解決策としては
不定期投稿とは言え、結構開いたことをお詫びします。
まぁ、毎日は無理でも出来るだけ定期的にやりたいんだよなぁ…‥‥
SIDEフレイ
……ダンジョンの異常成長の原因は、まさかの自分たちであった。
その事実に、フレイたちは驚愕しつつ、どこか納得してしまう。
「あー‥‥‥確かに、俺たちが出た後に起きているよな」
「マグマイバーンとの戦闘後ならば、そう言えるのはなんか納得してしまうよ」
正確に言えば、思いっきり力を振るいまくって、その結果としてダンジョンコア自身に恐怖を与えて、来ないようにするために、わざわざダンジョンを拡張されたようである。
ゆえに、結果としてあのような大拡張が成され、その最中に出てきたモンスターがコアの部屋に侵入し、毒をまき散らし、汚染されて暴走を引き起こした…‥‥と言うのが、この件の真相だと推測できた。
何にしても、コアの暴走もどうにか収まったようだ。
「これ以上のダンジョンの拡張の危険性は?」
【計算上、可能性はありますが‥‥‥現状、コアが気絶している状態の模様。しばらくは無いと思われます】
ダンジョンが生きている説とかあるけれども、こういう事を聞くとその可能性は十分あり得そうだ。
「でも、報告はどうするのだぞい?」
ゾンバルの言葉に、その場にいた皆は気が付く。
・・・この件、報告するには色々と面倒であると。
そもそもの原因の原因を探ってしまうと、フレイたちである。
フレイたちの行動によって、ダンジョンが恐怖を感じ、生存本能で近づけまいと拡張し、さらに自身が出したらしいモンスターで暴走し‥‥‥‥どう説明しても、フレイたちが原因である事には変わりがなかった。
「というか、ブラックリストとかあったような‥‥‥」
【どうやら、ある程度ヤヴァイと感じつつも、コアの破壊は確実にしないと考えられる人たちを列挙したものですね。ゾンバルさん、入ってます】
その言葉に、フレイは納得した。
ゾンバルもヤバイ人物と言えば人物だが、ダンジョンの破壊はしないだろう。
なぜなら珍しい首を求めているので、無くしたらそれこそ困ると考えられるからだ。
とはいえ、強い事を理解しており、万が一にもということでリスト入りしたようだが…‥‥そう考えるのであれば、今回の件にも対処法が思いつく。
「要は、俺たちもブラックリストに入ればいいのか?」
破壊はしない、出来るけどやらないと理解してもらえれば、このような事態は今後おそらく起きないだろう。
……ブラックリスト入りという言葉だと、非常に外聞は悪そうだけどね。
「といってもどうするの?」
フラウの疑問の声だが‥‥‥‥確かにどうすればいいのか。
「ナビリン、解決方法はあるのか?」
【簡単です。ダンジョンコアに直接話しかければいいのです】
「いや、どうやって話せと?」
見れば、暴走が収まったせいか落ち着いた光を放つダンジョンコア。
言葉が通じるのかどうかわからないような‥‥‥‥いや、ナビリンで分析出来ていたし、翻訳ぐらいは可能か?
【とりあえず、コアに触れてみてください。スキルとしての私を介して話せると思われます】
とにもかくにも、ナビリンのいう事であり、従うフレイ。
とりあえず、軽く触れて見た…‥‥その瞬間であった。
カッツ!!
「っ!?」
突如、眩しい閃光を放つコア。
一瞬目がくらみ、次の瞬間には‥‥‥‥
「‥‥‥え?」
先ほどまでいたダンジョンコアのあった部屋。
今いるのは…‥‥そことは異なる、広大な大地。
見れば、一軒家があり…‥‥看板に堂々と「ダンジョンコア」と書いてあったのだった。
「いや、本当にここ何処だよ!?」
……コアに触れ、どこか見知らぬ大地へ着いたフレイ。
目の前の建物は、いかにも怪しい看板付きの一軒家。
ここが、ダンジョンコアの中なのか…‥‥どうなのだろうか?
色々と謎がありつつも、次回に続く!!
……ナビリン、何を持って大丈夫と言ったのか。そもそも介してとか言ったのに、思いっきり突入してないかな?




