第45話
「ふぅむ、やはり思った通りか・・・」
ブラウン達が孤児院に向かう馬車の窓から入ってくる伝書鳩にくくりつけている手紙を見て頷く。
「どうしたんだブラウン?」
ブラウンのしかめっ面を見て不安な気持ちになりテツがたずねる。
「うん、ああガイア教の奴らさ、街いる知り合いから連絡があってな、動きが慌ただしいらしいというから、まあテツの事を探しているのだろうな」
「はぁ、心変わりして諦めてくれねーかなホントに」
テツは心底嫌そうな顔をして大きな溜め息をついてみせる。
「そんなしかめっつらは見たくありませんわ」
隣に座っていたハツネはそういうとテツの顔をぐいっとひっぱってみせる。
「痛い痛い、あのね他人の顔を餅みたいにひっぱらないでくれますかね!?」
テツが思わずそういうとその場にいた3人が、頭に?を付けた顔になる。
「ああ、餅か確か米とやらをすりつぶして食べるスライム状のお菓子だったかな?」
ブラウンが先代当主に聞いた事を過去の記憶からたぐりよせ思い出したように語る。
「スライム状て・・・、なんだかなぁ、まあ間違っちゃいないけどなんかなぁ」
現物がない以上説明がつかないテツはどうしたもんかなとアレコレ悩んでいると、シノブがかけてもいない眼鏡をかけ直すしぐさをして答える。
「なら、この件が終わった後に教えてくださいな」
そういうとシノブは軽く微笑む。
「お、おう! ならまかせときなっ! きっちりレクチャーしてやんぜ!」
それを見てドヤ顔で鼻息をムフーとはきながら頷くので、ブラウンが軽くフッっと笑う。
「どうやら緊張はとけたようだな、ほら孤児院についたぞ」
そういうと馬車が止まり、その音を聞いたミュウとアイルそして子ども2人が4人と一匹を迎えでるのであった。




