第80話
「なるほどな人気投票は良い案かもしれない」
ブラウンがテツの案に頷く、それは祭を更に盛り上げる為の案として人気投票であった、もちろん舞台で発表するものは様々であるので、ジャンル別に分けての人気投票である。
そして、賞金はお金にすると別の問題に発展する可能性があるので別の何かに代用する事になるのであった。
「ふう、これであらかた片付いたかな?」
ブラウンが書類等の束を机に置くとタメ息をつく。
「お疲れ様ブラウン、けど俺なんか手伝ってよかったのかね、只の一般人だぜ?」
「フフ、今さら何を望んで関わったわけではないが、アレほどの事をやっておきながら」
ブラウンがそういうとテツが少しハハッと笑いながら頬を掻くのであった。
「お疲れ様です、ブラウン様、テツ様、お茶でも飲んでゆっくりなさいませ」
シノブがそういうとほのかに香るお茶をさしだす。
「ありがとうシノブさん、ジャスミン茶いいね落ち着く」
テツがそういうとお茶の湯気を燻らすとシノブはちょっと照れたように顔をうつむかせるのであった。
「うむ、確かに良い香りで頭が冴えてくる、ありがとうシノブ」
今度はブラウンがそう言うと、シノブはペコリと頭を下げるのであった。
「そうだ、ブラウン1つ忘れていたんだけど、投票はいいんだけど、後は人気投票を操作しようとする連中もいるだろうからそっちもどうにかしないとな」
テツがそういうとブラウンが不思議そうにたずねる。
「街の舞台の人気投票でいるのかそういう連中が」
ブラウンがそういうとテツが腕を組んでウンウンと頷く。
「いや、確かにその通りなんだけどよ、人間ってホラ悪いほうにはトコトン頭働かせるだろ?」
そういってテツは日本によるそういう賭博関連の事を話し始める。
「なるほど、裏で賭け事にして儲ける為に組織票を仕組むのか、確かに裏で賭けの対象にするのは別に構わんが、その為に企画に迷惑をかけるのは宜しくないな」
「だろ? 結構大きな問題に発展しかねない、まあやる奴がいればの話だけどな」
テツがそう言うとブラウンは腕を考えこむのであった。




