表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界にやってきたらズッ友は犬でした。  作者: 貼りマグロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/173

第62話

 「うああああ、俺女の子と風呂入っちゃった!?」


 シノブがお風呂から上がった後に、一人お風呂に顔をつけてブクブクしだす、先ほどの色々考えて落ち込んでいた自分はどこへやらである。


 「・・・おっと流石にまだ入ってる場合じゃないな・・・」


テツはそういうと風呂からあがり、タオルで身体を拭きながら、シノブの事を考える。


 バスタオルを羽織っていたとはいえ・・・再び姿を思い浮かべるが、そんな妄想は慌てて振り払う。


 「ダメダメ、今はそんな場合じゃない」


 そう自分に言い聞かせて、皆が待つ場所にもどる、いつもは子どもたちに読み書きを教えている講堂である。


 「うむ、その調子だとだいぶリラックスできたようだな」


 ブラウンがそう言って少しニヤッと笑う、風呂の事は知っているようであった、まあ手を引かれて風呂場にいったのだから少なからずは想像できる。といったところであろう。


 「ま、まあな」


 テツが顔を赤くして、照れ隠しに顔を掻いてみせるがシノブ本人は表情は何一つ変えてはいなかった。


 「ま、まあそんなものか」


 テツがそうつぶやくいて、リータンのほうに視線を移すと彼女は講堂の長椅子に横たわっており、毛布を被せられて昏睡したままであった。


 「目、さまさないんだな・・・」


テツがそういうと、ブラウンが答える。


 「ウム、思ったより、強力な呪いなのかもしれないな、それに洗脳術もなかなか強力なものだったのかもしれん」


 「そうですね、この場合反動でこのまま寝たきり、運がよくてたとえ目が覚めても自分が何者だったか忘れている可能性もあるかしら、もっとも彼女の場合忘れていた方が良いかもしれないかしら」


 ハツネがそういって、かけていない眼鏡をかけ直す仕草をする。


 「そ、そんなもんなのか、何かこうモヤモヤするな」


 テツが難しい表情でつぶやくと、シノブが微笑む。


 「お優しいですの、操られていたとはいえ、自分を狙ってきた人間にそんなふうにいえるなんて」


 「いや、なんだこの子は自分の意思ではなくて、操られていたいたわけだろ? そしてそれを仕向けた本人は息絶えてるわけだから、なんかこう責任の所在というか、行き場のないなんというか、そんな感じなんだよ」


 テツが手をぐるぐると動かして説明しようとするが、うまくいかなくてもどかしくなる。


 「まあ、落ち着けテツ、言いたい事はわかるかるな、祭司も呪いの反動か何かは知らんが、チリとなって消えてしまい俺達もモヤモヤしているところなのだ」


 それを聞いて、そうなのかと説明をやめるテツ、この気持ちが自分だけではなくてほっと安心するのであった。


 「それと、この子の処遇だが私のところでいったん預かろうと思う、我がブラウン家が隔離保護していた方が何かと安全かと思ってな、いいかなテツ?」


 「うん、ああ俺もそれがいいと思う、もし何かあった場合ここじゃ対処できないからな」


 テツがそういうとブラウンはウムっとうなずいて立ち上がる。


 「私達はこの子を連れて屋敷に戻ろう、ミュウ様達に全て終わった事を報告しないといけないしな」


 「お、おうそうだな、ありがとブラウンあんたのおかげで助かったよ」


 テツはそういうと片手をそっと差し出すと、ブラウンはそれを掴み硬い握手をかわす。


 「なに、今回は我々も決着をつけれたからな、私達も礼をいわねばならない、ありがとう」


 ブラウンはそういうと、ハツネとシノブにリータンを担がせて馬車で屋敷に戻っていくのであった。


 「はぁ~~~~~やっと終わった・・・」


それを見送ったテツは脱力してまた長椅子にへたりこむのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
混浴してしまえば、それはもうそうなりますよね。とりあえず主犯が塵になったので、あとは落ち着いて、というところでしょうか。一段落した感じですが、このあともまた楽しみです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ