第63話
「うーん、ムニャムニャ」
脱力した時にそのままへたりこんで寝てしまったのだろう、気づけば寝室のベッドに寝ていたのである。
「あ、寝ちまってたのか・・・うーん、うん!?」
横になんでかいた、アイルが・・・、添い寝をしていた。
「まー・・・アイル・・・なんで寝てんのぉぉ!?」
「うん、や、やぁテツおはよう、目ぇさめた?」
な、なんなんだこのやましい感じぃ・・・うぉぉ
「大丈夫ですか、目が覚めたんですかテツさん」
そこへミュウがお水持ってやってくると、何かこういけない場面を見られたような気がしてあわてふためく。
「なにやってんだ、俺ぇぇぇ」
・・・しばらくして、一旦落ち着いくとみんなのところに戻ってくるテツ。
「テツさん、大丈夫でしたか、帰ってきたら講堂で一人へたりこんで寝ていましたから、そのお疲れ様です」
「あ、いやいや俺は大丈夫、むしろ・・・」
「おっはっよー」
アイルが元気に挨拶をして、テツの背中をバンバンと叩く。
「痛い痛い痛い、アイル」
「あっはっはっはっ、ごめんごめん」
アイルが明るく笑って笑い飛ばすと、ちょっと
暗い空気が明るくなる。
「私が館にいた間に大変な事になってたようですね、ブラウンさんに聞きました・・・」
「あ、まあその大丈夫」
「おや、目を覚めましたかよかったですわ」
「おかげさまで、シノブ助かったぜ」
「・・・」
「なにか?」
「わお、なんでいるの!?」
ベタベタな驚いたアクションをとるテツに対して冷静に対応するシノブ。
「あ、いえブラウン様が、一段落ついたのでしばらくこちらにいるようにと、それに報告もありますので」
それを見てちょっと恥ずかしそうにするテツ。
「お、そうなのか、ありがと助かったよ」
「いえいえおかまいなく、ささスープができておりますので」
すると暖かいジャガイモのスープが運ばれてきて香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
「おいそうですね、ありがとうシノブさん」
「ありがとうございます、ミュウ様、では冷めないうちにお召し上がりください」
シノブがそういうと、皆手をあわせる。
「いただきます」
"こっちでもいただきますなんだな・・・"と思いながらスープをいただくのであった。




