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異世界にやってきたらズッ友は犬でした。  作者: 貼りマグロ


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第85話

 いよいよ祭りの前日、次の日が祭りとあってか既に街に熱気が溢れかえっており沢山の人が通りを埋め尽くされていたが、テツによる現代知識の案として交通整理等が整備され程よい人の流れになっていた。


 「うむ、祭りといえば人が溢れかえり、その隙をついて物盗り等が横行するものだがー」


 「こうやって人の流れをつくっておけばそれもやりにくくなるだろう?」


 テツ達はアイルとシノブが立つ舞台の袖から街の様子を見ながらうなずいていると、舞台衣装をきたアイルとシノブがやってくる。


 「あ、あのブラウン様やはりいまからでも・・・」


シノブは衣装も化粧もバッチリ決めていてこれ以上ないくらい可愛く仕上がっていたが、初めての事

だらけで、眉がへの字になっており凄く不安そうにしていた。


 「うむ、シノブよ確かに今までにない経験で不安になるのはわかる」


 ブラウンがそう言うとシノブが期待を込めた瞳を向けるがー。


 「ただ、これは君にとってかけがえのない経験になるだろう、胸をはっていきなさい」


 ブラウンはニッコリ笑ってそういうとシノブの肩を叩くと、今度はテツのほうほうを見る。


 「失敗したって、命をとられるわけじゃないんだ思いきっていってこいシノブさん」


 テツのその言葉によって少し安心したのか小さな声でわかりましたと呟くと一礼して戻っていくのであったが次はノリノリのアイルがやってくる。


 「やっほーテツ、ブラウン様ぁー、どうどう?」


 こちらも衣装も化粧もバッチリ決まっていて男とは思えないくらい可愛かった。


 「そうだな、アイルなんだその決まっているぞなかなかのものだ」


 アイルのその元気っぷりにおされるブラウン様。


 「テツどうどう、いいっしょ?」


 アイルはそういうとふざけてズボンの裾を捲る仕草をしてみせる。


 「アイル、そーいう悪ふざけてはしない事」


 テツがそう言って軽いげんこつでアイルの頭を軽く叩く、可愛くおどけて舌をだして見せる。


 「全くそのアクティブさ、シノブさんに分けてあげたいくらいだよ」


 テツがそういうとアイルが胸を張ってドンと叩く。


 「まかせといてよ、僕がしっかりとサポートするからね!」


 そう言うとアイルはウキウキで準備に戻るのであった。


 「やれやれこれは舞台が楽しみですなぁブラウンさんや」


 「うむ、そうだな」


 そういうとテツとブラウンは席のほうに移動するのであったが、目新しい事をするらしいとの情報が流れており人が沢山集まっていたのであった。


 そして期待高まるなか幕があがる。


 今までにない音楽と衣装そして、アイルとシノブの"みんなーおっはよー"というかけ声に皆の興奮が一気に高まる。


 「シノブのやつも程よく緊張とけているみたいだな」


 ブラウンが笑顔をふりまくシノブを見て満足そうに頷くのであった。


 歌(既存の民謡をアレンジしたやつ)、踊りや照明が観客との一体感を盛り上げていき、舞台は大成功のねっきの中幕を閉じるのであった。


 

 

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