1話 迷いこみ
どうも、脳の栄養です。書き忘れていましたが、主人公の名前は1話で出てくるので、ご心配なく。それでは、どうぞー
いつも通りの帰り道。いつも通りの、誰も居ない家に帰る。コンクリートだらけの道を歩く。もう、寂しいと感じることもないほどに慣れてしまった。目の前の交差点を右に曲がれば、僕の家だ。そう思って見上げると、そこには大きな竹がそびえ立っていた。
「は?えっ…え?」
……なんだこれは?いつもなら、ここに家があるはずだけど。不思議に思い、辺りを見回すと、隣のコンビニやガソリンスタンドまで無くなっている。竹林の中にいるのだろうか?至る所に竹が生えている。今来た道を戻っても、景色は変わらなかった。
~10分後~
とりあえず、人を探して道を聞こうと思い、歩きまわったのだが、……あれは、ウサギ?明らかに人の体にウサギの耳だ。制服姿なので、同じ学生かもしれない。だが、ウサギの耳……。いや、見た目で判断するのは良くない。それに、ほかに人は見当たらないし、話しかけるしかなさそうだ。
「あの、すみません。道を尋ねたいのですが?」
「あ、はい。人里に行くんですか?」
「え?人里?」
「あれ?人里から来たのではないのですか?」
「人里とは何ですか?」
「…ま、まさか、あなた、外来人ですか?」
どうしよう、このウサ耳の人が何を言っているのかさっぱり分からない。
「とりあえず、ついてきてください。色々聞きたいことがあるので。えっと…」
「星宮 優です。」
「では、星宮さん。私についてきてください。」
何がどうなっているんだろうか?考えても全く分からない。とりあえずついて行くことにした。
どうだったでしょうか?まだまだ、至らない部分はあると思いますが、優しく見てやってください。ありがとうございました。