武芸大会、崩壊
アリアで開かれた武芸大会。その出場者の中に、暗黒魔法の使い手がいた。
暗黒魔法の使い手ゲオルグは暴走し、ギルドはセラ・ミカ・ガブに救援を発した。
また、武芸大会に出場していた「獣剣のレオ」は、いち早く異常に気付き、冥界の支配者ハデスと対峙するが…。
ゲオルグ「この魔法さえあれば、オレは王になれる!!!!この場にいる全員を抹殺して、オレが頂点に立つのだ!!!そして、謁見を拒否した王も、オレの求婚を拒否した王女も見返してやるのだ!!!フハハハハ!!!全員くたばれ!!!暗黒最級魔法ハデス!!!」
暴走をはじめたゲオルグ。彼は対戦相手だけでなく、観客に向かって宣言をした後、魔法を発動した。
それまで晴天だった空は、暗い黒雲が覆い、100オルギィアほどの魔法陣が展開され、雷鳴が走ったかと思うと、魔法陣の中心には召喚された者の人影があった。
空から降り立った「ソレ」は、ゲオルグの正面に着地した。
???「コイツが今回の依り代か。」
ゲオルグ「誰だ、貴様は!!??聞いていた話と違うではないか!!何でもいい、この場にいる全員を抹殺しろ!!!」
???「少し黙れ。いや、黙らなくていい。もう終わった。」
ゲオルグ「は?」
ゲオルグはその場に膝をついた。
???「融合魔法、発動。」
ミカ「なんで暗黒魔法の使い手がアーリヤにいるんだよ!!国境の検問とか大会の検査とかで引っ掛かるだろ、普通ッ!!!」
ガブ「どうやったかはわからんが、侵入されたようだ。暗黒領域から来たんだろう。」
ミカ「んなこたぁ、わかってるよ!!!」
セラ「詮索は後回し!!!行くよ!!!」
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獣剣のレオ「貴様、ハデスだろう。」
ハデス「ほう、オレを知ってるとは。貴様、何者だ?」
レオ「それは私が聞きたい。」
出場者の一人であったレオは、闘技場のステージの上に立つハデスと対峙する。警備兵らが闘技場の入区という入り口から出てきて、ハデスを囲むが…。
警備兵アレフ「ハデスだか、誰だか知らんが、大会を滅茶苦茶にしやがって!!食らえ、メテオ・シャワー!!!」
ハデス「そんなものは知らん。まあ、よい。いまここで、冥界を再現するとしよう!あの忌々しき監獄を!」
左手一つで上空から降り注ぐ隕石を止めたかと思うと、(まるで時間が止まったかのよう)ハデスは右手で魔法を発動した。
ハデス「氷結の悪魔よ、我が下僕としてここに顕現し、存在全てを凍らせよ。最級魔法コキュートス!!」「そしてもう一つ。」「誇り高き獣の王よ、深淵に棲む海の獣よ。今此処で姿を現し、我が敵を打ち砕け、最級魔法レビアタン!!!」
オルギィア…約1.85m




