第22話
「ええー、今夜はテツかえってこないのー」
「テツのやつ帰ってこないのか」
アイルとゼウがブラウンからの使者の伝言を聞くと不満そうな声をあげる。
「もう、僕という人がいながらプンプン」
「まぁまぁ、落ち着いてアイル、女の人よりかはいいでしょう?」
ミュウがなだめる、まあ男のアイルが嫉妬しているのも変な話なのだが。
「ええー、テツお兄ちゃん今日はお泊まりなの? いいなー」
今度は子ども達がやってくる、どれもテツに懐いている子どもたちだ。
「そうなんだよー、今日はテツ、ブラウンさんのところでお泊まりだってー、お土産期待しとこうね!」
アイルがそういってなだめる、流石はといった感じである、ところでテツ達の方はと言うとー。
ファックッション! とクシャミをしていた。
「ふぃー、誰か俺の噂をしてるな、もてる男はつらいねー」
テツが言うと、ブラウンがきりかえす。
「なんだそれはニホンの古い言い伝えなのか?」
「まぁ言い伝えというか、俗説ってやつ? 冗談? まぁそんなところさ」
「なるほど、色々あるのだな、祖父から聞いた事がなかったものでな」
「なるほど、だったら色々話さなきゃだな」
座り直してテツが一息つく。
「俺の住んでいるニホンというか、その世界そのものだけど、まずお金か半分あってないようなものなんだ」
「なんだそれは謎かけか?」
ブラウンが怪訝な表情をするが、まあまあとおさえるテツ、そこで前に動画サイトで見たキャッシュレス等の知識を頭の中からひっぱりだして説明しだす。
「なるほど、証文をさらに迅速に対応できるようにしたものか? しかし我らの世界でするには色々足りんな」
「そうなのか、役にたつとはおもったんだけど」
「かまわないさ、その気持ちはありがたい」
そういうと、ブラウンはペットのトイプードルの頭をなでるのであった。




