第27話
「ううむ」
朝食をすませて帰りの馬車の中で非常にわかりやすい声をあげる俺。
「うん、どうしたテツ、気になる事でも?」
「あ、いや気になるってほどでもないんだけど、今朝チリビーンズって料理あっただろ?」
「ああ、あるな」
「あれな、ご飯と食べれてたら美味しいなと思って考えてたんだ」
「ご飯、ああ"米"というやつだな」
ブラウンが頷く、どうやら米という事はしっているみたいであった。
「米の事は祖父から聞いているが、どうにも見つからなくてな、祖父は旅だってしまった」
「おお、そうなのかそれはすまない事を聞いた」
なんか気まずい空気になりながら孤児院にたどり着くのであった。
「テツおーかーえーりー」
帰るなりアイルがハグをしてくる、いやあ君が女性だったらいいんだけどね、当たってるよナニがとはいわないけど?
「ウム、テツはこれでちゃんと無事送り届けたぞ」
「ブラウンさん、いつもありがとうございます」
ミュウがペコリと頭を下げるとブラウンが照れながら笑う。
「いやいや、これくらいおやすいごようですよ、ナァーハッハッハッ!!」
わかりやすい程にわかりやすい笑い声をあげると、俺の方向に歩み寄り肩を叩く。
「じぃさんの事は気にするな」
ブラウンはそういうとポーズを決めて馬車に乗り込んでいくのであった。




