(chatGPT)キツネと犬
昔々、ある森の中に、ずる賢いキツネと、愚直な犬が住んでいました。キツネはいつも犬をからかって、彼の人間への忠実さをばかにしていました。
キツネ:「君はなぜ人間に忠実なんだ?彼らは自分たちの利益のために働かせるだけだよ、くふふ」
犬:「それでも、彼らは私に食べ物を与えてくれるし私が役に立っていると感じさせてくれます」
ある日、森の峠でキツネと犬は、たくさんの荷物を運ぶ人間の商人を見つけました。荷物の中には、いろいろな商品がありました。商人は沢山の商品を運ぶのに、苦労していました。
犬:「キツネさん、あそこで人間が困っていますよ、いってみましょう」
キツネは、別に人間が困っていようが関係ないと思ってましたが、特段やることもなかったので、ついていくことにしました。
キツネ:「君がそういうなら、一緒にいってあげてもいいよ、これは貸しだからね」
人間のところについた
犬:「何かお困りでしょうか?」
商人:「荷物が重くて大変だから困っていたところなんだ。君たちにお願いがあるのだけど峠を越えるところまで手伝ってくれないか。報酬として運んでいる商品から1つずつ好きなものを選んでいいよ」
キツネは、嫌な顔をしましたが、犬はすぐに
犬:「はい、手伝いましょう」
キツネは、交渉もしないで安請け合する犬のことを、つくづくバカだと思いました。
キツネ:「君が言い出したんだから、君は僕の分も運ぶんだよ」
自分の分の荷物のほとんどを犬に持たせました。
キツネは、ずっと不平不満を言いながら、犬は黙々と荷物を運びました。
やっと峠を越えた後、商人は改めて犬とキツネに感謝の意を示しました。
商人:「本当に助かったよ。約束通り運んでいる商品から1つずつ好きなものを選んでいいんだ。どうぞ遠慮なく」
間髪をいれず
犬:「私は、このパンを1つください」
キツネはいろいろと物色をして、良いものを発見したらしく目をきらりと光らせました。
キツネ:「私は、これをもらいます」
それは、商品でなく運んでいた中にあった商人の私物の金貨でした。
商人:「でも、それは商品ではなく、私の旅費なんだが・・・」
キツネ:「だけど、私たちがあなたのために荷物を運んだおかげで、あなたは金貨を失わずに済んだだろう?」
商人は、犬がパン1つを選んだことを考慮し、しぶしぶキツネの要求を受け入れることにしました。
商人:「まあ、犬はたった1つのパンを選んだし、あなたたちに感謝するべきかもしれない。分かった、その金貨をあげるよ」
そうして商人とはそこで別れました。
犬もキツネも疲れたので、ねぐらに帰ることにしました。
・・・
その晩、森に大きな嵐が襲い、不運なことに、キツネの寝床も、犬の寝床も土砂崩れによって閉じ込められてしまいました。犬は持っていたパンを食べて乗り切ることができましたが、キツネは金貨を食べることができませんでした。
嵐が去った数日後、森の動物たちが犬のいないことにに気付き、助けに行くことにしました。動物たちが犬の寝床を見つけ、犬は無事に助けだされました。
犬は、キツネのことが気にかかりました。犬は他の動物たちと一緒にキツネの寝床に向かい、彼を探し出すことにしました。
キツネの寝床を開けると、キツネは金貨を抱えて飢えて亡くなっていました。犬はキツネの運命を悲しみ大泣きしました。
寓意:
高価だからといって、自分に不必要なものを欲張ってはいけない。自分にとって本当に必要なものを見極めることが大切である。
(↑作者の意見、受け取り方は読んだ人それぞれ)