第20話
「いやー、なんの事?」
とっさに言葉を戻して普通に喋るテツであったが。
"とぼけるな、ちゃんと聞こえていたぞ? 我がブラウン家に伝わる言葉をなぜなしっている"
ブラウンの目は本気だったこれ以上とぼけたら殺られてしまう、そんな気さえしてくる。
"わかったから離れてくれ、教えるよ"
「はじめからそうすれば良いのだ、すみませんミュウさん、この男ちょっとお借りします話合う事が、できましたので」
「わかりました、けど酷いことはしないでくどさいね?」
「はは、それはこの男しだいです」
「ちょっとまてぇーいっっ!!」
「ねぇ、僕のテツに手をださないでよねっっ!!」
「アイル、解っているとも、てお前そんな趣味あったのか」
「ないから、そんな趣味ないから、アイルが勝手に言ってるだけだからっっ!!」
そんなツッコミをいれつつ馬車に乗せられる、ほほーっ、中は質素ながらも職人の丹念さがみてとれるものだった、皮張りのソファは身体にフィットする感覚がすごく眠たくなるほどだった、ああ一家にに一台欲しい・・・。
俺はそういうと心地よい眠りにつくのであった。
「・・・おい目を覚ませテツとやら、我が屋敷についたぞ」
しばらくするとブラウンの声で起こされる、あれ? 俺寝てたのか、しかも着くまで寝かせてくれてたのか、案外いいやつなのかも。
「あ、ありがとよ」
俺は頬を赤くして礼をいう、いやそういう趣味があるわけじゃあない、ただほぼ面識のない人間に礼をいうのになれなくて赤くしているだけなのだ。
「・・・え」
礼を言われたブラウン本人はあからさまに嫌な顔をする。
「な、なんだよ」
「いや、男のおまえが男の俺に顔を赤くしながら礼をいうなんて、やっぱりそういう趣味あるのか?」
それを言われて再びツッコミを入れるテツ。
「だーかーらー、ちっがぁーう!!!」
異世界の空にテツのツッコミが響き渡るのであった。




