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異世界にやってきたらズッ友は犬でした。  作者: 貼りマグロ


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第84話

 「なるほどな、意外な申し出だがその好意ありがたく受け取っておこう」


スカーとの一件を聞いてブラウンは満足そうに頷く、どうやらこの時ブラウンは一回断ったもののテツの案をもう一度検討していて、それで少し悩んでるいたようだったのがその心配もなくなり安心したようなのであった。


 「フム、それならそれを盛り込んだ案を考えていこう、今夜は遅くなるぞ」


 「ええ、俺もぉ・・・?」


 「何をいっている、犬と会話できるのはテツお前だけなのだから、綿密な打ち合わせお前がいないとできないぞ?」


 「ふぁい、頑張ります」


 そう言って目を線にして返事するテツ、そこへレッスンを終えたシノブがタイミングよく入ってくる。


 「ブラウン様、テツ様、お疲れ様です、今からコーヒーでもいれますね」


 そういうとシノブはそのまま台所に向かいしばらくしてからコーヒーを運んでくるのだが。いつの間にかメイド服に着替えており、プロの仕事を感じさせるのであった。


 「はい、ブラウン様、テツ様」


 カップに入ったコーヒーをそれぞれテーブルの上に置くのだがその時ツン、とするシノブの匂いに少しドキドキするテツなのであった。


 「お、おうありがとな」


 テツはそれだけいうのが精いっぱいなのであった。


 それから数時間。


 「ふぃ~、やっと終わったぁ~」


 そこには打ち合わせが終わり、頭を左右にぐりんぐりん振り回すテツの姿があった。


 「・・・大丈夫こ? シノブ寝室まで連れていってあげなさい」


 ブラウンのその言葉にわかりましたとうなずき、テツの脇を自分の肩で支えてあるきだす。


 「こちらですよ、テツ様」


 「あり&℃@」


 ほとんど眠気に支配されているのか、ろれつのまわらない言葉で返事をするテツ、おそらくは礼を、いっているのだろう、シノブもそれを察してどういたしましてと返事をしていると、テツに用意された寝室についたのでドアを開けてベッドに横たわらせると布団をかけるのであった。


 「ありがとぅ・・・」


 寝言かどうかはわからないがテツのその言葉に、少しイタズラ心をだして耳元で"どういたしまして"と囁くシノブなのであった。


 そして次の日、その時眠気で記憶が定かでなかったテツがメチャクチャその時の事を気にしていたのはまた別の話である。

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