14 第1試合vsトン・オーム 後編
「なっ!?」
(これは……アイツの拳…か?俺が……負ける…?
どこだ?どこで…負けたんだ?アイツの魔法を見くびったときか?「海神の激流」を使ったときか?
……イヤ、違う。俺が…こんな平民なんかに…負けるわけが無い!俺は貴族だ!俺は……負けてない。まだ負けてない!)
「うおおおおぉ!!!」
カイトの拳がトンの頬を掠る。
「くらえ!激流!!!」
カイトの脇腹を捉えたトンの手の平から勢い良く水が放出された。
『トン・オーム!カイト・トリドスの攻撃に対してカウンターだー!綺麗に決まった!これは勝負あったか?!』
(これじゃダメだ。全然威力が足りない。距離は取れた…
これなら……俺が有利だ。考えろ……どうしたら勝てる……?)
「っ?!」
トンの左頬を一本の水が掠った。
「……ありえない……なぜ……その魔法を……?」
「お前の魔法、貰うぜ。強ぇヤツと戦うと色んな魔法が見れて楽しいナぁ。…お前も、そうダろ?」
(……無理だ。こいつには……勝てない。
俺が……何年もかかった海神の激流を……見ただけで使いやがった。魔力量9万越えは……本物……?
圧倒的魔法センス、膨大な魔力量、こんなのまるで……まるで……『魔王』だ。)
「……降参だ……降参する。」
『えっ?あっ!しょ、勝者、カイト・トリドス!
最後、綺麗にカウンターを決めたと思いましたが、トン・オームの降参で勝敗が決まりました!
第1試合、勝者 カイト・トリドス!』
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