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最高に可愛い童顔令嬢は、最強の守護者達に守られている  作者: 文月みい


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14/16

さすがお母様は素晴らしい!

読んでいただき、ありがとうございます。

「まぁ、リリ頭に乗っているのは…何?」


 精霊と契約後、邸内に戻ってみると、お母様がリリの頭に乗ったルミナを、目を丸くして見つめている。


 そうだよな。驚くよね。頭にう○ち乗せてるように見えるからね。


 僕は止めたんだよ。令嬢としてどうなのかって思ったから、全力で頭に乗せることを反対したんだ。


 それなのに、リック兄様が面白いからって、

「プッ。リリ最高。似合ってる。」なんて言って、リリを唆すから、リリも喜んで頭にルミナを乗せてスキップまでしちゃって。


 くぅぅ、頭に何乗せてもリリは可愛いんだけどね。スキップまでして、精霊と契約出来たこと喜んでる姿は、天使のダンスみたいに軽やかで、キラキラ輝いて可愛すぎる。


 天使だから、背中に羽も生えてるのかな?精霊まで従えて、さらに可愛さ百倍。

 はわわわ、僕の天使は一体どこまで可愛くなるんだ。


「お母様、この子はルミナ。私と契約してくれた精霊さんです。可愛いでしょ?」 


「まぁ、私の天使ちゃんは精霊と契約までしちゃったの?素敵ね。それで、ヘンリックどういうこと?」


 一瞬空気がピリッとして、ルミナが「ピッ」と鳴いて固まった。


「ちゃんと説明するから圧かけるの止めて。リリの為だよ。この精霊がリリの魔力を吸収してくれるんだ。魔力過多症を改善するために、契約するのがよかったからね。」


「それじゃあ、リリは魔力過多で苦しむことがなくなるのね。ああ、精霊さん、ルミナって言ったかしら?娘の為にありがとう。」


 お母様が涙ぐんで喜んでいる。リリの魔力過多症が発症したことを、お母様はとても心配して、責任も感じていた。


「リリ、お母様がルミナを受け入れてくれてよかったね。」


 笑顔で頷くリリの頭の上で、ルミナがホッと息を吐き安堵している。


「理由はわかったけど、どうしてそんな風に頭に乗せているの?」


 やっぱり気になるよね。令嬢として相応しくないとリリが怒られたらどうしよう。


「せっかく私の天使ちゃんの頭に乗るなら、そうじゃなくて、こうして…こうやって…これで乗ってくれなくちゃ駄目よ。」


 お母様が、ルミナの体をクルクルっとリリの頭に巻き付けた。


「ほらっ、天使の輪っかみたいでしょ。はわわわ、とても素敵。可愛いわぁ。やっぱり、リリは頭に何を乗せても可愛いわね。最高よ。」


「プッ…クク、天使の輪っか…。クク…それも可愛いね。似合ってるよ。」


 リック兄様が、笑いを堪えながら、リリを褒める。


 怒られなかった…。怒られなかったけど、これはこれでいいのか?


 リリの額を見るとルミナと目が合った。少し視線を下ろすと、褒められて嬉しそうなリリと目が合って、少し上に視線をズラすと、唖然としたルミナと、また目が合う。

 二人の全く違う表情が、ちょっと面白い。

 

 お母様といい、リック兄様といい、どこまで本気なのか…。


 純粋なリリは、素直に喜んで、皆に見せてくると部屋を出ていった。


(見せられた人は、どう言えばいいか困るだろうな。)


「クク…はぁ、リリは素直で可愛いな。」


「お母様もリック兄様も、リリを揶揄うのは止めてください。外出先でも同じようにしたら、どうするの?」


「その時は、ユーリが止めてくれ。」


「余計な虫が付かないように、身を守るには良いことでしょう。」


 リック兄様と僕が同時にお母様を見た。


「それに可愛いのは事実なのだから、良いのよ。あの格好に難癖を付けてくるような男に、私の天使ちゃんは渡せないわ。」


 そういうことか。さすが僕達のお母様だ。僕も、まだまだ甘いな。お母様を見習って、もっともっと精進しなくては。

 

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