第37話
「なんだってクソ、どうすりゃいいんだゼウ」
「落ち着けテツ、昨日言ってた女の子の事だろう?」
ゼウがテツを落ち着かせる、そう昨日テツは嫌な予感がして街であった犬と女の子の事をゼウにだけは話していたのである、その結果ガイア教徒という事がわかって、余計な心配はかけさせまいとだまっていたのである。
「それにああいう連中はテツに能力があるなしに関わらず、信じこんで担ぎ上げるだろうさ、様するに御輿がほしいだけなのさ」
「いや、しかし100%俺の・・・」
思った以上に頭が混乱しているテツの足を少し強めに噛みつくゼウ。
「痛い、何すんだよ・・・」
痛さに思わずしりもちをつき悪態をつくテツだったが、ゼウは構わずそのまま乗っかる。
「だーかーらー、落ち着けって、こういう時はやく行動しねぇと、せっかく好意をもって知らせてくれたんだからな、もし何もなかったとしても損はないだろうよ」
ゼウが落ち着いた口調で優しく諭すと、少しだけ落ち着くテツ、すると少しだけ朝の爽やかさが戻ってきたような気がして思考力がもどってくる。
「お、おう、ありがとよゼウ、しかしすごーく冷静だな、そのガイア教徒ってヤバイ連中なんだろう? よく冷静でいられるな」
「前にミュウがらみでちょっとあったからな、少再びなんかあっても驚かねぇよ、けどミュウにはちょっときつい話かもな・・・」
ゼウがそう言って考え込むとテツがたずねる。
「その時はどうしたんだ」
「ああ、ブラウンの旦那に助けてもらったな」
「・・・そうか、なら先にブラウンに話すのがてかもしれない」
「テツ、おまえ冴えてるな、そうだな先に話しておいたほうが何かといいかもしれない、そうとなれば善はいそげだ」
「おう、そうだなブラウンのところに急ぐとしよう」
そうして1人と1匹がいこうとすると少し遠くから女性の声が聞こえる。
「おや、朝からそんなに急いでお宝でもみつけたのかしら、元気な事はいいことかしら」
そこには綺麗にラッピングされた包み紙を持ったハツネが立っていたのであった。
"神様・・・"
思わず2人は心の中でそうつぶやいていた。
当のハツネは頭に?マークをつけて首をかしげるのであった。




