魔王閣下、悪役令嬢に転生す
カルミア・ヴァーミリオンは5歳の春に思い出す。ここが乙女ゲーム『アネモネデイズ』に酷似した世界であること。自分がその作中では全ルートで酷い結末を迎える、いわゆる「悪役令嬢」であったこと。そして、自分が前世では魔族を従えるカリスマ、魔王であったことを。
「はっ、約束された悲運が何だ。私は魔王だぞ? 魔法が使えない程度、些細なことだ」
「ほう、貴様が私の婚約者か……よろしい、私のことは魔王様と呼べ! 敬え! 跪け!」
「……待ってなにこれわけわかんない」
前世魔王、今世令嬢が好き勝手にやってたら何かと周りにモテる話。かもしれない。
「はっ、約束された悲運が何だ。私は魔王だぞ? 魔法が使えない程度、些細なことだ」
「ほう、貴様が私の婚約者か……よろしい、私のことは魔王様と呼べ! 敬え! 跪け!」
「……待ってなにこれわけわかんない」
前世魔王、今世令嬢が好き勝手にやってたら何かと周りにモテる話。かもしれない。
序章 魔王ではない者としての望み
0.思い出の意味
2016/07/29 15:27
一章 彼女は蝶となり得るか
1.脆弱な身体に高熱、蘇る記憶
2016/07/29 15:28
2.魔王の決意
2016/07/29 20:27
3.冷めた会話と温かいシチュー
2016/07/30 12:13
4.淑女の顔で(1)
2016/07/30 16:16