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七番の知らない話

対緊急超災害対策部隊、通称『超災隊』。現在は7名からなる作戦実行部隊と3名の後方支援隊員によって構成される少数精鋭部隊だ。地球外生命体によってもたらされた亜空間技術などを駆使して、人智を超えた災害に対応している。

後方支援隊員であり地球外生命体の技術者であるマウロは隊員から博士と呼ばれていた。


「マウロ博士、お時間よろしいでしょうか?」

「ん?六番か、どうした?」


地球人と変わらぬ姿に擬態したマウロは隊員の1人である長身の女性に話しかけられた。


「博士と私は産まれた星は違いますが元を辿れば同じ種だと聞いています」

「うむ、そうだね。私も君も多少の混じりはあるだろうが、宇宙連邦のデータではハルディン星人で間違いないと思うよ」

「この部隊の半数は地球人で構成されていると聞きました。その、彼らと我々で子を成すことは可能でしょうか?」

「......地球人の趣向では、恥じらいのある女性が好まれるそうだよ」

「そうなのですか!?勉強になります!」

「声が大きいよ」


マウロは生涯で初めて頭痛というものを経験した。地球人は過度の精神的負荷がかかると身体に異常が発生するというのは知っていたが、擬態しても起こるようだ。

六番はどうやら最近入隊した七番の事が気になっているらしい。というか、今すぐにでも母星に連れ去りたい衝動と葛藤しているそうだ。相手の同意無しに連れ去るのは宇宙の法でも犯罪である。

七番に渡した端末から謎の追跡ウィルスデータが検出されたのは六番(このバカ)の所為だろう。

マウロは六番のろくでもない悩みを延々と聞き流すのであった。


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