ZY〔絶対〕
哲学的なのを、輝夫、ひさびさ、創りました(笑)
無くならないのか、争いは。
今日も、世界のどこかで、銃声が響く。
罪のない民が、子供が、
悪戯に命を落とす。
ありえてはいけない、不平和など。
『馬鹿ね』君が呟く。
『そんな風に人は、出来てる。さもなきゃ、人が、みんな、神様みたいになっちゃうじゃない。矛盾と、不平と、憎しみを内包している…それが、人間よ』
何かにいらだったように、君は煙草を揉み消した。
そうなのかもしれない。いつまで経っても、人間は少しも、進歩などしないのかもしれない。
11月の冷たい雨が、この天空から降りだした。季節外れの寒雷が、鳴り響く。
神よ、あなたは、何を思う…
この欺瞞と矛盾に満ちた人間を何故、創造した?
また、世界のいずれかの場所で、
心ある人が、『絶対にあってはならぬ』と叫んで止まない、悲しい争いが絶えなく続く…
神よ、我も、あと半世紀もしたら、あの星の隣の星になるのであろう。神よ、あなたに、会えるのであろう。創造主よ、その時、あなたを殴っていいだろうか!!
終わりに近づいたとき、この人生が終点に近づいたとき、アルファベットの終わりが、また、A・Bの始めにスクロールするかのごとく、輪廻天性する前に、
暫時、星として輝かせてほしい。そして、神よ。あなたを力一杯、殴らせていただく…