blue moon
眼前に聳えるのは、自身の何十倍もあろう大きな校舎
敷地面積延べ東京ドーム40個分程はある巨大な学院、"イージス学院"。
そして今日から此処に俺は通う
戦闘・武芸・魔法…そういったものを集中的に習う学院のため、講習場もあるらしい
そして早々の入学式。
これが面倒なことこの上ないのだ。
だが、行かなければならない。
俺…レイン・ヴァーノルダーは溜息をひとつ零し 大きな大きな校舎の門へと吸い込まれていく。
そして
暗転。
「-…で、あるからしてこれより諸君らは栄誉あるこのイージス学院の一員だ。
その誇りを忘れず 日々の鍛錬に励んで欲しい。 長くなったがこれにて私からは終了とする。」
学院の体育館にて、学院長…所謂校長先生からの本当に長い話が終了し、各教室に分かれる事となった。
俺は魔法学を中心に習ってきた為、教室はⅠ‐Aである
A~Fまでは魔法学を中心とし学ぶ学科で、それぞれ生徒のランク別となっている
Aが魔法学を学ぶ生徒の中では最も優秀と分類された生徒のみが入れるクラス、そして最低ランクのクラスがFだ。
武芸学の校舎と魔法学の校舎は別な為、特にF以降のクラスは無く 向こうも同じような割り当てなのだそうだ。
そして、A・B・C・D・E・Fのクラスの他に、たった一つ 学年でひとつのみ、
特別なクラスが存在するらしい。
そのクラスは S組。
最も優秀と分類された生徒"以上"の、化け物が集うクラスだそうで、俺達の校舎にも武芸学側の校舎にも、S組は存在しないらしい。
それは、Ⅰ~Ⅲまでの全学年から集めたSランク級の化け物を集めた校舎が別にあるからである
その校舎は、俺達魔法学校舎と、反対側に位置する武芸学校舎のちょうど中間にある校舎で、
外観は黒い。 校舎が、黒い素材で建築されているのか何なのかは知らないが、とにかく黒いのだ。
S組の生徒は特例中の特例らしく、滅多に居ない。
この学院の生徒会長サマも、副会長サマも…要約するに生徒会のメンバーは全員S組らしいが、そんなことは知ったことではない
とりあえず、S組の奴らには関わるな。 …暗黙の掟である
そんな中、俺はとりあえず優秀らしかったのでA組となり、その中でも最も秀でていたということで席は1番、出席番号も1番。
普通なら五十音順が妥当だが、この学院は生徒のランク…もとい能力別の出席番号である
若い数程強いと言う具合だ
意味の判らないわけ方だな、と小さく心の中でぼやき この学院にいる以上、真っ当な生活は送れないのだろうと半ば諦め気味な俺がいた。
さあ、俺の学院生活は一体全体どうなるんだ…(涙)←
続く。