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詠唱2
セラ「闇を穿て、原初の光。
輝ける刃、我が手に集え。
来たれ、光剣
へレヴ・オール。」
セラ「黄昏さえも届かぬ、深淵の王。
黎明喰らいて、星の瞬きを食い千切る刃。
冥きに沈め、闇剣
へレヴ・シェオール。」
セラ「竜よ、竜鳴轟き、天地震わす竜王よ。
我が手に汝の力を示せ。竜剣
へレヴ・ドラゴン。」
セラ「混沌の海を分けし最初の光
天地を分かちし原初の境界。
人が鉄を打ち、神が法を刻みし時より、
万物統べる一振りの「答え」は此処に示された。
幾千の戦場を、数多の英雄を研ぎ石とする。
其れは形なき概念、揺るぎ無き信念。
光も闇も、竜さえ静まる。
今、全ての刃よ。
其は終焉にして、起源。
発動、剣剣
へレヴ・オブ・へレヴ!」
ミカ「この詠唱は実用的かしら?」
セラ「いや、まったく。」
ガブ「いい方法があるぜ、ブラザー・セラ。」
セラ「それは⋯」




