03話 幼女転生、したみたいですぅ!
どうも、作者の元はむばーがーです。
いやあ、最近寒くなって(殴
誤字脱字指摘してくれたら改稿します。
ブックマーク、コメント待ってます!
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「はっ、夢だった!」
起きてみてこんなネタをしてみた。が反応なし。
どうやら草原に倒れていたみたいだ。
さらに、自分は薄いワンピースのような服を着ていた。普通に女装していた。
加えて、皆が居ない。ぼっちだ。
そして絶対に此処は日本ではない。
何故なら隣にぴょんぴょん跳ねるかの有名スライム君が...え?
【スライムがあらわれた!】
伊津はどうする?①逃げる②屈しる
は?
「えっと、こんにちは〜」
スライム「.........」
なんか跳ねて飛んできた。
「あわわわわ!」
一目散に逃げだした。なんで転生すぐに魔物がいるんだよ!と思った。
ぽよよんっザッ
【しかし逃げられなかった!】
突然目の前にスライムが!
うわぁぁぁぁ!
最早ホラー並。
全速力で逃げていった。
で、何故逃げたんだ!最弱キャラだぞ!
と思ったそこのあなた!いや、テ〇スラっていうアニメではめっちゃ強い奴もいるんです。
加えて、R18だと体にまとわりついてくるやつ。
こわい。
随分走った時、お城の様なでかい建物を見た。
「あ、彼処に逃げられれば!」
さらに走って20分後、ようやく建物に着いた。
「これ、建物って言うか...街だ!」やっほぃ!
城門の前に居る兵士に声をかけた。
「ここは何処ですか?あと助けてくだぁぁぁぁいやぁぁぁ」
突然着いてくるだけだったスライム君(名前付けた)が背中の所に張り付いた。
めっちゃ背中が冷たいぃぃぃい
「ふにゃぁぁぁぁあ」
変な声を出して恥ずかしい思いをした。
スライム君、許すまじ。
「ここはフィラの街さ。此処を通るのにお金がいるが...何故外に居たんだ?」
ここは嘘をつくか。仕方ない。
「えっと、外にお散歩!」
兵士さんは考え事をした後、聞いてきた。
「お嬢ちゃん、名前は?」
え?と僕は固まった。そう言えば声の高さも半オクターブ以上?高くなってるし、さらに....これ、銀髪になってる!これって所謂TS転生!?見てたら良いぞもっとやれ気分だけど実際になると...
やっほぃ!
ガッツポーズを決めてると、兵士さんが変な目で見てた。解せぬ。
「おーい、(特に頭)大丈夫かい?」
兵士さんが聞いて来た。それと、名前かぁ、それはもう、決めてるんだよね!
「私はせねきです!あと、お陰で助かりました!」
そう、せねきさんとはゲーム内でのニックネームなのだ!一時期有名になったので知る人ぞ知るレアキャラとなっている。もちろん女の子という設定だった。つまりネカマ。キモいと思ったそこのあなた!
その通りですすみません。
「無事で良かった。ここはアフリム。まあ、田舎者には王都と呼ばれているね。ちゃんと次からは保護者と来ようね。せねきちゃん。」
「ありがとう!」
しっかり営業スマイル。
門に近づくと、開けてくれた。
「頑張れよ」
と、通して貰い、兵士さんにお金をお小遣いとして少し貰った。幼女スマイルは金になる!
そういえば、幼女になったと言ってもどれだけ可愛いかわかんないな、あとで確認しよう。うん。
貰ったお金でリンゴを買った。そして食べながら聞いた。
「おーいりんご屋店主、最近なんかあった?」
「嬢ちゃん妙に馴れ馴れしいな、ニュースと言えば、勇者達が異世界から召喚されたみたいだぜ?うおっ!」
俺が突然乗り出しだからびっくりしたみたいだ。
「勇者?」
「あ、ああ、そうだ、勇者達が召喚されたからこの街も平和になるとさ。」
ん?勇者?僕達は転移?なんか引っ掛るなぁ...
「嬢ちゃんは宿はもう決めたかい?」
あ、やべぇ宿無かった...お金は後少ししか無かったなぁ(´・ω・`)ショボ-ン
「宿無い...安いオススメ宿ない?」
「それだったらうちに泊まるかい(無料)?可愛い子は大歓迎だぜ?」「え?いいの!?」
予想外だったので直ぐに聞いた。
「お、おう、まあ空き部屋もある、ゆっくりしていけ?」
「ありがとうございます!」
そんな会話も程々に、部屋に入った。
「それにしても勇者かぁ、ん?そう言えば!」
俺は叫んだ。
「すてーたすおーぷん!」
しかし、何も起こらなかった...とはならなかった。...良かった....
ステータスを確認したらこんな感じだ。
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ステータス
素早さ 10
力 8
頭脳 27
魔力 14
幸運値 70
称号【転生者】
スキル
【闇魔法Lv∞】
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..........ん?なんかスキル少なくない?
スキルの概要は...なになに...
【闇魔法Lv∞】
闇に関する魔法。つおい。やばい。
詠唱?そんなもん自分で覚えんかい!
て、適当過ぎんだろこれ...って説明文さん仕事してぇぇ...
ん、まあこれくらいかな?やばいスキルは...てか説明さん酷くね?詠唱くらい教えて...
ん、これしか無いやん。
心配だなぁ!(´・ω・`)
せっかく異世界に来たんだし、俺Teee!したいなぁん?今は私Teee!か。
そんなことはどうでもいい。
あれだ。自分の体の確認だ。
卑猥な意味はないのだ。
着ていたワンピースを脱ぎ、何故かその下に知らない下着を着ていたのでそれも脱ぐ。
そして、恐る恐る鏡の前に立ってみると、そこには銀髪の美少女がいた。
「なんだこれぇ!めっちゃ可愛いやん!」
ぴょんぴょん跳ねて喜ぶ。喜びの舞だ。
胸は...今後に期待だ。
そして下は...少し触ってみる。
「ひゃぅっ」
だめだぁぁ!
ぼふぅっ
さっきのはベットにだいぶした音だ。
その後しっかり服を着て、明日に思いを馳せて、深い眠りに落ちていった...
.....はっ!見慣れない天井?
私は確か泊めて貰って居たはず。
「えっ、これ手錠!?んん、取れない..」
そう。更に手錠と縄で縛られていたのだ。
この石造りの部屋には私以外いないようだが...
ガチャッ
「誰だ!」
咄嗟に現れた奴に警告を発する。
するとそいつは怪しく笑い、口を開いた。
「ほう、こいつは上玉だなぁ、俺が欲しいくらいだぜ。」
男が私を舐め回すように見た。
「ふざけるな!この野郎!ふにゅぅ...」
手錠があって縛られていたので突っ込めなかった。そう。突撃脳なのだ。
だって日本人だもん!
ふにゅぅって言ってるのは自爆したからだ。
「まあ、逃げようとなんぞ思うなよ。逃げようとしたら即発砲して売っぱらってやるぜ」
盗賊さんが私に銃を向ける。
私はガクガク震えた。
....暫くして....
「大丈夫か!」
ドタバタと誰かが入ってくる音がした。
そう。あの時の門番さんだ。
「門番さん!ここです!助けて(棒)」
「よし、今助けるぞ!」
「少し弄るから動くなよー」
ガチャガチャ....バキン
鍵が外れた。ありがとう門番さん!
「門番さん、ありがとう!で、どうしてここに?」
俺のその質問に目を見開いた門番さんは顔を伏せてから、私に服を渡した。そう、私はいま半裸状態なのだ。おおう、素晴らしい砂丘が...
.....そっとしておこう。怖くなった。
「さて、服着たし門番さん教えてくれませんか?」
また同じ質問をしてみた。すると、
「実はね、嬢ちゃん、ここの盗賊のアジトは元々場所が割れてて、討伐依頼があったんだ。
因みに、俺は門番じゃなくて冒険者さ!」
え、この人門番じゃないの?あ、あれか、クエストの中にあるのかな?
そして、私は盗賊の人に連れてかれていたようだ。相変わらず扇情的なこのワンピースがいけないんだ、きっと。
「ありがとう冒険者さん。またあえたら会おうね!」
そう言うと、
「おう!」
と勇ましい返事が返ってきた。紳士だ。多分。
暫く歩いて...ここは門から少し出た所。草影もあって魔法の練習に最適だ。よし。兼魔法漫画には確か.....体内にあるマナを動かして....
くっ、けっこうむずい。ぐぬぬぬ...
続ける事2日後...
「ん、んんん」
大体動かせるようになったな。よし。魔法を使ってみよう。んーと、小規模だから....
「《エクスゲート》!」
ブォンって音がして前にタンスぐらいの大きさの空間の隙間を作ることが出来た。ん、なんか使っているとくすぐったいというかぞわぞわする...
そこを通るとある広場に出た。門の中の家の横だ。すげえ。
「よし、この調子で!」
盗賊1「おうおう、あの子可愛ええなぁ」
盗賊2「いいねぇ、あのバカっぷりが素晴らしい。」
幼女を付けると草むらへ入って行った。
盗賊1「あっ、ここで取り押さえてやろうぜ」
盗賊2「流石っす兄貴!」
すると、その幼女がぶつぶつと何かを言ったら、その姿が消えた。
盗賊1「は?」
盗賊2「流石っす兄貴!」
盗賊1「え?」
盗賊2「流石っす兄貴!」
どうやら盗賊2の方は壊れたようだ。盗賊1もポカーンとしている。
二人「「何だったんだ...夢だな。寝るか。」」
その後その二人が道端で寝ている状態で見つかったのは言うまでもない。