23 第九試合 vsルクス・トラスト 6
「カイト・トリドス。俺さ、本気でやるよ。…ありがとう。」
「そうか、そりゃあ良かった。俺が記念すべき最初のサンドバッグになるってことか。」
(おいおい、これやべーぞ。いやまあ、使う魔法の数少ねぇから舐めプかとは思ったけど…。…ここまで違うか。こんなの手抜いてたら絶対勝てない。レールガンでもなんでも使ってかないと。次の試合の魔力持つかな…?)
そんなことを考えているうちにルクスは動く。
ルクスは今までからは考えられない規模の魔法を使った。
迎撃風壁を拡大したような魔法。
だが、規模・威力は比べ物にならない。
まさにストーム、いやそれをも凌ぐ台風である。
(なんも言わずにぶっぱなすのかよ…!てかこれ逃げ場ない……やば)
「……っっ!」
ルクスの魔法によってカイトの身体中に無数の切り傷が入る。
さらにルクスの魔法はフィールドを飛び出し観客席にまで被害を出し始めた。
多数の人々が痛みで悲鳴をあげるが魔法が止まる気配は無い。
「おいおい…魔法のコントロールくらいちゃんとやれよ!」
そう叫んだカイトは転移を使用してルクスに近づいた。
「来たか!」
迎撃風壁と同じく魔法の中心付近は何も無い。
カイトはルクスに向かって小型竜巻と電雷球を放つ。
ルクスはその魔法を息をするように消した。
「本気を出さなくていいのか?」
「…別に手を抜いているつもりはない。」
「いや、お前は本気じゃない。俺には分かるぞ。お前にはまだどこか余裕がある。理由はなんだ?」
ルクスの質問、それはカイトの核心に触れる。
「…出せないんだ。俺の体がまだこの世界の魔法について行かないんだよ…。だけどまあ…安心しとけ。負ける気は元から無い。」
質問の回答。それに対するルクスの反応は
「…なるほど。魔力量が多すぎて完璧にコントロールできてないのか。不完全でその強さ…いい。」
「……本気出して気分良くなってるとこ悪いな、予告させてもらう。俺の次の攻撃が終わったあと、お前は地面を這いつくばって負けるぞ。」
面白かったらブックマーク、評価お願いします!




