第79話
その晩、テツは夢を見ていた子どもの頃見ていた、犬やの他の動物と触れあえるテーマパークというやつだ、子どもの自分は大型犬に迫られたのが怖くて泣いてたっけ。
「・・・懐かしいな、また行きてぇな」
朝チュンの中、寝起きの頭でぐるぐると考える。
「まぁ、とりあえず飯食べてブラウンに相談でもさてみるか・・・」
そう言いながらベッドから立ち上がろうと手をつくと何やら感触が伝わってくる。
「うん?」
グニッという感触とともに視線を下に向けると向かいのベッドで寝ていたアイルがもぐりこんでいた。
「だから、お前のベッドは隣だろうアイル!?」
そういうってアイルを起こすと、アイルが寝ぼけながら甘えたポーズで答える。
「1人でねるのが怖くて」
「子どもかっ!!」
テツのツッコミが部屋に響くのであった。
そして食卓
「テツさん、おはようございます、あらアイルも、仲がいいですね」
「おはようミュウ、えへへへ」
そう言いながらアイルはテツの腕をしっかりと掴みながら照れ笑いするのであった。
「だからお前は男でしょ!?」
そう言いながらなんとか腕から離して椅子に座らせるのであった。
「まるで恋人だなテツ?」
ゼウがそう茶化すと、まてーいとテツがツッコミを入れるのであったが、テツに甘えるアイルはその容姿のせいで、彼女か妹みたいな光景であった。
「ごちそうさま」
ミュウが用意してくれた朝飯を食べると、テツが立ち上がる。
「ミュウさん、今日もちょっとブラウンのとこ行ってくる、少し話たい事があって」
「わかりました、では今日も遅くなりそうですね」
「うん、そうなるかも」
そんなやりとりをしているとシノブがペコリと頭を下げて外にでて、狼を影でつくりだす。
「じゃあ行ってくるぜ」
「いってらっしゃいテツさん」
「うーん、僕も行きたかったな」
「では、テツ様は大切にお預かりいたします」
そう言うとゆっくりとブラウンの館に向かうのであった。
「着きました」
シノブが館につくとタイミングよくハツネが扉を開けて出迎える。
「ようこそなのかしら」
「ただいま、今日もお連れしましたハツネ」
そう言って2人はブラウンの元に案内するのであった。
「ようブラウン準備のほどはどう?」
「うむ、なかなか大変だが順調だよ、ところで昨日の犬の話何か良い案でも浮かんだのかな? 顔に書いてあるぞ」
「さすがブラウン、察しがいいな、実はな・・・」
そう言って話始めるのであった。
「・・・なるほどそういう手もあるのだな、それなら少し大規模な施設を作らねばならないなが」
「が?」
「街の犬全般というのは流石に多すぎて無理かもしれない、案事態はとても良いものなのだが」
「そうか・・・」
テツがそう呟くとブラウンが肩をたたく。
「そう肩を落とすな、案事態はとても良いものだ、それにそれだけではなく何かまう1つくらい案があればおそらくはいけるかもしれん」
そういうとテツの顔も少し明るくなる。
「そうか? なら少し考えて見るよ」
テツがそういうとブラウンもうなずき、打ち合わせに戻るのであった。




