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第二話 無表情少女、パルスィです  その一

他の小説や仕事探しなどで書くのが遅れました、すいません。他の小説もよろしくお願いします。

錬金術師の家系に生まれた美少女、イリス・アルフオンです。私はいま、前世の記憶を思い出しました。 


「思い出したわ、、、、わ、私は、、、、エルギン、、、、、エルギン・ファンス」


 魔法発動時は脳と魂、そして体中の神経が同時にリンクすることで最大限魔法を使用することができます。つまり、その時に触れた魔法陣が魔力に反応したことで魂に刻まれていた魔法経験がその当時の記憶と一緒に蘇ったということ。


 「、、、、、、、、!!こんなことしてる場合じゃない!!!早く逃げないと」


 そして前世の記憶を思い出した私は、かつて魔導士として使っていた魔法をもう一度使うことにしました。


 「え、えーと、どうやるんだったかしら、確か詠唱無しでもできていたような、、、、」


 昔の記憶を頼りにどうにかして魔法を使いたいと思います。魔導書に書いてあるのは知識だけのはず、使うにな技量がなければ魔導士にはなれません。普通の人間は魔力を操作することができないので魔法は発動しないんです。


 「えーっと、、、確か、、、、風の精霊たちよ、囚われの罪なき者のため、その力を授けたまえ、、ウインドブレイドオブメルシー{慈悲の風刃}!!!!」

 「ズガァァァァァァァァァァァン!!」

 「、、、、、、、あれ?ちょっと強すぎたかな?」

 何とか最上階の壁を破壊することに成功しました。。詠唱の言葉を間違った気がしましたが、まあできればそれでよいのです。

 


 「ん?あれは、、、」

 「お!おい!!塔の最上階が爆発したぞ!!!いったい何が起きたんだ!!!!」

 「そんなの俺が知るかよ!!」

 下が慌てているので気になってみると駆け付けた敵の増援が外で待機しているのが見えました。ああやって調子に乗った人が慌てるのは気分がいいです。


 「さてと、流石にこれだけの魔導書があるのはもったいないわね、持っていける分だけ持っていきましょうか」



 そもそもハイルラ帝国とクラーシス帝国は大きな島国・パーミディアにはミラティスタの宝石と呼ばれる魔導の原石がパーミディアの土深く眠っている土地なのです。

 魔導の原石はこの大陸にしか存在せず、これには魔力を増幅することと魔力を感じ取れる力があるため魔法が使えることができた。

 だからこの大陸の人間しか魔法が使えなかったみたいです。


 ミラティスタとはこの大陸にいた女神であり、その原石を作り所有していたことからミラティスタの宝石と呼ばれていたそうです。別の大陸から来た人間が住み着き、ミラティスタの慈悲深さと優しさに救われた者たちが集まったことでミラティスタを崇拝する宗教ができたとのこと。

 そこから意見の食い違いにより二つの帝国が誕生したらしいです。

 


 「、、、、、あ!!そういえばユニークスキル「異空間」が使えるんだった!!、、、、まだ記憶が全部戻ってないのね」


 記憶が完全に戻ってないせいで自分が使える魔法やスキルが分からない状況をどうにかしてカバーしないと。



 「扉に鍵が掛かってる!!扉を破壊して捕まえるんだ!!!」

 「本に時間をかけ過ぎたわね、でも全部本は頂くわ!!、、、、、、、それと今までのお返し、10倍増しで返してあげる、、、、」

 「お!おい!!上を見ろ!!錬金術師の女が出てきたぞ!!!」

 「バカめ!!小娘ごとき何ができるというんだ!!あの金づるをさっさと捕まえてしまえ!!!」



 、、、、、、、、、、、、虫唾が走る。

 昔、こんな状況を見たことがある気がする、なぜか口調が男っぽい気がする。


 そういえばイリス・アルフオンの幼いあの頃、なぜか私は当時自分を「私」ではなく「俺」と呼んでいた。なぜそうだったのか、今ようやくわかった。魂が男として生きてきたから。

 

 俺は、、、、、、いいえ、私は、、、、、、



 「、、、、、、ねえ、あなたたちは前世を信じる?」

 「な、なんだ?何言ってんだあいつ」

 バージルの下っ端は何を言っているか理解不能という顔をしていた。


「下賤な輩の者たちよ!!私はイリス・アルフオン!!これからあなたたちにこれまでやってきた悪行の報いを受けさせる!!これは神に代わってこの私が天罰を下す!!!」

 「、、、、、、、あはははははは!!あいつマジか!!!報いだってよ!!!!!」

 「ハ!!なにが神に代わって天罰だ!!!神なんてもんはいねえんだよ、、、、、、、、、ヒ!!!」

 「黙りなさい、生きる価値もないクズども」


 スキル「威圧」を使いバージルの下っ端を黙らせ恐怖を与えた。

 ちょっと神を馬鹿にされたみたいでキレちゃいました。

 そういうと私は、壁に開いた穴から飛び降りた。



 「と、飛び降りやがった!!!!」

 地面に落下中に風の魔法を発動したことで体が浮いたことでこう言い放った。



 「な!なんで浮いてんだ!!なにがどうなっていやがるんだ!!!ただの錬金術師の貴族のはずなのに!!!!お前はいったい、、、!!!」

 「確かに、、、、、私は錬金術師の貴族、アルフオン家の娘、、、、、、だがそれは今の話、、、前世の記憶が蘇った今、魔法を使う魔導士、、、、、」


 そういうと空には暗雲が立ち込め、雷の音が響き始めた



 「な、なんだ!!空に雲が、、、、、それに雷も!!!」

 「な!!魔導士だと!!魔導士は200年も前に滅んだはず!!!そんなのいるわけ、、、、、ん?、、前世の記憶が蘇った?、、、、、、、まさか!!!!!!」

 下っ端の一人がさっき言った私の言葉で合点がいった。


 そう、この俺こそ、、、、、、




 「そう!!この私!!いや俺は!!かつて200年前に滅んだ帝国、ハイルラ帝国の魔導兵士であり魔導士!!!エルギン・ファンスである」




ぼちぼち他の小説と一緒に投稿するのでそっちのほうもよろしくお願いします。

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