後、また強い音の鳴る方へ移動、これを繰り返して八年間主要都市を滅ぼしていった」
長い説明の間にマリアは奥のゴミの山に向かっていったのでとりあえずついて行く。
「・・・・・・・・・つまり?」
「つまり昨日のオルガヌムはニイチャンが呼んだって事かな」
まさか・・・アイツはオレが呼んだなんて・・・・・・正直半信半疑だ。
そこで会話が途切れ、ゴミをあさる音と時々鳴る金属音がひときわ目立つように聞こえた。
「だけどあんた等だってシンフォニアで音を奏でてるだろ。あんた等がオルガヌムを呼び出してるんじゃ無いのか」
マリアがゴミをあさる手を止め、オレに半身だけ向け答える。その目は今までの彼女の目付きよりも鋭さを増していた。
「そう、私たちはそうやってオルガヌムを一体一体虱潰しにしていく、コレが作戦。近づくオルガヌムはすべて消す」
その迫力に思わず唾を飲み込む。かと思うと目付きが緩み、顔と身体がこちらに向く。
「まっ、私は乗らないんだけどさ」
そう付け足すとマリアは両手を白衣のポケットに突っ込んだまま、真っ直ぐにオレの方へ歩み寄ってくる。
「とりあえず、両手出してみ」
そう言われ、両掌の指を前に向ける形で差し出した。とたんにカチャッと金属の音がした。
手元を見ると銀の輪がオレの両方の手首に通っていた。輪と輪は銀の鎖で繋がれている。
「なんだ、コレ!」
「うん?あぁ、旧型の手錠。捨ててあった」
「見れば分かる!さっさと外せ!」
「・・・・・・・・・」
「聞けぇぇ!」
「黙れ!」
その言葉を耳にした途端、首筋に首筋に激痛が走ると同時に意識が朦朧とし、オレは意識を失った。
目が覚めるとそこには清清しい程澄み切った蒼い空がどこまでも広がっていた。
そこには自分以外にクモもモノもヒトも何も無い。
そこには自分だけの自由の世界が広がっている。
こんな場所にたった一人で生きて行きたい、そして朽ちて行きたい。
だけどオレがヒトである限り、空は飛べない。
ヒトには自由の翼が無い。
じゃあ、なんで飛んでんだ、オレ?
手元を見ると手首には銀の手錠が掛けられている、いや、もっといろいろ付いてんな・・・・・・二本の腕の手首と肘の間に銀色の硬そうなリストバンド型の手枷が付けられ、そこにはケーブルが繋がれており、ソレと同じような物が左右の二の腕と股と脛に付けられている。
「なんだ、コレ!」
思わず口に出してしまった。よく見れば一度乗った事のあるクラブサンの頭だった。
気を失ったオレ乗っててよく飛んだな、コレ・・・・・・。
「おっ、ニイチャン生きてたか」
怨むべき声を聞き背後に振り返ると汚い白衣を着たままのマリアが立っていた。その手にはケーブルのような紐が繋がっている黒いD字型の取っ手に見えるモノを持っている。
「いやさぁ、首筋にチョップして気絶させるヤツってドラマとかでもよくやってるけどさ、死ぬ可能性が五分五分くらいってフィリップから聞いてホントに死んだかと思ったわー」
「ソレってオレが言うことじゃないか?いや、なんで勝手にヒト乗せて変なモン腕とか足に取り付けてんだよ!」
「あぁ、首にも付いてるけど?」
「えっ、マジで?」
首のあたりを確かめてみるとブレスレットくらいの厚さの首輪が本当に付いていた。
コレはいったいなんなんだ・・・・・・?思い切って聞いてみる事にした。
「なぁ、この首輪は何のための首輪なんだよ?」
「お、いたいた」
「さっきも言ったけど聞けよ!」
「それどころじゃ無いんだよねぇ、ほら前のアレ」
多少憤りは感じるが仕方なく前方に意識を集中させた。
最初はよく見えなかったが、目を凝らしてよく見るとステルス機か何かに見えた。最も今はステルス機なんて旧ローマでは作られていないだろうが。
「なんだ、アレは」
「オルガヌム・モデラート、としか言いようが無いね」
「たった一体ってことは結構でかいのか?」
無視かよ・・・どうやらオレが言った事が間違っているようだ。
目の前には蒼い空をバックに通常より高いビルがちらほら見える。高度が徐々に下がっているようだ。
モデラートは目を凝らさずに見える距離に近づいていた、数百体の群れで。
銀色のモデラートは横幅が目算でクラヴサンの高さと同じくらいで厚さは二〜三メートルって所だろう。
「一体じゃ無いだろ?」
マリアが嫌味をいやらしく言った。その言葉は少なくともオレには嫌味に聞こえた。
「そんなコト言ってる場合か?結構な数が来てるぞ!」
「言われなくてもっ!」
このままだと鉢合わせになるかもしれない。少しヒヤヒヤしてしまう。
すると後方へ通り過ぎていくビルの動きが止まり、ビルはモニターの下へ消えていった。
なんていうか・・・・・・さっきから前しか向いてないな、コイツ。
「周りが見えねえぞ、コイツ!」
「そのための首輪だよ!」
「解るように説明しろ、意味不明女!」
「ニイチャンが動かそうと思えばクラヴサンも同じように動く!以上!」
「物足りないくらい簡潔な説明をどうも!」
つまり首輪の他に腕と足に付いている枷も身体と機体をリンクさせるモノなのだろうと勝手に解釈した。
そう考えるといきなり胃の中のモノが食道へ戻っていく。景色が蒼一色で目印がない事からクラヴサンが落ちていることに気付くのが遅くなった。幸い口の中まで戻ってくることはさせなかった。
突然、左の方から高い音が長く聞こえた。
頭を左に向けようと思うとクラヴサンの頭も左に動いたようだ。
結構遠くには茶色い箱を積んで作ったような二足歩行のシンフォニアがビルの上に立っていた。
ソイツの腰にある大砲のような金色のパイプが白っぽい音の弾丸を六連射した。弾丸は何体かのモデラートを貫通したが、群れは二手に分かれて逃げたため一気に全滅という訳にはいかなかったようだ。
分かれた内の一手はもう一体の銀色のシンフォニアが先回りしていた。
銀色は無駄なものがあまり無いヒト型のシンフォニアで、同じ色の棒が両手で握られていた。
地面から芽が顔を出すように、モニターの下からビルが次々と迫り上がってきた。地面が近い。
頭を前へ戻して目前の比較的広い道路を着地地点とし、頭を動かさず足の指先から着地しようと思った。
道路には様様なモノが散乱していた。
砕かれたビルの残骸、車の形が残っている鉄クズ、人形のように動かないヒト。
元が何かすら解らないモノもあった。
そんなモノを見てもオレは何も感じなかった。だってヒトゴトだから、オレには関係無い。
後ろを向くと銀色のシンフォニアの方に行かなかったモデラートの群れがビルにぶつからないように身体を縦にして向かって来ていた。ビルがあるから左右には動けない事を確認した時、先頭と二番目の先端である口が開いた。
二人の女の声と共にさっきのシンフォニアと同じような音の弾丸を口から飛ばした。
跳躍するために膝を曲げようと思う、道路が少し沈んだような感覚を覚えると同時につま先に力を入れ跳躍しようと思うと、ビル五階くらい跳躍した。
そして落ちる前に飛ぶような感覚がし、ビルの階数がどんどん減っていくように見えた。
「おい、これじゃアイツら倒せねえぞ」
マリアに見せるために手錠の付いた両手を上へ上げると鎖の揺れる音がした。
「ふーん?やる気になったんだ?」
「時間が削られるのは嫌だからな」
質問しているようには全く聞こえず、どこか挑発的な口調で尋ねられた。もっとも時間が欲しいほどやりたい事も無いのだが。
あっそ、と素っ気無く返事を返したマリアは鍵を外そうとしない。
「鍵外せよ!」
「その鍵壊れてるから自分で外せるんだけど」
本当に、しかも簡単に外せた・・・・・・こんなモノに気付かずに縛られていた自分が本当に情けない・・・・・・モデラートの声が下から聞こえなければ一時間は沈んでいただろう。
四〜五人の知らない言葉を発する女の声と共に来る音の弾丸を、酔いそうなくらいのスピードでかわしている最中に例の鍵盤が現れた。
やはり黒い物体の鍵盤と同じモノに見える。
同じモノならば深く考えずに弾けばいい。時間なんて自由に過ぎていく。
弾こう、自由に。
指先で音を奏で始める。
激流のようなテンポ。
鍵盤のように白い音の刃を纏った黒い棒が宙を自在に動き回る。
鍵盤の上を指が踊る。
胸が高鳴るような旋律。
冷めていた心が抑え難い激情に変わる。
旋律が奏でられて一分が経った。
十二の黒い棒がモデラートを追い、刺さったかと思ったがモデラートの群れは寸前でかわしていった。さっきからコレと同じ展開を何回も見ている。
一回の攻撃につき十二本で奇襲しているが、二体倒すのが精一杯だ。
全て寸前で避けられる。
マリアが言った事は完全に嘘だ、音によってモデラートの動きが止まった事は一度も無い。 だが、アイツに当たっても解決しない。
何か策を考えなければ・・・・・・。
考えながらも指を踊らせ曲を弾き続けている。
思い付いた。
思考では無く激情による直感。
「マリア、ビルに降ろせ」
ビルの上に爪先から降りた。先程の群れが大きく孤を描いて戻ってくる。
ソレが敵に対して有効かどうか考える前に、オレは指を止め右側の骨の様な翼を見ていた。
黒い棒が戻ってきて、枝分かれした六つの骨の先端に装着されたのを見届けると、一番外側の骨を根元から引き抜き、モデラートの群れに槍の様に投げた。
そしてすぐに曲を再開させると黒い槍の先端から白い音の刃が激情の旋律と共に現われた。
突然槍からの旋律に一瞬モデラートの動きが止まる。
その一瞬は充分に足りた。
黒い槍に次々と突き刺さり、貫かれていくモデラート。
曲を弾いていた指を再び止めると黒い槍は失速し緩やかに落ちていった。
たった八体しか倒せなかった。勢いが足りなかったかもしれない。
自分が戦っている群れにもまだ何十体か残っている。
十一本残っているから計算では全て倒せるかもしれないが、手元が狂って外すかもしれない。
手に持って戦えるか・・・・・・?
そう思うと既に二本目の骨を折る音が聞こえた。
何かが問う。
そんな事をやる必要は無いんじゃないか?オマエは戦わないんじゃ無かったのか・・・・・・?
黒い腕が両手で十メートル前後の長さをした黒い槍の下の方を持っている。
確かにやる必要は無い。戦う必要も無い。だが今やらなければ死ぬ、オレが。
いつ死んでも構わない。けど殺される事だけはされたくない。
指がカタチだけの激情の旋律を奏でると槍の先端に白い音の刃が宿る。
オレが持つモノを他のモノの自由にはさせたくない。
ビルの上を跳躍しようと思う、次のビルの上に着地しようと思う、その動作を繰り返して近づいてくる群れに向かう。
もし、奴らが命乞いをしたならオレはこう返すだろう――――――
最後の跳躍をするとモデラートが目前に迫る。槍を振りかざす思考とは別に指が無感情に曲を奏でる。
―――お前たちにオレを殺す自由があるのだから、お前たちを殺す自由がオレにはあるだろう、と。
どうも木村です。
個人的理由で時間が無いのでさっさと終わらせます。
クライスレリアーナ 作曲ロベルト・シューマン
題名のクライスレリアーナとは作家であり画家でもあり音楽家でもあったE.T.A.ホフマンの書いた音楽評論集の題名から引用されている。この作品はそれに霊感(突然ひらめく、素晴らしい考え。という意味らしいです)を得て作曲された。
この作品は1838年に作曲された、8曲からなるピアノ曲集で、ショパンに献呈された曲。
第1曲 Agitatissimo ニ短調
第2曲 Con molta espressione,nontroppo presto 変ロ長調
第3曲 Molto agitato ト短調
第4曲 Lento assai 変ロ長調
第5曲 Vivace assai ト短調
第6曲 Lento assai 変ロ長調
第7曲 Molto presto ハ短調
第8曲 Vivace e scherzando ト短調の8曲。
(Wikipediaから引用しましたが他を見ると少し違うようです)
あぁ、早く次話を書かなければ・・・ではまた。