10 予選1
やっと本番が来た。少し緊張する。
目立たないようにして本戦で本気出す。
めんどくさいし。
「受付はこちらでーす。」
だいぶ大きい会場。コロッセオみたいな感じ。いやコロッセオだな。闘技場だ。
「カイト・トリドスです。」
「トリドス君ね。…………はい、頑張ってね。」
貰った紙には46と書いてある。これが俺の番号だ。
「中に入ったら指示に従って進んでね。」
俺は壁の矢印にしたがって廊下を進んでいく。
そして少し広い部屋にでた。
『学年別に並んで待っていてください。』
学年別ね〜。二年俺だけ?ああ、三年の視線が痛い。
そんな視線に耐えて待っていると人がぞろぞろ入ってきた。
多いなぁ。三十人くらい?
一年生は……二人。 二年は俺含めて19人。
強いやつはあいつ。ってアレクやん。
もう一人は女子。なかなか可愛い。
「今から予選を始めます!体力テストを行い、点数の高い人が本戦へ出場となります!」
「番号札1から45の方は右に、それ以降の方は左の部屋へ進んでください!」
学年別に並んだ意味あるか?
「よお。」
「ん?」
声をかけてきたのは事務室の前で会った男。
「あんだけ言ったんだ。予選ぐらいは通過してくれよ?」
「……わかってますよ。」
「ハハッ。期待してるぞ。」
左の部屋では魔力量調査が行われる。
握力計みたいな機械に魔力を全力で流すらしい。
ここで問題発生。
46番の俺が最初だが基準が分からない。
「はい、じゃあこれに魔力流して。」
俺は170cm越えの見慣れた女子生徒から測定器を受け取った。
「……カーナ、基準ってどんぐらい?」
「え?あぁ、ん〜まぁ全力で流せば大丈夫よ。」
俺は七割くらいの力で魔力を流した。
測定器の数字は68541。多いか少ないかわからん。
「はい。」
「……これ手抜いたでしょ。全力で流して。」
なぜバレたし。
俺は全力で魔力を流した。
『99246』
「……これって多いのか?」
「めちゃめちゃ多い。魔王より少し上くらいのクラス。」
あ、はい。なんかもういいや。
俺は待機列に戻った。カーナは壁のホワイトボードに何かを書いている。
ん〜?なになに?………らんきんぐ?
『暫定一位 二年カイト・トリドス 99246』
「お……おい!九万越え!?どうなってんだよあの二年!」ザワザワ
目立ちまくり。
魔力測定が終わりに近づいてきた。
今の二位は、三年のタル・ライランってやつの42658。
俺二倍以上か〜。やべぇ。俺、やべぇ。
おっ、あの話しかけてきた男が最後か。
「フンッ。」
『暫定二位 二年ゾネ・ボルクス 72586』
お〜なかなか高い。……ってか二年かよ!
普通に三年かと思ってたわ。同じ学年かよ。
「右の部屋での測定が終わるまでお待ちください!」
次はなんだ?
おまけ
魔力測定カーナの場合
「フンッ!」
『「!ゥ繧「??シ√◎縺※縺??縺ョ縺?シ?シ』
「……」
面白かったらブックマーク、評価お願いします!




