第21話
「なるほどニホンか、祖父と同じところからきの来たのだな」
ブラウンがそう言いながら紅茶を口につける。
俺はというと・・・
すごく緊張していたのである、というのもリラックスできるようにと通された客室は木目調で統一された調度品等が置かれていたが、一目みて高級品とみてとれる、汚したらと思うと気が休まらない中ブラウンの質問に答えていた、話すところによるとブラウンの祖父がテツとおなじく日本から迷いこんできて、そこでブラウンのお祖母さんに保護されてそのまま恋仲になったらしい。
「ああ、そうそうニホンっていうんだ、部屋のドアを開けたら世界が繋がっちゃったみたいな・・・です」
ああ、変に緊張して、ですます口調になってるぅぅー。
「そう緊張するなテツ、まあ私を前にしてそれも無理からぬことだが」
「ちょっ、ブラウンさんよぉそれはないから!!」
思わずツッコミを入れるが、ブラウンの軽く微笑んだ表情にはっとする、緊張をほぐすためにわざとさっきの様なものいいをしたのだ。
「ふっ、緊張はとけたようだな」
「どーもおかげさまで」
少し照れ隠しするために、わざと不器用に答えるのであった。
「しかし、祖父とおなじくテツの話を聞くところによると、世界線を越える魔法みたいなものなのかもしれないがしかし・・・」
「しかし、何? まさか禁断だったり、俺が選ばれたーとかそんな感じ?」
「わからぬ、そんな言い伝えも聞いた事ないし、魔法であるならそれなりに観測されていてもおかしくないのに、それがない」
「という事は結論は」
「わからんという事だ、まぁそういう魔法があるのかどうかは調べてみてみよう、もしあるなら何かしら見つかるだろう」
「そっか、ありがとな」
「礼をいうのはまだはやい、何せ君のいた国の事をもっと聞きたいからね、こういう時はたしか、こう言うんだったかな?」
"今夜は帰さない"
「それ、だいぶ違うから! おじいちゃんに何おそわってるのぉー!!」
今度はブラウンの屋敷にテツのツッコミが響きわたるのであった。




