青
気の向くまま書きました。
僕は青だけが好きだ。
だから、青い空と青い海を見に行く。
今日は曇りだった。
雲で覆われた空は正直嫌だ。
雨なんて以ての外だ。
そんな僕にも一度だけだが、青以外に一回だけ好きな色が出来た。
僕は恋をした。
白いワンピースを着た女の子に。
君は眩しいくらい白かった。
服、顔、足全て白かった。
その時から白が好きになった。
僕はその日からずっと、君の姿を目で追っていた。 雲が空を覆っていても、気にならなかった。
僕の世界には君がいるだけで十分だった。
青い空も青い海もいらなかった。
ただ、白い君を見ていた。
僕は多分その時だけ、青より白が好きだった。
ある日だった。
君は赤いワンピースを着ていた。
いつも着ていた白いワンピースではなく。
僕は怒りと悲しみを覚えた。
何故、君は白ではなく、赤なのか?
君には白が一番似合うのに。
僕は聞いた。
「何故赤いワンピースを着ているの?」
君は答えた。
「赤のほうが好きだから。」
僕は走った。
僕の恋は終わった。
僕の好きな君は白い君で赤い君ではなかった。
第一僕は赤が一番嫌いだった。
血を連想するからだ。
だから、赤い君は嫌いだ。
そして、白い君は僕の中から消えた。
その時、僕は白は好きではなくなり、青がまた一番好きになった。
今日も僕は青い空と青い海を見に行く。




