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一話完結小説

ケイ「花見やろ」

作者: ケイ

34作目です

ケイ「春だし花見やろうぜ」


リョウ「花見って誰か誘う人はいるのか」


ケイ「俺とリョウの二人だけだ」


リョウ「何その寂しい花見。むなしくなるだけじゃん」


ケイ「大丈夫だ。どんちゃん騒ぎをしている人をつまみに酒を飲むことができる」


リョウ「普通に居酒屋で飲んだ方がいいんじゃね」


ケイ「いつも居酒屋で飲んでも新鮮味がねーじゃん。だから、例え二人でも一緒に桜見て飲もーぜ」


リョウ「…分かったよ。だが、帰りたくなったら帰るからな」



~花見会場~


ケイ「着いたな」


リョウ「人いっぱいいるなあ」


先輩「何か楽しくなったから踊りやりまーす」


後輩「やってください」


先輩「じゃんじゃんじゃーん」


後輩「ハハハ、先輩最高っす」


ケイ「盛り上がってるなあ」


リョウ「あの人我に帰ったらどんな反応すんだろう」


ケイ「な、見てるだけで楽しいだろ」


リョウ「ああ、人の黒歴史を生で見ているからな。こっちが恥ずかしくなる」


ケイ「とりあえずこれ缶ビールな。後、三色だんご買ってきた」


リョウ「三色だんごか、普通桜餅とかじゃないか」


ケイ「桜餅は俺苦手なんだわ」


リョウ「そうなのか」


ケイ「葉っぱが苦手なんだわ」


リョウ「取るのがめんどくさいからか」


ケイ「いや、葉っぱが巻いてある部分がなんか苦く感じて嫌なんだわ」


リョウ「そうか、三色だんごもうまいからいいけど」



酔っ払い「ハハハ、今日は飲むぞー。倒れるまで飲むぞー」


女性「歌を歌います。リクエストあればよろしく」


老人「一発ギャグやります。ふとんがふっとんだー、ギャハハハ」



ケイ「世間じゃ日本は不幸だとか言っているが、こういうの見てると平和じゃんって思うな」


リョウ「平和じゃないから今日は平和に過ごそうっと思っているだけなんじゃないのか」


ケイ「おいおい。物事はポジティブに捉えないとだめだぞ」


リョウ「ポジティブすぎるのも問題だと思うぞ」



リョウ「だんごも食ったから帰るわ」


ケイ「え、もう」


リョウ「あまり関わりたくない人が多すぎるからな」


ケイ「俺はもう少しここにいるわ」


リョウ「分かった。じゃあ、先に帰ってるわ」



~次の日~


ケイ「リョウ、最悪なことが起きた」


リョウ「どうした」


ケイ「昨日、あの後周りに流されて酒を大量に飲んで知らぬ間に泥酔して寝てたんだ」


リョウ「ふーん」


ケイ「そして、起きたら財布とスマホがなくなっていたんだ」


リョウ「災難だな」


ケイ「花見って最悪だな。何のためにやるんだ」


リョウ「日頃のストレス解消じゃね」



(終わり)


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