第43話
「うむ、まずミュウさんを屋敷にかくまう、そしてミュウさんに変装したシノブをかわりにおいておく」
「囮作戦ってやつか大丈夫かそれ?」
テツが囮という言葉に不安がるとシノブがドヤ顔で答える。
「御安心を、お時間をいただければ完璧に変装してみせますので」
「そうだな、シノブお前の完璧な変装を見せてあげなさい」
ブラウンがそういうとシノブが一礼をして、服を掴むと一気に剥ぎ取る。
「まっ!?」
テツが可愛く悲鳴をあげて顔を隠すと、シノブの声が聞こえる。
「何を恥ずかしがっているのでしょうか、変装は完璧です」
「まっ!?」
こんどは驚きの声をあげて見上げると、そこには寸分たがわぬ姿のミュウがいた。
「どうですか? 影魔法の応用で顔や衣服等をかえております、まあ、もう少し時間があれば精度をあげての変装も可能ですが」
「おお、すげぇパネェよ」
「パネェ・・・という言葉は理解しかねますが、あなたの様子をみるかぎり、良い意味ととっておきましょう」
「そうそう、とっても凄いって事! しかし魔法ってのはここまでできるのか、本当に驚いたし感心するし、尊敬したぜ!」
テツがあまりにも誉めるのでさらに得意になって説明はじめる。
「ええ、影を操ってグニグニと曲げて・・・」
そういうとシノブは自らの影を伸ばして触手のようにすると手元にもってくる、すると伸びた影の先が変形して一輪の花になる。
「このように擬態させる事ができます、まあ相当の力を使うので沢山つくれませんが、自身の変装に使うくらいでしたら問題はありません」
ふんすっと得意気にドヤ顔をするシノブであった。
「これでわかっただろう? 心配にはおよばん」
ブラウンがそういうとテツがウンウンと頷く。
「よし、これでなんとかなるかも、ありがとうなブラウン!!」
そういうとテツはブラウンの両手を掴み嬉しそうに礼をいうのであった。
「お、おうこれくらいまかせておけ」
ブラウンもテツの素直なお礼に少し照れながら返事をするのであった。




