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第2話 ニートがゲームの世界で空を飛んだ件

俺は扉を開けそこで目にした外の世界は夜の森だった

この体になったおかげか夜目が効いてあたりが良く見える


外に出てからしばらく歩いているとふと空を見上げたら大きな鳥が飛んでいるのを見かけた


(俺の体は飛べるのか?いや、しかし俺は羽の動かし方なんてわかるはずがない、一度練習を試みた方がいい…か?)


しかしせっかく竜に転生したというのに飛ばないと言うのははたしてどうだろうか


そう思ったので俺は適当に羽を動かしているわけなのだが


「やっぱり元人間の俺なんかに飛ぶのは無理か?」


さっきから適当に動かしてはいるもののバサバサと大きな音だけはなるものの一向に飛ぶ気配が見られない


「もっと力強く動かさないとダメなのか?」


俺はもっと力強く羽を動かして見るとほんの少しだが浮いた


「お、浮いたか!」


なんとなくコツは掴めてきた

もっと力強く、デタラメにただ羽を動かすのではなく丁寧に


バサァ!バサッバサッバサッバサッ


と、飛んだ!

竜としては当たり前の事だがやはり嬉しいな

俺は上機嫌になりかなり速い速度で空を飛び続けた


(かなりと遠くに来てしまったな、だが恐らく前世のゲームの知識だとたしかここらにはエルフが住んでいるはずだな)


もっともエルフが実際に住んでいるのはここからさらに森を進みエルフが住まう里にいるのでここらではエルフと会うことは滅多にないのだが


俺は適当に地上を見下ろしながら飛んでいると遠くに人らしき生き物がいた

いかつい男が12人、恐らくはエルフと思われる者が2人で何やら戦っている





~~エルフ~~サイド

「ぐあぁ!!」


く、フォルテルトが斬られた


「フォルテルト!大丈夫か!?」


私はフォルテルトの側により見てみると息はしていた、だがこの出血だと長くは持ちそうにない


「よっしゃあ、エルフの男一人撃破ぁー」


フォルテルトを斬った賊はニタニタと気持ち悪い笑みをしてこちらを見ている


「なぜだ!なぜ貴様ら人間が我らを襲うのだ!!」


「そりゃあ、勿論エルフなんか売ればかなりの金になるしな」

「要は金だよ金」

「安心しな、エルフの女は売り飛ばしてやる前に俺らが犯してやるからよぉ!」


「ゲスめ!」

私は吐き捨てるように言う

勝敗はすでに決した、私一人でこの人数など相手に出来る訳がない

これから奴らの慰み者となり知らない所に売られることとなるのだろう

そう思うと自然と涙が出てきた

ああ、やっぱり怖い、怖い怖い怖い嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

何で私がこんな目に会わなければいけないの?


私が惨めにも泣いて賊がこれから犯そうとしたときだった



ドオォッッガアアァァァァン!!!!!


まるでこの世の者とは思えないような一柱の竜が降臨した






登場人物の名前って考えるの苦手なので募集してます

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