121 第4回 登場人物紹介
えげつないほど増えました。
まとめるの時間掛かった~。
とりあえず、お役に立てるか分かりませんが、「誰だこいつ」となった時に使ってください。
忘れてた人いたので、王子の叔母足しました。
あと忘れてる人いたら教えてください。
R6.5.18幼女を変更しました。
【注意書き】
表記のスキルは、120話までに出てきたものです。前回までの登場人物紹介で書いた部分は割愛しています。あと、思い切りネタバレしてます。
名前の前の記号は、〇が人間、◆が魔獣です。
【登場人物紹介】
〇結城 波瑠 22歳 158cm 4月12日生 O型
この物語の主人公。異世界の根幹を揺るがす鍵となるスキルを持つ、元は平凡な女子大生。洗脳されて考え抜いた全力の惨い制裁より、何気ない仕打ちの方が酷い天然キラーの気が。隣国の隠れ皇子にプロポーズされたり、勇者に未遂されたり、ゴリに端っこ持ってかれたりと隙が多い。そんな中、自分の気持ちに気付いたのに、当の相手には何故か当たりが強く、いつ関係が進展するのか作者にも分からない。
スキル:「ポイント交換」「天恵」「禁忌」「調合(合成)」「回帰」
***** レンダール *****
西側の大国でヨーロッパっぽい文化のある国
〇オーレリアン・ヴァンウェスタ(通称「王子」) 21歳 179cm 7月28日生 AB型
命を賭して国を守る女神の加護篤き第三王子。なのに、初求愛された相手がおっさん妖精であり、その前で主人公に告白するも伝わらず、腹筋チラ見せで誘惑しても冷えを心配されるなど、呪われているとしか思えない不憫属性。その代わり兄に可愛がられだして、本人は混乱を極めている。最近は仔犬化お父さんを隙あらば吸っている。酒癖が悪く、酔うと腕相撲から醜態を晒す傾向あり。尿酸値高め。
スキル 「天眼(隠し)」「強運」「記憶」「魔力譲渡」
〇ユーシス・フォルセリア 28歳 191cm 2月3日生 A型
世界で屈指の実力を誇るも脆さを抱える忠義の騎士。最近は、腐った神獣が腐った世界へ誘おうとするので、それとの攻防の日々。主に腐った神獣の運び係となっているが、子供たちやお父さん(仔犬化)、たまに幼女と、その膝には大概何かが乗っている。とうとう主人公の口の端への上陸に成功するが、相変わらず記憶から抹殺されがち。素手で魔物を粉砕できるので、もう騎士じゃなくて正式にゴリでいいかな、と思っている。
スキル 「鉄壁」「炎槍」「剛腕」
〇レアリス(一族名は「ミオ」) 24歳 185cm 10月29日生 B型
揺らがない精神力と強い信念で周囲を支える寡黙な護衛騎士。ただし、王子の「魔眼」とお父さんの「まゆ毛犬」が弱点と判明。その精神力はレジェンドたちも認めるも、主人公の「惨い制裁」の前にビーストモードになりかけたことも。水着はオフショルダービキニが好み。ユーシスの家族と何故か仲良し。最近は、サイフォンを交換してもらって小一時間眺めたり、水出しコーヒーにはまったりと、登場人物の中で最も充実した生活を送っている。
スキル 「隠密(隠し)」「空間把握」「剣術」
〇北条 有紗 21歳 168cm 12月10日生 B型
たゆまぬ努力で責務を果たす歴代最強の聖女。召喚時に主人公を虐げたのは、グリモワールによる精神操作だったことが判明。たまに失言や男性陣を煽る言動で、主人公を恥ずかしい目に遭わせる達人。でも、基本は男性陣には塩対応。ワイルドセクシー系が好みらしい。念願の夜ラーメンを食べて、次はハンバーガーとチーズたっぷりピザに炭酸ジュースという悪魔のセットを所望中。
スキル 「白き裁き」「聖なる炎」「聖戦」
◆マーナガルム(通称「ガル」) ♂ 多分12歳くらい ちょっと大きめのサモエド
強さと聡明さを備えた最強の次代を担う炎の申し子。落ち込む主人公を励ましたり、王子に義理固かったり、ファフニール戦では小技を効かせたりイヴァンをアシストしたりと、なかなかいい仕事をする仔犬。ノーム回で主人公たちの行方不明で理性を失ったお父さんとハティを止める実力があることが分かった。ちょっとクールな回が多くなったけど、まだ主人公にはこっそり甘える萌えを見せることも。
◆スコル ♀ 多分10歳くらい 中くらいのサモエド
慈愛に溢れ兄を支える風の魔狼の姫。お父さんとハティの暴走にも、ガルと協力して被害を食い止めたり、ファフニール戦では率先してイヴの守りに入ったりと、状況をよく見て的確に判断できる賢い子。ハティやイヴが一緒にいる時はお姉さんらしく振る舞うけど、まだ主人公やユーシスには甘えているよ。
◆ハティ ♀ 多分7歳くらい 小さめのサモエド
水に愛された天真爛漫な癒しの天使。セリカの時のお留守番と違って、ヴァンウェスタへの旅はみんな一緒で嬉しい様子。ノームに主人公が攫われた時は、お父さんと一緒に暴走してしまったけど、自分より小さいイヴのことを守ってあげる様子は、日々成長している証拠。最近は、イヴァンにフライングディスクで遊んでもらうのが楽しいようだ。
◆フェンリル(通称「お父さん」) ♂ 多分700歳くらい 馬より大きい
神をも滅ぼすと言われる最強の魔獣。そして、とうとう自分から主人公のペット宣言した、他の追随を許さぬシリアスの破壊神。またの名をフェンリエッタ・ペルポンタタロウ(通称ペルポンタ)。主人公にお仕置きで「まゆ毛犬」にされ、主人公のスキルからもアホ認定された。変身=カッコイイという幼児並の発想で仔犬化し、更にペット化の加速が止まらないが、本人は(王子に吸われるのを除き)かなり気に入っている様子。女神の泉に落とすと「綺麗なフェンリル」になって返されるのを期待し、みんな泉があったら「落ちればいいのに」と思っている。
スキル「破壊」
〇イリアス・デュセ・レンダール 24歳 181cm
大道に目覚めた沈着冷静な守りの要。腹黒キレキャラから不器用に王子を可愛がる兄にシフトチェンジ。何気にスキルが優秀で、重要な場面でこき使われ、魔力ポーションでのドーピングが常態化している。真面目なのでシリアス担当にしているが、主人公を筆頭にシリアスがなかなか定着せず、虚しいツッコミ役に回っている。この話一番の悪役顔が似合う男。本人は攻撃的な性格なのに、スキルは「守り」に特化している。←謎だ。
スキル「断絶」「看破(隠し)」「解呪」
〇アズレイド・クレイオス 28歳 193cm
イリアスの筆頭の近衛騎士。セシルの従兄でその妹にLOVE。平民なので、侯爵家の令嬢を娶るのに必要な爵位を得るために現在奮闘中。ヴァンウェスタへの旅では、憧れのリヴァイアサンに会えるとあって、ちょっとワクワクが止まらない様子。
スキル「神速」
〇セシル・ミルヴァーツ 26歳 183cm
類稀なる魔力と治癒の力を持つ枢機卿。侯爵家の嫡男だったけど、「神の声が聞こえる(嘘)」と言って家出した人。ニズの恋愛相談に乗ったり、面白そうだからとフォルセリア家へ押しかけてみたり、なんか人生楽しそうなオネエ。女子会大好きだし、ユーシスの恋人に立候補もするけど、本人は女の子も大好きです。
〇リウィア・ファビウス 20歳 170cm
魔獣も恐れない勇敢な公爵令嬢。真面目で女性らしい趣味もあるけど、父親の影響で男性を選ぶ基準が、「単独で魔物狩りができ、父親の威圧に堪えられる人」という特殊条件になっている。対セウェルス侯爵戦ではスキルが大活躍して、鞭が使えるという誰得情報が出た。主人公や有紗から何気にイリアスとくっつく誤解を受けている。
スキル「解毒」「絶対防御(隠し)」
◆リュシー ♀ 39歳 167cm
命を投げうつ子の意志まで抱擁する強い母。息子が不調でも、ちゃんとディスるのを怠らない強い母。主人公を、嫁を通り越して娘認定しているので、息子が主人公を押し倒したことはアウト判定だ。国王との再会エピソードは、息子がとある危ない目に遭い、国王に助けを求めたことがきっかけに。結構波乱万丈な人生を歩んでます。
スキル「結界」
〇アルセイド・ユナス・レンダール 享年25歳(今49歳)
兄アルフェリクの遺志を継いで名を捨てた現国王。度重なる主人公と魔獣たちからもたらされる情報に王宮はてんやわんやだし、息子が倒れたけどなんか幸せそうなので何も言えないのがちょっと鬱。でも、その分リュシーが近くにいてくれるので、それはそれで良しと思っている。最近の悩みは、隣国の皇帝(変態)が、友達になろうと連絡してくること。
〇アルフェリク・ネイヒル・レンダール 49歳(享年25歳)
名君の呼び声が高かったが、暗殺の矢に斃れた若き為政者。アルセイドの三つ子の兄。幼少期に三つ子で服の取り換えっこをして大人たちに悪戯していたが、何故かいつも妹の服を着させられていた。エフィーナとは政略結婚だったけど、幼馴染でもあったので結構純愛だったとかそうでないとか。
〇アルカレナ 49歳
秘された王家の末姫。アルセイドと三つ子の妹。黒の森で身分を隠していたら、なんやかんやあって教皇に選ばれてしまった。可愛い甥を助けるため、神殿の勢力争いにちょっとだけ手を入れた。
〇エフィーナ・ウァロ・アーセム・レンダール 47歳 166cm
レンダール王妃として誇りを持つ最高の貴婦人。アルフェリクがいつも女の子の格好をしているのを目撃していて「可愛いけどないな」と思っていたら、婚約者になってびっくりした。お陰で兄妹以外で唯一変装を見破れる目を養った。幼い頃から積み重ねた信頼と愛情が、今の王妃としての矜持を支えている。
〇レイセリク・ユナス・レンダール 27歳 182cm
政務を堅実にこなす有能な王太子。視力は治ったけど、昔の癖で眉間にしわが寄ってしまうので、身重の王太子妃にいつも眉間のしわを指で伸ばされている。もうすぐ生まれる子の名前を考えるのに、最近寝不足気味。
〇エルシス・トレス・レンダール 5歳 110cm
レイセリクの嫡子。未来の王太子。最近、生まれて来る赤ちゃんの名前に悩む父の姿を見て、「ふぇんりるがいいです」と言って大人たちをほっこりさせると同時に大変困らせている。女の子だったらどうすると聞かれて「ふぇんりえった」と答えたので、王太子の悩みが一層深くなった。
◆赤い竜(通称「レッドさん」) ♂ 多分900歳くらい ちょっとした平屋くらいの大きさ
炎を司る竜族最強の魔獣。最近はお父さんのお世話と称して、主人公たちの旅に同行し、主人公をフォローしたり、お父さんをネタに揶揄ったりとなんか楽しそう。昔ノリでやらかしたことからオルドウィケス族に加護を与えて守護竜になったことがバレた。本当は「ドライグ」という個別名があるが、主人公につけてもらったあだ名の方が気に入っている様子。このところ有紗と仲がいい。
◆ラタトスク ♂ 多分800歳くらい 愛くるしいエゾリス
魔獣の中でも最速級の俊足を持つ魔獣。その愛くるしさゆえに、可愛いもの好きの男達に構い倒されるという不憫な側面も。今は、レッドがお父さんについているので、彼のストレスはやや軽減されている。自分のしっぽをギュッとして寝るのが癖らしい。
◆白い竜(通称「シロさん」) ♂ 3000歳くらい レッドより一回り小さい
最古の部類の魔獣にして偉大な叡智を司る竜族の長。「グウィバー」という個別名があるが、主人公のあだ名も嫌いじゃない。そのしょーもない性格から周りの当たりがきつく、汚名返上とばかりに知識を披露するも「へえ」としか思われいないが、自業自得である。現在、北海にいるリヴァイアサンの所にお使い中。
◆ニーズヘッグ(通称「ニズさん」) ♀ 400歳くらい レッドより大きい
世界樹の泉を守護する黒い竜。セリカ編でレッドのギャップに心臓を撃ち抜かれた。その可憐さからレッドも満更ではないようだが、奥ゆかしい性格から一歩踏み出せずにいる。何故かセシルと仲良くなり、絶賛お泊り会を計画中。
◆フレースヴェルグ(通称「姉御」) ♀ 1000歳くらい 大きなハクトウワシ
世界樹の上層からエルセを見渡す魔獣。ニズとレッドの関係を嗅ぎつけ、ちょっと安心したので巣にいること多し。出番ない。
〇フォルセリア家の人々
・アマーリア・フォルセリア 47歳 茶色の髪 緑色の目
ユーシスの母。ルハルト辺境伯の長女で、フォルセリア家には誘拐同然に嫁いできた。治癒魔法を使えるさっぱりした性格の人。王子様のようなカッコいい人で、ユーシスは母親似。
・キース・フォルセリア 48歳 金髪碧眼
ユーシスの父。大きな商会をいくつもまとめる大商人で子爵家の当主。腹黒。アマーリアを略奪するように嫁にした。お姫様のようなたおやかな外見。
・ルーファス・フォルセリア 29歳 金茶の髪 緑色の目
フォルセリア家の嫡子で後継者。商才と容姿は父親譲りで、嫁と娘がいる。主に領地で仕事をしていて王都には滅多に顔を出さない。
・デリス・フォルセリア 21歳 金茶の髪 緑色の目
フォルセリア家の三男で、嫁がいる。容姿は父親似だけど、剣の才能があって、領地の私設騎士団をまとめている。
・ダリル・フォルセリア 15歳 金茶の髪 緑色の目
フォルセリア家の四男。ユーシスのミニチュア版で、剣の腕もある。ユーシスと違って裏表のない性格のようだ。
・イーデン・フォルセリア 12歳 金茶の髪 緑色の目
フォルセリア家の五男。父親似で女の子みたいな容姿だけど、快活で動物が好き。
・フィオナ・フォルセリア 10歳 金茶の髪 緑色の目
フォルセリア家の末っ子で、唯一の女の子。10歳とは思えないほどのレディっぷりであり、レアリスがお気に入り。母親似なのでユーシスにも似ている。
〇ファビウス公爵家の人々
・エレミアス・ファビウス 43歳 178cm 蜜色の髪 トパーズの目
リウィアの父。公爵家当主。容赦ない粛清をすることから「深紅の猟犬」と呼ばれる武闘派文官。リウィアとは外見が瓜二つらしい。
・レナトス・ファビウス 12歳 155cm 蜜色の髪 トパーズの目
公爵家の第二子で長男。魔力欠乏症だったが、姉の尽力により回復。
〇イヴァン(一族名はオルドウィケス) 30歳 199cm 赤い髪 金色の目
一族の生き残りで、苛酷な生を歩んできた〝竜殺し〟。一族の宝剣〝カラドボルグ〟を巡って一族が滅びた後、剣闘奴隷として見世物になって生きてきた。妻子を亡くしたことから、同じく両親を亡くしたイヴを引き取る。奴隷としてオクタヴィアと出会うが、その凛とした生き方に惹かれ、共に生きる未来を選んだ。大らかで人の事を良く見ていて、周りに安心感を与えるタイプ。ワイルドセクシー系で何かあるとすぐ脱ぐ癖がある。加護を受けているのに〝竜殺し〟っていいのかレッドに聞いたら、『別に我のことではないし』と軽く言われた。目下、イヴにいつ「お父さん」と呼ばせるか悩んでいるところ。
スキル「竜化」
〇オクタヴィア・セウェルス 27歳 172cm 黒髪 深紅の瞳
夫の非道に必死に抗った健気な侯爵夫人。妖精バンシーの血を引く一族の出。社交界の中では、その絶世の美貌と残酷な行為を噂され、〝アルテの毒華〟と呼ばれていた。その実は、一族の不正から目をそらすために着せられた汚名であり、夫の行いから少しでも被害者を救おうと奔走していた勇気ある女性。ネーミングセンスがちょっとアレで、びっくりすると表情が幼くなって可愛くなる。自分と重なる過去を持つイヴァンと惹かれ合い、彼の連れていたイヴを可愛がる母性の強い人。本当の名は「ラナ」。
スキル「宣告」「鎮魂」
〇イヴ 5歳 赤い髪 青い目
両親を病で亡くした孤児だったのをイヴァンが引き取った。イヴァンを「おじちゃん」と呼ぶ。主人公たちは優しいし遊んでくれるから好きだけど、一番は「おじちゃん」で、オクタヴィアはその次に好き。でも将来はガルと結婚するらしい。
〇ザカリアス・セウェルス 35歳 185cm 金髪碧眼
私欲を満たすため国の破滅も厭わない大望を抱いた奸臣。古都アルテを中心とする裕福な領地を持つ侯爵。理想的な貴公子と呼ばれる穏やかで美しい外見とは裏腹で、その性格は冷酷かつ残忍。自分が至高の座に就くために、禁忌と言われる死霊術を掘り起こし、意に沿わないオルドウィケス族を滅ぼすなど、その罪は広域かつ重大なもの。力のあるもの、美しいものが好きで、妻のオクタヴィアの容姿が衰えることから妊娠を厭う態度を見せていた。笑い要素のない、作者のストレス要因のちゃんとした悪役。
スキル「模倣」「置換」
〇大司教 56歳
利己的な思想を掲げる権力志向の似非聖職者。能力は凡庸であるが、非常に強い権力欲と征服欲があり、禁術を用いることも厭わない俗物。禁術により自分で手を下さないやり口で、神殿内や王宮にも根を伸ばしていたのをザカリアスに目を着けられた。どうやらセリカの一派と手を結んでいて、先王の交代劇にも絡んでいたようだ。奸計に長けるも、主人公の素っ頓狂な性格を前に計画を崩され、あえなく野望は潰えることになった。
〇レネ 25歳 178cm 黒髪 青い目
オクタヴィアの従者で実の弟。イヴァンを逃がし、カラドボルグを渡す手筈を整えた。ザカリアスの被害に遭いそうな使用人を逃がしていたのも彼。
◆ファフニール ?? 真っ黒な竜
猛毒で大陸を死の大地へと変えた貪欲の竜。数百年前の所業から討伐され、セウェルス侯爵が蘇らせて〝深淵〟となり、主人公たちと一戦を交えることになった。主人公のおかしなスキルにより浄化されて転生し、現在は卵状態でレアリス氏が抱っこしている。
***** セリカ/シナエ *****
東方の大国で中華風の文化がある国
◆白虎 ♂ 3000歳くらい お父さんより一回り大きい白い虎
白い竜とともに最古と言われる東方の守護神たる四獣の一角。ちゃっかり密入国した玄武を迎えに来るような、気遣いのできる大人な魔獣で、爽やかな青年のようで若々しい雰囲気。一応東方ではリーダー格の魔獣だけど、お父さんに懐かれているので、一番西側に来ることが多い。何やら、世界の創造神について関係があるようだ。
◆朱雀 ♀ 2500歳くらい お父さんより一回り大きい赤い鳥
滅びと再生の象徴である四獣の一角。貴腐人その1。白虎とともに、いろいろと手のかかる魔獣たちを束ねる姉御肌。四獣として振る舞うときはまさに貴婦人で、普段は「あたし」と何故かギャル風の喋り方をする。
◆玄武 ♂♀ 2800歳くらい 通常のレッドくらいの大きさ
「霊薬の宿主」と言われる長寿と生命の象徴で、東方で最も信仰を集める四獣の一角。腐った嫁メイ(亀)と、愛妻家の夫クロ(蛇)。引きこもりだったが、主人公の面白さに興味を持ち、霊山から出てきた。夫婦ともども主人公一行に同行しているが、奔放な嫁のメイがお父さん級の災いを引き起こしている。現在、嫁(貴腐人その2)がユーシスを腐った世界に誘おうとしていて、夫のツッコミが絶えることが無い。嫁→細身の貴公子的男子が好き。夫→嫁が好き。
◆青龍 ??? 多分青い龍
シナエの東方領域をねぐらとするレジェンド。セリカやシナエでは神獣と呼ばれている。やっぱりまだ出てこない。
〇リヨウ 25歳 175cm
文治の才を秘めた、セリカの賢明なる第十皇子。白陵王の反乱を経て、現在立太子に向けて準備中。勇者が絡んだ案件で、皇太子になる準備で忙しいのに、立候補してレンダール使節団のリーダーとなる。より立場が近くなった皇帝とファルハドのバトルを諌められるのは彼しかおらず、首都セラの皇城では周囲から頼られっぱなしだとか。・
スキル「腐蝕」「自己治癒」
〇ファルハド 29歳 188cm
勇猛でカリスマ性を備えた武人の皇子。この度、めでたく(?)皇子認定をすっ飛ばし、西の封王として西戍王となりました。皇帝の庶出子として隠れる必要もなくなったので、堂々と銀髪も晒すようになった。主人公にプロポーズし、最初に意識してもらえたやり手。王子に転移を習ったので、頻繁に主人公に会いに来られると思っていたら、皇帝にいいように使われている最中。最近は、皇帝から受けるストレスが強まったので、すぐチャンバラが始まり「西戍王御乱心」という言葉が皇城でトレンド入りしている。東のユーシスというくらい女性にモテるはずなのに、何故か妹と昔の部下からの当たりが強い。
スキル 「威圧」「風塵」
〇サルジェ 36歳 185cm
白陵王の側近として、忠義を尽くし主君を諌めた正道をいく武人。現在事態の収拾で忙しいのと、レンダールに来るとイリアスが引き抜こうとするのでアスパカラでお留守番中。
スキル 「鼓舞」「統制」
〇ツェリン 33歳 173cm
サルジェの盟友。白陵王の陰謀に巻き込まれたけど、現在妻子と無事に再会できたので、サルジェと一緒にアスパカラで事態収拾に奔走中。
スキル 「糾合」
〇アルジュン 27歳 184cm
寡黙な武芸百般の武人。引き続き期門としてリヨウの護衛に当たっている、ただの人見知りみたいだけど本当は結構凄い人、らしい。相変わらずのハニカミ屋なので、再登場からほぼ一言も喋っていない。今回はラタトスクがいなくて残念がっているが、仔犬化お父さんにズキュンとなっているようだ。
〇ラハン 21歳 176cm
守護の技量に優れた期門。アルジュンと同じくリヨウの護衛として活動。陽気なおバカキャラは相変わらずで、酒に酔うと王子と一緒に醜態を晒す。多分レンダールの中でレアリス氏と一番気が合うと思われる。
〇リシン 46歳 184cm
懐の深さと非情さを併せ持つセリカ皇帝。主に変態担当。三度の飯より美女が好き。美女に見えれば王子の「オレリア」も大好き。娘や息子、他人の息子からも「気持ち悪い」と言われている。実は古い神の加護を受け継ぐ人で、きっと加護を授けた神は後悔していることだろう。今、レンダールの王とお友達になりたくて、せっせとお手紙を送っている。
〇白陵王 60歳
皇帝になれず虚構の栄華を追い求めた元皇族。セリカや一部レンダールの争乱に加担しており、古くから暗躍していた悪い人。現在、取り調べで拘禁中。
〇リエン 26歳 178cm
皇太子争いに敗れた第七皇子。蟄居中であるが、たまにオレリアを思い出してしまい、遠い西の地に想いを馳せている。皇帝の血筋、恐ろしや。
◆迦陵頻伽 ♀ 青地に赤の差し色が入った小鳥
シナエの守護者朱雀の眷属。通称:びんちゃん。主人公と王子とハティが大好きで、お使いが得意。『朱雀様。何かお使いはありませんか?』『む。今度は妾が直接行く』『ええ!?』
〇スイラン 20歳 162cm 黒髪 黒い瞳
セリカ第八皇女。母方の実家に圧力を掛けられて結婚を強いられるが、家庭に納まるのが嫌で最適な結婚相手を探していたところ、王子に目を着けて求婚した。素手で魔物を粉砕するのが得意で、日々武闘に磨きをかけている。父のことは変態、兄はアホ、兄は軟弱だと思っている。
〇メイシン・メイリン 159cm 黒髪 黒い瞳
スイランの護衛の双子。ファルハドは以前の上司だが、女たらしだと思っているので、本人のために隙あらば貶そうと心に決めている。泣きボクロがあるのが姉のメイシンで、少し髪にクセがある方が妹のメイリン。
***** その他 *****
〇生田 夕奈 召喚時20歳 聖女 164cm
歴史上、最初に聖女と呼ばれた才媛。しかしてその実態は、「宗教画」や「聖典」を武器に腐活動を推進する貴腐人その3。綾人が送還された後もエルセに残り、護衛騎士と共に王に追われているという証言が出てきた。綾人が残したと思われた「たぬきの暗号」は、夕奈が残したものと判明。逃避行中に何らかの情報を得たと思われる。
スキル「聖戦」「魔術創造」
〇生田 綾人 召喚時18歳 183cm 8月27日生 現在21歳 勇者 O型
歴史から消された勇者。主人公のスキルで再召喚された。その強さは軍一団に及ぶほどで、勇者の名声を恐れた時の王の策略に掛かり命を落とすところだったが、何らかの原因で日本へ強制送還された。歴代で勇者と冠したのは綾人だけである。すでに姉は他界していると確信して心が弱った時に主人公に癒され、思わずチューしようとしてガルに阻止された。ユーシスと違った方向のモテ男で人生勝ち組臭が漂う。
スキル「武具創造」「聖なる盾」「英雄」
〇リュウキ 30歳 205cm 灰色の髪 灰色の目
古き時代のセリカ最高の武人。三百年前の大将軍で、顔は怖いが、単身魔物の巣へ乗り込んで綾人を助けたり、夕奈を得ようとする勢力から守ったりと、「惚れてまうやろー!」という立派な人。そんなんだからテオドールからは敵視されていた。
〇テオドール 25歳 190cm 淡い金髪 青い目
聖女に忠誠を捧げた冷酷な騎士。三百年前のレンダールで一番の騎士。伯爵家の私生児として冷遇されていたが、実力で夕奈の護衛騎士になった。なんやかんやあって、夕奈に崇拝に近い恋心を抱き、以降は夕奈にだけドМになるという危険な属性を発揮。夕奈が王に追われている時に一緒にいたのはこいつのようで、逃避行もご褒美の可能性が浮上。外見は、夕奈が「宗教画」にするくらいカッコよかったようだ。
〇ユノ ?? 銀髪と紫色の目
270年前の放浪の女神と呼ばれた平民出の傭兵で、現レンダール王家の始祖。腐敗した当時のレンダール王家を刷新した英雄。
◆リヴァイアサン ???
夕奈の足跡を知っているかもしれない魔獣。王子の領地ヴァンウェスタの東にある北海の住人で、白い竜とも知り合いらしい。
?封印された古龍 ???
主人公のスキルで魔物を鑑定した際に出た瘴気の発生源。この世界の果てと呼ばれる迷宮にいると思われる。前回から特に情報の進展なし。
?スキル ???
主人公のスキル「ポイント交換」。レベルMAXになり、更に主人公たちに介入してくるようになったおしゃべり好きのスキル。現在、血液を鑑定すると、血液型や健康状態を判定してくれる。最近イラッとしたのか、お父さんのことを「アホ」または「バカ」としか表現しなくなった。
今、このお話で、一番謎の多い登場人物(?)
なんか、小ネタと中二病的紹介を挟んでたら一万字越えてしまった。
人数も六十人超えで、思わず笑ってしまいました。
見てて思ったのは、みんな変な人だなぁということです。
来週更新はちょっとお休みになるかもしれません。芋掘る予定なので。
頑張って書けるようお祈りください。




