04話 知識人。つまり貴族の様な。
今回少し少ないです。
意味もなく分身
分身(´・ω・`)=(´・ω・`)分身
知っての通り、あの店に居たらまた襲われそうでやばい。
なのであの勇者の噂を頼りに進もう。
情報が多く聞き出せそうな酒屋でスタンバイ。
情報が無いのでそこら辺の人に聞いてみる。
「あの、勇者って何処にいるかわかります?」
「おう、知っとるぞ。お.も.て.なぁ.しだろう?ほっほっほっほ」
そう言って聞いたお爺さんはどこかへ行ってしまった。
「.........」
よし、ちゃんとした人に聞かないとなぁー
ここが異世界なら貴族がいるはず!
ちょっと聞き込み開始じゃぁ!
「あの子勢い良く出てったなぁ、可愛かった...眼福眼福。」
「おいおい、まだ幼女だぜ店主。だがあれは天使だな。大きくなったら美人になるぜ、がはははは!」
場所と時間は変わって屋敷の前。1人の幼女が眺めていた。
「やっと辿りついた。よし。門番さぁぁん!」
そう呼んだ後、直ぐにアナウンスが聞こえてきた。
『只今、営業時間外となっておりry』
「ふざけんなぁぁぁ!」
門番さんは隣で門に寄り掛かって寝ていた。
しばらくして.....
「すまないねお嬢ちゃん。今領主は居ないんだ。」
執事の人?が中から出て来て私に向かってそう言った。
「は?ふざけんなよ、折角ここまで来たのに!」
「ですが、たいへん大変申し訳ないのでs「おい執事、嬢ちゃんを通せ」」
「はい、了解致しました。」
さっきの頑固さとは裏腹に、あっさりと中へ案内する執事さん。苦労人の雰囲気しかしない。
正面口から中に入ると大広間があり、その左右にある通路と真ん中の上に登る階段があるような、何処かの空想上の屋敷を想像させる作り。
自分は執事さんに連れられて一つの部屋に入った。そして、目の前には強そうなおっさんが座って待っていた。
「あの、勇者達って何処にいるかわかります?」
「何故そんなことを聞く?」
おっさんは煙草を吸いながら聞いてくる。
かっちょいいー
「それは言えない。」
自分も勇者かもって事は知られたら何されるか分かんないしな。
「分かった。勇者は王都にいる。私からも招待状を出しておく。あと、馬車を一台貸してやろう。」
んー?何故こんなにしてくれるのかな?
まあ、貸してくれるなら有り難く貸して貰おう。
「ありがとうございます!」
取り敢えずスマイル。
これで大体何とかなる(多分
「出口はこちらになります。」
執事さん、疲れ切った顔をしておる。
可哀想に。
バタンッ
扉が閉じる音がしてから執事はきいた。
「何故あのような幼女と面会したのですか?」
「ああ、あの子の心理が...見えなかったのだよ。」
「!?それは....」
「ああ、あの子のような幼児が、どれだけ心の傷を負っているのか...」
「ですが、何故国王に招待状を?」
「それは、あの子が勇者と面識を持っている様な話し方だったのでね。王に近い立場の私が招待状を送れば、会えるであろう?友達とな。」
いつの間にかにやりと唇を歪ませていた。
そう、主人公が面会した貴族は心理が読めて武術も嗜んでいて加えて国王の親友と噂の、
グレイン=シューベルトその人であった。
こんにちは、私せねきさんです☆馬車は貸して貰ったのだが操縦が出来ない。馬は言うことを聞いてくれず、そこら辺の草をもしゃもしゃと食っております。詰んだぁぁぁ!
『目の前に人が飛び出して来た!』
馬は反射的に蹴ってしまった!
思わず、「farー」と言ってしまうほど遠くへ飛んで行った。
何だったんだ。
あの人も、災難だったなと思いながらも馬に人参棒をチラつかせながら歩いていくほど2時間後、大きなお城を中心とした大都市が見えてきた。その頃には馬車も止まり、馬が私に襲いかかった!
こちらも始めに入った街と同じく、大きな塀で囲まれていた。そして、門の前に行列が出来ていたので馬車でそこへ並ぶ。
(予備の人参あった。)
ゆっくり待つ事20分。
兵士...と言うよりも着飾っているので貴族さんかな?がこっちへ来て、
「すまんな、今日は人数が多くてね。入国許可証をお持ちですか?」
おお、イケメンスマイルだ。
「許可証は持ってないですが、招待状の様な物はありますよー」
貴族さんは手紙を受け取った。
「ふむふむ、なるほど、使者様で御座いましたか。宿は有りますので無料でどうぞ。」
な、なんだってぇーあの貴族のおっちゃん、宿まで用意してくれたのか...
門番さんに会釈した後、門の中に入る。
すると中世ヨーロッパ並の町並みがそこにはあった。人がたくさん歩いていて、屋台も出ている。沢山立ち並んでいる宿の真ん中に泊まる宿が。これ、豪華ですねぇ!
次回、主人公死す!ジュエルスタンバイ!
(死にません。)