第2章 ガイア教の事 第33話
そしてまた別の日。
「あの、テツさんまたお買い物お願いできますか?」
子ども達二人を背中に乗せながら四つん這いになっていると頭上から声が聞こえる。
おおっとここで見上げたら死亡フラグってやつだな、そのままそのまま、そう心でつぶやくと頭を下げたままで返事をする。
「オッケー、何買ってくればいい?」
「はい、石鹸なんですが後すこしでなくなりそうなのでお願いできますか?」
ミュウはそういいながらテツの背中で駄々をこねる子どもに言い聞かせておろす。
「うんんん、オッケイ石鹸ねまかせといて」
立ち上がってのびをすると、自分史上一番の笑顔を見せると親指を立ててみせる。
「ありがとうございます、あとは急ぐ用事もないので街をゆっくり見てまわってきても大丈夫ですよ」
そしてそれを華麗にスルーするミュウなのであった。
「りょ、了解それじゃあちゃっちゃっと買ってくるからまっててくれよな!」
そういいながら再度笑顔を決めて見せるが今度はテツと街に行きたがる子ども達をなだめていたため、再度スルーされるのであった。
「まぁ、がんばれ」
「テツ、ファイト!」
ゼウとアイルが心でエールを背中に受けながら街に買い物にいくのであった。
そしてめげる事なく買い物にいくのであった。
「しかし、まあいつきても平和な街だねぇ」
街についてテツは辺りを見回しながらつぶやく、街にはあいもかわらずトカゲのような生き物が鎧をまとっていたり、ミュウのように頭から獣の耳をはやしたいわゆる獣人、その獣人でもミュウのように人よりの姿だったり、獣なそれに近かったりと実にバリエーションにとんでいた。
「・・・ほーんと俺こっちの世界にいるんだなぁ」
街のベンチに腰をかけてしみじみとつぶやくと、横から不意に語りかけてくる声がする。
「どうしたにぃちゃん、そんなしょぼくれてちゃいい顔だいなしだぜ?」
「うん?」
不思議に思って横を振り返るとそこには一匹のボクサー犬が座っていたのであった。




