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魔王軍のつくりかた!!  作者: SS%
一章 仲間と大会
8/31

8 カーナの家族


「ほら、着いたわ。」


でかい。さすがは貴族の家だ。門から玄関まで五十mくらいある。


「俺はどこで待ってたらいい?」


「えー、とりあえず上がって?」


「へい。」


いきなり上がるのか、緊張するな。


ガチャ


「ただいまー。」


「あっ、お帰りなさいませ、お嬢様。」


メイドだ。本物の。初めて見た。


「…そちらの方は?」


「あー、友達…?………いや部下ね。」


「こんにちは〜部下で〜す。」


「は、はあ…。」


ダダダダ


速い足音が近づいてくる。


「カーナちゃんおかえり!!」


走ってきたあと突然カーナに抱きついた。カーナの姉だろうか?


「ただいま。母さん。」


母親か。いや若いな。


「あら?そちらの方は?もしかして……」


「ああこの人は━━━━━」


「カーナちゃんが彼氏を連れてきちゃったわー!!!」


「え、いや、ちょ。」


「大変よ!大変!大変!」


ダダダダ


これは……


「カーナがか、か……彼氏を連れてきただと!??」


両親して娘大好きかよ!


「そこのお前!カーナにふさわしいか試してやる!外に出ろ!」


えぇ……。めんどくせぇ……。


チラ


『ごめん。』


カーナからテレパシーがとんできた。


「まぁ大丈夫だろ。やればいいんだろ?」


「そうだけど……。」


俺は外に出て広い庭で待つカーナの父親の元に向かった。


「さあ!名を名乗ってみよ!」


「……カイト・トリドスです。」


「そうか!俺はテイン・ドライオンだ!さあ!剣を取れ!」


え、戦うの?剣使ったことないのに?


「剣使ったことないんですけど……」


「む?そうか。じゃあ使わなくてもいいぞ。

どうせ刃は着いてないしな。 」


戦わない選択肢は無いのかぁ……めんどくせぇ……


俺はいつでも魔法が出せるように構える。

どうやって戦おうか。俺はまだ戦闘経験が無さすぎてどうやって戦ったらいいか分からない。今回勝つためには自分の戦い方を少し考えなければいけない。


まあ、飛び道具の基本と言えば、

『打って相手を動かして後隙を狩る』だな。


「いきます。」


カイトはテインの足元を土魔法で操作した。


土が動いてテインの足に絡みつこうとする。

テインは剣を握ったまま跳び上がってそれを回避した。


「たか!?」


高い。カイトは縦3mは対応できるように魔法を使ったがテインは8mは跳んでいる。


(……そんなに跳んだら回避はできねえだろ!)


俺は範囲を広く意識して魔法を使った。もちろん威力も強めに意識。

雷を打つというより自分からの放電するようなイメージだ。


カイトを中心に雷魔法が打たれる。


「むぅ、なかなか良い魔法だ!

だが……少々威力が足りないな!」


テインは剣を盾にしながらカイトに真っ直ぐ落ちてきている。


(これじゃダメだ……あれもくらったらヤバイ…)


カイトは土魔法で三重に壁を作る。


(いけるか……?……まずい━━━)


テインが壁を貫通してきてカイトの左手を切りつけた。


左手首が折られた。


「ふぅ。」


(痛ええええ!!!痛すぎだろ!左手無くなったかと思ったわ!)


「首を狙ったつもりだったんだが……いい身のこなしだな。」


なんか褒めてくれてるけど全然頭に入ってこねえ!


「左手がそんなんではもう戦えないな。

今回は私の勝ちだ。

これでカーナも俺を見直すことな違いなしだ。」


俺は自然治癒に魔力を多めに割いて回復を早める。


「まだ……いけます。」


治った。魔力もまだ余裕がある。魔法の威力を上げれば勝てない相手では無い。


足に魔力を込めてスピードをあげる。


真っ直ぐテインに向かって走ったカイト、テインが剣を振り下ろすタイミングは完璧だった。


カイトは右手で振り下ろされた剣を掴む。


「なぜ左手が!?」


カイトがテインを殴るために構える。


テインは剣を放棄し後ろに引く。


(なんで左手が治っている……?完全に折ったはずだが……)


(俺だけが魔力を多く使わされてる……。

長期戦は不利だな。)


カイトには決定打がなかった。魔法を使い始めたばかりで数種類の魔法しか使えないからだ。


(どうする?()()を使うか?)


カイトには開発中の魔法があった。それも取っておきの魔法だ。しかしこの魔法はまだ未完成。


(クゥ〜!使いたくねぇ〜!)


この魔法の未完成部分、それは

『名前が付いていない』ということである。


(俺のメインウェポンになる技だ。名前はつけたい!……今つけるか。)


とりあえず時間稼ぎ!


カイトはテインの周りの土を操作して半球形のドームを作り出して時間を稼ぐ。


「どうした!こんなものか!」


ドームを軽々崩壊させるテイン。


……キタ……俺の必殺技……。


最初と同じようにテインの足元の土を操作。テインに跳ばせるために動かす。


「また同じ手が!」


テインは最初同じように高く跳ぶ。


カイトは両手に魔力を集める。


(まだだ……あと……少し……キタ!)


カイトの必殺技それはビームである。

雷魔法でできる限りの再現をしたが、ビームは真っ直ぐではなく一本の線でジグザグに飛んでいく。


放電とは逆で一箇所に集めて解放するイメージ。


「……くらえ!レールガン!」


「!?……マズイ!これは死ぬ!」


ドオオオン!!


大きな煙が上がりテインを隠す。


どうだ……手応えは……あったぞ……。



煙の中から出てきたのは氷の塊だった。


パキパキパキッ


中からテインが出てきた。


「えげつない魔法を使うなぁ。死ぬかと思ったよ。……久しぶりに……。」


ああ、これ無理だな。


「降参です。もう何も出来ません。」


俺はその場に座り込んだ。あーキツイ。魔力は余裕なのに体が追いつかん。


「五分程度の短い時間だったが楽しかったよ。

君のカーナの彼氏と認めよう。」


別に違うけどね!





*************


「オイ、今の魔法見たか?」


「……あの電気魔法か?」


「そうだ。」


「……なんで俺ら来たんだっけ……」


「カイト・トリドスがカーナ・ドライオンに釣り合うか調べるためだ。」


「………」「………」「………」「………」


「……帰るか……。」


「そうだな……。」

























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