第97話
「・・・ぺい、てっぺい」
教室で昼寝していると誰かに呼ばれているような声が聞こえて目が褪める。
「まーたっく、昼飯食ったら直ぐに寝やがって、ドッチボールする約束っただろ?」
そういって、友達の男子生徒に起こされるとアクビを1つして状況把握をすると鉄平は頭を掻きながら悪いと謝る。
「まったく他の奴らは先に行って陣取りしてるぞ」
男子生徒はそういうとヤレヤレといいながらも、まんざらではない様子であった。
「悪い■■■、せっかくの昼休みだもんな急ぐか」
鉄平はそういうと立ち上がり急いで教室をでて校庭に急ぐ。
「遅いぞ、まーたっく先にやってんぞ」
校庭で、すでにドッチボールの陣地を地面に描いて始めてる男子生徒がボール片手に鉄平に手招きをする。
そうして昼休みが終わり午後の授業が始まる、授業中どこからか手紙が回ってくる、中身はどうでも良いアンケートのようなもので、先生に見つからないように書き込み次に回す、そんな事をしてすごしていると午後の授業が終わり放課後になる。
「ふあー、やっと終わった」
「よーっしゃ、それじゃ駅前のたこ焼き食いにいこうぜ」
そんな事を言いながら鞄を担ぎ外にでるが、1人の女生徒がこちらを見ている事に気づく、何かをしゃべっているようにも思えるが聞き取れない、そうこうしている間に他の男子生徒にひっぱられていく鉄平であった。
「どうしたんだ鉄平」
「いや、あそこの女子」
そう言ってこちらを見ている女子生徒を指さすがに、他の男子生徒は気にするなと鉄平をひっぱる。
「■■■か、お前に気があるんじゃない、それよりたこ焼きいこうぜ」
そう言って強引に引っ張っていくのであった。
「あの人誰だったけ?」
たこ焼きを食べながら鉄平は考えるが思い出せないまま食べ終わり、気がついたら帰宅していたのであった。
「アンタどうしたの箸つけたままテレビみちゃって、はやく食べなさいまったく」
「あ、いやテレビに知り合いが写っていたような気がして」
確かに先ほどの女子生徒が写っていた様な気がして母親にいうのだが、そんなわけないでしょと笑いながら答えるのであった。
「バカな事いわないでさっさとお風呂入りなさい」
母親にそういわれて返事をしながら、風呂に向かうのだがあまりにも似つかわしくない扉が風呂の入り口に居すわっていが、見覚えのある扉の様でもあった。
「うん、なんだこれ? それに何か・・・」
そう言いながら扉に触れようとすると、後ろから声が聞こえてくる。
「ああ、やっと届いたよかったよ」
その声に気づいて後ろを振り替えるとそこには奇妙な姿をした人間な様なモノが立っていた、それは身体は人間で顔はシェパード犬、そしていかにも魔法使いといったローブを羽織っていた。
「やあ、初めましてだね私の名前はハウンドという、皆からは一応は犬神と呼ばれている」
そういうと奇っ怪な姿、声は低いイケメンのその人物は一礼をするのであった。




