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転生、いきなり最悪過ぎだよ!!  作者: 志位斗 茂家波
3章:修行道中面倒事増殖
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修行開始!!

ようやくここから戦闘多めのダンジョン回。

色々とやらかし、不幸なども起こしていきたいですねぇ。

SIDEフレイ


 ついにというか、いよいよというか、フレイたちはダンジョン「バルブルリア」にて、修行を行う事になった。


 このダンジョンの10階層から、攻略を目的にしつつ、モンスターたちの襲撃もなんとか潜り抜けていく。



「あちちっちち!!フラウ、熱波を押し返せ!」

「了解なの!!」

「ユキカゼ、後方から敵が接近しているからそちらへの対処を頼む!!」

「了解でござるよ!」

「リールの方はゾンバルへの恨みを込めながら、敵を共に叩き潰すぞ!」

「言われなくても分かっているぜ!!」


 さらっとゾンバルへの暴言を少々飛ばしたが、今ならフレイはリールがなぜゾンバルへ向けて恨みを晴らしていたのか、良く分かっていた。


 まだ10階層、されども10階層。


 このダンジョン、最初の階層ならばまだ楽なのだが、この10階層からは鬼畜な敵が稀に出るらしく、それに遭遇していたのである。


【敵の解析完了。『グルーテッドマグマスライム』のようです】


――――――――――――――

「グルーテッドマグマスライム」

アンデッド化したマグマスライムが、更に進化した姿。

全身から猛烈な熱波を放ち、生者の肉を求めて何もかも食い尽くしていく。

ただし、自身の熱によって肉が焼けこげていることに気が付かず、欲望を満たせぬので常に飢えた状態である。

―――――――――――――


 水魔法のみが効果的方法で有り、それを持っていないフレイたちにとっては相性最悪。


 打撃でもダメージを与えられないこともないが、やろうにも素手ではきつく、リールの大槌でもあまり大したダメージにはならない。


 ユキカゼの氷精霊魔法で手を覆うガントレットモドキを作りつつ、フラウの風精霊魔法を纏って殴るが、やはり今一つのようだ。


 


 しかも、ここで苦戦しているようではこの先の階層もきついであろう。


 何しろ、ここはダンジョン。何が起こるのかは分からないのだから…‥‥以前のドラゴン?あれは外部からの侵入だからノーカウントだと思いたい。



 何にしても、なんとか100以上殴ったところで、ようやくグルーテッドマグマスライムは沈黙し、ぼうっと燃えたかと思えば、跡形もなく消え失せた。


‥‥‥素材とかも取れないような、非常に迷惑極まりない害悪だったようだ。


「ああ、ここで修行すれば確かに強くなるんだろうけれどさ……この改装で鬼畜なのが出る時点で、スパルタすぎるだろといいたくなるよ」

「わかっただろう?あの糞爺は人を見れども、自分の強さ基準で考える事があって、こういう大変な事もやらせるんだよ!!」

「非常に納得できる言葉なの」

「うんうん、ぐれたくなるのも無理はないでござろうなぁ」


 意見が一致しつつも、まだまだ戦闘は終わらない。



【確認完了。新たに同じようなスライムが発生。四方から来るようです】

「退路も絶ってきている感じかよ‥‥‥」


 同じような相手がまだ出る事にげんなりとしつつ、対応するためにフレイたちは動くのであった。



―――――――――――――

SIDEリール


‥‥‥糞爺(ゾンバル)に無理やり連れてこられたのは、ダンジョン。


 過去にもここで戦わされたが、今回はどうやら爺に修行を申し込みに来た、あの少年も一緒にここの攻略をさせられるらしい。


 うん、赤の他人とは言え、一度戦ってオレは負けているからな。こいつの強さは十分理解している…‥‥積りであった。



 だがしかし、オレと戦った時より強くないか?うん、手加減していたなこいつは。


 けれども、こんな奴でも相性次第ではこのグルなんとやらに苦戦してしまうのか……その様子を見て、オレはどことなくほっとした。


 人間離れしていそうでも、やはり苦戦したりと人間ぽいところがあるからな‥‥‥まぁ、その仲間の同じぐらいの少女たちは精霊らしいが‥‥‥あれ?やっぱり人間離れしていないかな?


 何にしても、こうして共に戦うと、どう戦えば良いのか自然と身についていく。


 今までソロでやっていたが、こうやって共闘するのも悪くはないな…‥‥



 そうリールは思いつつ、大槌を振るい、敵を叩き潰していくのであった。


個人的にこのダンジョンは短めにしたいが、まだまだやり込めそうである。

そもそも主人公の成長とかもカナないといけないしね‥‥‥

ついでにラブコメ要素もやってみたいが、現時点ではまだ無理であった。

次回に続く!


‥‥‥一気に成長させたいが、じっくりやってかないとね。

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