譲れない価値観
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳ございません。
ぼーっとただ何となく生きるのが好きです。波乱万丈な人生何か求めちゃいません。燃え上がるような恋も、身を粉にして成し遂げる青春も、大して欲しくはありません。
それってそんなに悪い事ですか? そんなにやばい事ですか? 恋をしないのは、青春しないのは、そんなに貴方の琴線に触れる事ですか?
「いきなり始まったな……」
「ええじゃんか!!」
こじんまりとした立ち食い店。鰻の寝床のような縦に長いその中で、俺達はうどんを待っていた。時折食事を終えたサラリーマンが、俺達の後ろ、人一人がやっと通れる通路を横歩きで去っていく。味は折り紙付きなのだが、如何せん小さい。まぁ、そこも嫌いじゃないが。
俺達はうどんが差し出されるまでの間、そんな話をしていた。隣に立つのは化粧っ気のない女。無地のTシャツにGパン。恋愛に興味が無いのは明らかだった。でも快活な性格とか、あっさりとした物言いは、妙な安心感がある。この飾り気のないうどん屋のように。
「イマイチ分から無いんだよね。勿論、その人特有の価値観があるってのは分かるけど、そんな公然の前で言うことかねぇ」
「ただのお節介だろ」
店主は浅葱色の丼にうどんを巻き、とり天を投げると、隣の女に向かって差し出した。途端、先程まで苛立って居た雰囲気が柔らかくなる。瞳が爛々と輝き、ボトルに入った箸を飛び出した。
先ずは一口。つるりとした細い麺が伸びつつも、一瞬にして口へと消えて行く。
ぼーっと生きてない。燃え上がるような恋も、身を粉にして成し遂げる青春もない。けれども、今この一杯にかける熱量は、散漫な気力じゃ見られないものだ。
「おいひい……。これが食べられなくなるなら、恋しなくて良いし、青春しなくて良い……。女っ気なくて良い……好き……」
「……お前らしいな」
静かに笑って居る合間に、俺の分のうどんが差し出された。隣の器より一回り大きめの、そしてその上に、竹輪が乗ったもの。黙って啜り込む。あっさりとした汁とか、もちっとした食感がレベルの高さを示していた。
「単純な問題。価値観が合わなかっただけだろ」
二人揃って横歩きになりながら店を出た。辺りには小洒落たファストフード店や、喫茶店が並ぶ駅前。若い女達が華やかな声を飛ばしながら、店に吸い込まれていく。
それを大して興味無さそうに見ながら、俺は欠伸を一つ。
「それもそうだな。この店を一見しただけで立ち寄らない奴とは付き合えない。この店の味を知らないで、勝手に決めつける奴とは仲良くなれない。まぁ、それもアタシの価値観さね」
もう女の顔に悩みは無かった。ただ明るい顔をして前を見る。眼前には喫茶店目指して歩く愛らしい少女二人。
「彼処の喫茶店、ちょっと値は張るけど美味いんだわ。一緒行こうや」
美味しいですよ。このモデルとなったうどん屋さん。
吸い寄せられるように店に入り、うどんを啜る作者……。サクサクとり天……。好き……。
分かった方はいらっしゃいますかね?
此処からは何でも許せる方向け
キツい事が沢山並びます。
本当に何でも許せる方向け。
まぁそれは置いといて、この子が言いたいのは、
表面だけ汲み取って、相手の中まで知った気になるのが気に入らねぇ。経験が不足してる奴が物を語るな。
と言う事だと思います。
でもこんな子好きです。自分の信念に忠実で、流されない。
一人でも生きていける。だから琴線に触れたのだろうなぁと。
今のままでも十分楽しいのに、第三者のお前が勝手に測って決めるなよ。と。
何時でもこうやって生きていたい私です。
本当にキツい言葉ばかりですね……。すみません。
でも好きです。こんな子。