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65 鳥と狼と黒幕と

お父さん反省なるか

 お父さんを取り囲んで説教中のレンダール一行に、セリカ側がドン引きしている中、私はもう一つの懸案事項に声を掛けた。

 だって、セリカの人たち、全然近付いて来ないんだもの。


「あの、初めまして。私は波瑠と言います。失礼ですが、あなたは……」

『あんたたち人間って怖いわぁ。あのフェンリルを追い詰めるなんて。ウケる』

 声は、しっとりと落ち着いた感じの女性。なのに、違和感の塊の喋り方。何て言うか、ギャル?


 それはさておき、私は鳥さんに事実を告げる。お父さんと一緒にいた時点で怪しい。

「はあ、でも我々はあなたの関与も疑っています。罪を認めるなら今のうちです」

『……可愛い顔して、あんたが一番怖いわ』


 紅い鳥さんは近付くとお父さんより少し大きくて、南国の花の香りがした。遠くから見ると炎が上がっているようにも見えた紅い羽は、近くで見ても光沢があって神秘的だった。辺りは暗くなったからか、本当に光っているように見える。クジャクみたいな長い尾羽が貴婦人のドレスみたいだし、長い首に小さな顔が乗っていて、見た目はとっても優美だ。

 目は金色だけど、左右で少しだけ色が違う。左目が少し濁った色になっている。


「あの、左目、大丈夫ですか?」

 何となく痛そうに見えたから、思わずお顔をなでなでしてしまった。鳥さんは、怒らないでその目をスッと細めて私を見る。で、唐突に何故かおでこをコツンとぶつけられた。ああ、魔獣ってスキンシップ多いものね。意外と羽毛が柔らかくて気持ち良かったけど、鳥さんは離れていく。残念。


『あんたが『魔獣殺し』って言われてるの、納得』

 え?何その怖い単語。私、台所の黒い暴君Gにだって負けるんだよ。この中で、ぶっちぎりで最弱の自信があるんだけど。いったい誰がそんなデマを。


『いいよ、気にしないで。それより、あたしの名前は『朱雀』。なんか、昔の聖女があたしのこと『すっちー』って呼んでたから、同郷のあんたも呼んでいいわ』

「……ありがとうございます」

 心の中で呼ぶことにします。


 それにしても、聖女さん、ギャルだったのかな。きっと、すっちーさんの言葉遣いは聖女さんから習ったんだね。


 それにしても「朱雀」さんか。いつか来るとは思っていたけど、今かぁ。


「それで、例のアレでいらっしゃったんですよね」

 白虎さんに鑑定してほしいって言ってたみたいだから、一応覚悟はしておいたけどね。


『今回のは別口。白虎に聞いてたのに、わざわざ困らせに来ないって。それに可哀想だから言っとくけど、フェンリルはアホだけど、一応あんたのために頑張ったみたいよ。アホだけど』

 アホを2回言った。


『まあ、飛竜はマジで予想外。白い竜から白虎が聞いたみたいだけど、あれの特徴が、前にニーズヘッグが鱗やられたヤツと一緒でさ、フェンリルが偶然、騒ぎで出てきたヤツを見つけたの。で、あいつやたらとすばしっこくて瘴気吐くから、ここまで逃がしちゃったってわけ』

 アレか。シロさんが引っぺがしてきたニズさんの鱗の原因だ。


 ニズさんの鱗は「天鱗」と言って、逆鱗とは違う急所に近い鱗らしい。それをわざわざ狙うってことは、魔物化していても例のクルーエルは知能が残っていたってこと。魔物は凶暴化して身体能力も上がるけど、その分知性が無くなるから対処を間違わなければ何とか討伐出来るらしいけど、そこに知能が加わったらどうなるんだろう。


 私がブルッと身体を震わせたら、すっちーさんが私のほっぺに頬ずりしてくれた。

『安心しなよ。あんたのことはフェンリルが守るから』

 そう言われれば、私のピンチを救ってくれるのはお父さんが多いかも。まあ、今回のピンチを作ったのはお父さんだし、大半の心配事はお父さんのせいなんだけど。


 それにしても、喋り方はギャルでも、すっちーさんはなんか優しくてお母さんみたいだ。


『今回の目的は明日落ち着いてからで。それとね、うちの迦陵頻伽がお世話になったから、そのお礼も兼ねて来たの』

 そういえば、びんちゃん、王子の髪の毛にお世話になってたもんね。


『あと、あのアホの気配が近くでしたから、迦陵頻伽の誘拐の説教をしようと来てみたら、偶然こんな感じになっちゃった。まあ、あのアホも迦陵頻伽を助けてくれたみたいだけどね。アホだけど』

 アホが3回になった。

 でも、東方レジェンズは、白虎さんといいすっちーさんといい何かとっても常識的だ。それに比べて西方レジェンズは、何かともめ事しか起こさない。


「疑ってすみませんでした」

『いいよ。状況が状況だから仕方ないし。それよりみんなに紹介してよ』

「はい」


 私がみんなの所にすっちーさんを誘導すると、後ろを向いて項垂れるお父さんと、何故か固唾を飲んでこちらを見ている使節団の面々がいた。


「あ、えっと。こちらは『朱雀』さんです」

 私が朱雀さんと言ったら、セリカの人たちが一斉に跪いた。あ、忘れてたけど、白虎さんもすっちーさんも、セリカとか隣のシナエでは神獣の扱いなんだっけ。


「このような地で、炎帝にまみえることが叶いましたこと、幸甚の至りにございます」

 リヨウさんが凄く畏まった挨拶をする。朱雀さんって炎帝って言うんだ。羽が外側は朱色で、中に向かって濃い紅になるから、うん、ピッタリの名前だし、なんか本当に神様っぽいね。

 それなのに、すっちーさんとか言ってすみませんでした。心の中でも、呼び名改めます。


『良い。顔を上げよ、人の子よ。此度は、古い知己を訪ね来ただけ。妾もそうであるように、これより白虎との会同においても、そなたらの懸念は全て杞憂と分かろう』


 わぁ、神獣っぽい喋り方もできるんだ。つまり、自分も白虎さんも。ただ遊びに来ただけだから安心してねってことだね。それにしても、言葉遣いが違うだけで、別人みたい。

 この神々しさにギャル喋りを教えた聖女さん、メンタル強いね。

 リヨウさんたちは、感動で打ち震えながら、深々と頭を下げた。


「あ、そうだ。王子王子。朱雀さんが王子にお礼言いたいって」

「……この空気で、お前、心強いな」

 手招きした私に、王子がボソリと呟く。朱雀さんのご指名なのに、心外だ。


 で、王子は取りあえず、朱雀さんの前まで来て、深く頭を下げた。

「朱雀。フェンリルから聞いた。貴女も魔物の侵攻を防いでいただき、感謝する」

『いいのよ。あたしんとこの迦陵頻伽が、ハルとあんたに世話になったっていうから。今回のことはおあいこね。こちらこそありがと』

「……お、おう。別に大したことはしてないけどな」


 あぁあ、もう神獣っぽいのやめるんだ。王子もちょっとギャップに面食らったけど、いつもレジェンドの相手をしているだけあって、順応も早かった。


 そんな訳で、私と王子が朱雀さんと和気あいあいとしていたら、セリカの人たちに私と王子は捕まえられて、円陣の中に取り込まれてしまった。


「なんであんなに親し気なんですか。『朱雀』ですよ⁉」

「おかしいだろ。フェンリルはともかく、何故シナエの神獣と知り合いなんだ⁉」

 リヨウさんとファルハドさんの圧が特に凄かった。

 私も王子も一応びっくりしているんだよ。


「えっと、ひょんなことから、朱雀さんの眷属?の迦陵頻伽さんという方を介抱したことがありましてぇ、今回はそのお礼にとのことです。私たちも初対面ですよ」


 私が端折って説明すると、「ひょんってなんだよ」「ありえねぇ」「初対面でアレか」とリヨウさん以外の人たちが呟いた。おっしゃるとおりです。私も「ひょん」って何か分かりません。


『ちょっとぉ、この子たちを苛める気?』

 そう言って、朱雀さんが私の頭に顎を載せた。私の頭って、顎を乗せやすいのかなぁ。


 セリカの人たちは、無言でブンブンと首を振っていた。でも、「神獣の心象がぁ」と嘆く声がしていたよ。同感です。


 それにしても、もうセリカの人たちの前でも神獣っぽくしないんだね。

 私がそう言うと、「疲れるし」と朱雀さんは言っていた。


 私が苦笑いをしていると、私の裾をクイクイと引っ張る感触に下を見ると、ガルが私を見上げていた。

『ハル。父さんが落ち込んで地面にめり込みそうだ』

「あ、忘れてた」


 お父さんを振り返ると、シュンとして項垂れていたのが、急にパタッと倒れた。

「今の言葉がとどめだったな」

「最上位魔獣を言葉で葬れるのか、ハル」

 王子の言葉に、何故かファルハドさんが驚愕の目を向ける。語弊だよ。


 やれやれ。

 お父さんに近付いて、地面に倒れたお父さんの近くに膝を突いた。


「お父さんは、私が危ない目や怖い目に遭わないように、魔物を近づけないようにしてくれようとしたんだよね。朱雀さんにそう聞いたよ」

 話しかけると、お父さんは目だけを上げて私を見た。私がほっぺを流すように撫でると、気持ちよさそうにその目を細めた。


「少し失敗しちゃったけど、お父さんが私を大切に思ってくれて嬉しかったよ」

 お父さんの気持ちが浮上するのが分かった。私の前にシャキッとして座ったので、私も立ち上がって、お父さんの目をしっかりと見た。


『もう、このような過ちは犯さぬ。赦してくれるか?』

「うん」


 頷いた私に、お父さんは遠慮がちにほっぺを擦り寄せてきた。触り心地の良い毛並みを、私はゆっくりと撫でる。「だから……」と、私はお父さんへ最高の笑顔を贈った。


「一カ月、おやつ抜き」

『全然赦してないではないかぁぁぁ!!』


 赦すのと罰を受けてもらうのは別です。


『自業自得だな』

「……ガル。お前、難しい言葉を知っているな」

『本当は覚える必要もなかったんだけどな。ハルが教えてくれた』

「そうか。結構使うもんな。フェンリルに」

 しみじみとガルと王子が話していた。


 きゃんきゃん鳴くお父さんを無視していると、トントンとリヨウさんに肩を叩かれた。


「説明、していただけます、よね?」

 何故か音節を丁寧に区切って、こちらも満面の笑みでお尋ねになった。

 そう言えば、こっちのお仕事を忘れていました。


 旅の途中までは隠せるかなぁと思ってたけど、案外早いゴールでした。

 まだ、セリカにすら入っていないのに、お父さんとの癒着を知られてしまったね。まあ、出発の時点でほぼ諦めていたけど。5日持ったのはいい方なのかな?


 そうして私たちは、セリカの人たちにフェンリル一族との関係を説明することになった。


 その流れで、ガルが使節団を離れることになった原因の「プリン事変」も説明した。すると、お父さんが突然、「あっ」と声を上げた。


『ハル。そう言えば私はシロに騙されたのだ。あのじじいが、その辺りの魔物を殲滅しておけば、ハルが助かるのではと言うので、行ってみればあのとおり。じじいめ、最初からあの飛竜がいることを知っていたに違いない』

 お父さんが一生懸命に弁明した。ガルもふと思い出したかのように言った。


『そう言えば、シロのじいさん、プリンで父さんをやたら煽ってたな。ずっと「ハルに会いたいだろう」って』

「すると何か?白い竜がプリンと騒いだのは、フェンリルに「付いてくるな」というハルの言いつけを破らせるためにやったのか。で、例のクルーエルを退治させたと」


 そう言えば、あのクルーエルは、ニズさんに怪我をさせた魔物だったね。ニズさんに対してヤンデレ気味なシロさんが、そのクルーエルを放置しておくわけがないものね。


「クソ!黒幕はあいつだったか!!」

 王子の叫びと共に、今私の脳裏に、プリンを食べながらニヤリとするシロさんが浮かんだ。


 自分は動かず、プリンを食べながらニズさんの仇を討つ。

 竜の長、怖!


 私たちが怒りと恐怖でブルブルしていると、セリカの人たちはもう我慢の限界とばかりに、私たちに詳細な説明を求めた。

 そうして、ベースキャンプに遊びに来ているシロさんとレッドさんはもちろん、その他のレジェンズのことも説明することになった。


「もしかして、あの栗鼠も、上位魔獣なんですか?」

 やっぱり気になるよね、そこ。私が頷くと、みんな頭を抱えていた。賢くて可愛いなぁと愛でていたら、800歳越えのレジェンドだったんだもんね。


「ということは、今回の発端となった白虎も、あなたに会いに来たと?」

 リヨウさんの目がキラリと光った。そりゃあ、怒るよね。リヨウさんの今後に関わるこの使節団の、重要にして最大の理由を黙っていたんだもんね。


 でも、白虎さんが来た理由は、正確には「何か面白そうなことがあるらしい」との好奇心だ。もちろん、まだ私のスキルについては言ってないけど、お父さんがレジェンドたちを集めて来ちゃったのは事実なので、王子は掻い摘んで説明しようとした。


「白虎の件は、完全にフェンリルの仕業だ。ハルの飯で毎日が宴みたいな居心地のいい巣を自慢して回っている。よって悪いのは全部フェンリルだ。その他の奴らはよほど退屈なのか、最上位魔獣が集まると聞いて、どいつもこいつも気軽に遊びに来やがって。やって来ては問題を起こし、またやって来ては問題を起こす。おかげで王族(俺たち)は毎日戦々恐々だ!」


 どんどん白熱していった。よほど腹に据えかねていたんだね。それにお父さんが油を注ぐ。


『ハルを自慢して何が悪い。そもそも人間は国だ何だと小難しすぎるのだ。私に物申したければ、ハルよりも「なでなで」が上手くなってから言え』

「何だと!だったら、アリサかばばあに頼めよ!」

『嫌だ。あの者たちは、後が面倒だ。そなたとて、私の美しい毛並みが嫌いではなかろう』

「クソ!反論できねぇ!」


 王子とお父さんの口論に発展してしまった。なんか、意外と二人は相性いいんじゃないかな。


「……オーレリアン殿下の苦労、お察しします」

 王子の鬼気迫る勢いと、論点のズレた我儘なお父さんを見て何かを感じたのか、リヨウさんがとうとう王子を慰めた。多分、一番お父さんに振り回されているの王子だもの。


 その後、何故か従者の人を除いてほぼ全員で、お父さんのなでなで大会になっていたけど、よほど王子が屈した手触りが気になったんだろうね。

 優勝は意外なことにアズレイドさんで、準優勝はセリカのファルハドさんだった。二人とも複雑そうな顔をしていたよ。

 ちなみに、レアリスさんだけなでなでを「断る」と拒否していた。なでなでするほど、レーヴァテインの絆は深くなかったようだ。あと、イリアス殿下は、お父さんが「お前は最初から失格だ」と不戦敗にしていた。相変わらず殿下に辛辣だね。


『あんたたち、いつもこんなことしてるの?』

 少しどころか、かなり呆れ気味に朱雀さんが私に尋ねる。

「うん、まあ、大体こんなものかな?」

『そうだな』

 私が確認すると、ガルも頷いた。朱雀さんもやれやれという雰囲気になったよ。


「あの!この後は、この使節団はどうなるのでしょうか……」

 浮ついた雰囲気の中、突然リウィアさんが声を上げた。すごいまともな意見だったけど、セリカの人たちには従者として振る舞ってきたから、みんなびっくりしていた。その空気を朱雀さんが柔らかくまとめる。


『このまま普通に続けなさいよ。なんなら、収まりがつくように、あたしもその会同に出てあげるわよ』


 え?本当に?そうしたら、白虎さんとの会談を失敗させてリヨウさんの失脚を狙っただろうけど、もう権力争いとかそんなものに意味は無くなるね。神獣扱いのレジェンドが二人も揃ったら、リヨウさんの大叔父に当たる、ええと白陵王さんだっけ?その人自身は神獣を軽んじているんだろうけど、心中はどうでも、成功を認めなくちゃならなくなる。かなりの力技だけど、これならサルジェさんとツェリンさんが目的を達せなかったとしても、責められることはなくなるはずだ。


 一番驚いているのは、サルジェさんとツェリンさんだけど、みんなも結構驚いているよ。

 その声に、不貞腐れていたイリアス殿下が、大きなため息を吐いて答えた。

「このまま、何も無かったことにして続行する」


 それを受けて、リヨウさんは少し放心状態になった後、うっすら涙を浮かべていた。

「神獣の身に余る加護に感謝いたします」


 こうして、私たちはそのまま旅を続けられることになった。

 でも、どうして誰よりもリウィアさんがホッとしているんだろう。ああ、そうだ。リウィアさんには、どうしてもセリカに行きたい理由があったんだったね。

 良かったね、リウィアさん。


『では、私も同道し……』

「何でシレッと付いて行く気になってるんだよ。俺と留守番するんだよ」

 便乗しようとするお父さんに王子が鋭いツッコミを入れる。

 でも今度はお父さんもただ怒れられるだけではなかった。


『私の同道を許可すれば、背に乗せてやるぞ』

「な、何だと!グッ、卑怯な!」


 王子が代表で叫んだけど、お父さんの言葉に、私とリウィアさんと朱雀さんを除いて、この場にいる全員が前のめりになった。男の子はみんな、フェンリルライダーになりたいのね。


 みんなお父さんの言葉にグラついている。

 でも、ここはちょっと厳しくしないとね。


「お父さん。スコルとハティは、もっと寂しいと思うよ」


 お父さんが、「がーん」という効果音がなりそうなほど口を開けてショックを受けていた。


 ちょっと卑怯な手だけど、これでしばらく大人しくなるといいね。

お父さんの背中は、少年の心を持つ大人たちには、大層魅力的に映ったことでしょう。

しかし、王子のもの〇け姫化は、阻止されました。

いつか、お父さんの背中に乗れる日は来るのでしょうか。

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[一言] 男子でなくても犬に乗るのは永遠の夢…!!女子と犬といえば南総里見八犬伝という犬と結婚した女子もおりますゆえ、日本のほうが闇が深いかもね…?伏姫いつも犬に騎乗した姿で描かれるからなぁ…
[良い点] フェンリルを言葉で倒せる女、ハル。 朱雀をいきなり弾劾裁判にかける女、ハル。 恐ろしい子! ま、白虎さんいわく、長い年月を生きてたものにとって「面白い」というのはお宝らしいから寄ってく…
[良い点] 返事コメントありがとうございます。 いやいやいやいや!!! 私、乗馬(本物の馬)体験は皆無ですぜ!!! 美術の課題でスケッチに行った乗馬クラブのベテランさん(サラブレッド:初心者は乗せ…
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