表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/10

07話 救出と僕たち

「羽田君、相手は強敵。逃げても良いんだよ?」



そう河村が諭すが、ため息をついた。



「そう俺に言ってもお前、1人でも助けに行くんだろ?じゃあ俺も行くよ」



「ぐっ、何故バレた。1人で助け出して銀髪幼女に惚れて貰ってあわよくばお兄ちゃんって呼んでもらおうと思ってたのに....」



「大丈夫だ、お兄ちゃんは2人でも問題無いはず....思い立ってはなんとやらだ。早く行くぞ」



「流石羽田、天才かよ!」




30分後....



「ここか、幼女がいる場所は」



「メイドさん達によると、ここだね....てか、この部屋改造されてない?」



メイドさんによるとここに居るらしいがこの部屋何故か扉が鉄扉で、解読するのが難しそうな電子ロックが着いていた。怪しい。怪しすぎる。



「絶対ここに居るよな。うん。」


「でもこれじゃ入れないな、一旦出てくるのを待つか?」



相手も人間だ。食堂にご飯食べに行ったりはするだろう。



「いや、それじゃぁ危険すぎる。あいつの頭が百合の花畑になる前にどうにかして突入しないと....幼女の貞操が危ういぞ」



確かに、と納得するが方法が分からない



「おお、それはやばい」


「んで、人形かしてくれないか?」


「ほへ?」












「羽田くん、僕の人形ちゃんを壊さないでね!?君は大雑把な所があるから!」



「おっと、人形ちゃんってお前女の子かよ!!

おっとっとと、危ねぇ」



そう、今人形に支えられて空を飛んでいる。


『ドアから入れないなら窓からこんにちはすればいいじゃない!!』作戦だ。


5階ぐらいの高さでもし落ちたらと思うと怖い。



「よし、ここでストップ」



遂に窓が見える位置に移動出来た。


そこから窓を覗くと、幼女が壁から生えた腕に拘束されていた。



「やばい、幼女がピンチだ。俺が守るしかない!とう!」



人形から飛んだ勢いで飛び込んだ。


「うわぁぁ!!空凛ちゃぁぁん!!」


さっき居た廊下から叫び声が聞こえるが、知った事ではない。


「大丈夫か?」


「この状況で大丈夫だと思う?」


「貴方....邪魔をするの?」


鋭い目がこちらを睨む。その迫力に怯みそうになるが、見栄をはるのが漢。


「するさ、勿論!」



にっこり微笑んだ。

樹奈の笑っていた顔が冷えていく。


「どんだけうざいの....はあ、この子と遊んでたのに。しらけちゃった。バイバイ」


そう言って手を振ると歩いて出て行ってしまった。

案外あっさり引くんだなと思いました。怖ッ

さてと....幼女の拘束を外すとするか。

ぐへへ。



「やあ嬢ちゃん、大丈夫かい?(イケボ)」



「お、おう。大丈夫だよ、羽田?なんか気持ち悪くね?」



「え?なんで俺の名前知ってんの?」



「それは僕が伊津だからだよ!外見は変わっちゃったけど....」



「えええ!な、なんだってぇぇぇ!」



「だから、僕が伊津なんだって!」



「嫌だねえ奥さん、そんな訳無いでしょう」



「実はねぇ奥さん、本当なんですよ」


なんだこのノリ。

ん?てことは俺は....


「伊津にイケボで話しかけてたのかよぉぉ!」


「いやあ、ほんとに面白かったよ」


「止めてくれぇぇ!」


「やあ嬢ちゃん、大丈夫かい?(イケボ)おっと、真似してたけど似てた?にしし♪」


「やめろぉぉぉ!!」


こんな会話をしていたけれど、僕が羽田を弄るのも、会えて嬉しかったからに違いない。


そのまま、僕たちは共に笑い出した。


ながらくお待たせしました!7話更新です!

不定期連載ですので次いつになるかは分かりません

書いてすぐ出すタイプなので貯めてません(汗

物語構成は考えておりますので最後までよろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] あぁああぁぁぁぁ!!!!続きが!続きが気になるぅ〜!!!!!
2022/02/10 01:04 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ