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転生、いきなり最悪過ぎだよ!!  作者: 志位斗 茂家波
2章:修行・・・・・したいのに
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ちょっとすごい光景

少しだけ、別作品のとあるやつの名がちらっと登場します。

分かる人は分かるかもしれません……

あ、新章です

SIDEフレイ


‥‥‥少々ごたごたがあったけれども、都市マスターングースにてフレイはようやく冒険者登録を終えた。


 あとは、このままセドリッカ学園長にもらった紹介状によって、修行場へ向かうだけである。


 流石にもう、あれ以上のごたごたは起きないと思って…‥‥




「‥‥‥いたときがあったけれども、巻き込まれかけたな」

【一応、確認しましたが、眼下の光景に広がっているのは、自然版モンスター・カーニバルのようです】


 「浮遊」のスキルのおかげで上空を行けたがゆえに事なきを得たが、現在地上ではモンスター・カーニバルが発生しているらしく、モンスターで埋め尽くされていた。


 どこかに自然発生したダンジョンがあり、このタイミングでちょうど発生してしまったようなのだが、幸いなことに今回のモンスター・カーニバルには飛行可能なモンスターがいないようなので、空にいれば安全であった。


「とは言え、この周辺にダンジョンがあるって情報はなかったよな?」

【おそらくですが、新たにできたものでしょう】

「うわぁ、この光景はすごいの。うようよと牛のようなモンスターがひしめいているの」

【拙者は浮遊できぬゆえに主殿の中からしかわからぬのでござるが‥‥‥何と言うか、すごい光景でござるな】


 フレイの問いかけにナビリンが答えつつ、眼下の様子にフラウたちは感想を述べていた。



【ついでに鑑定結果が出ました。あのモンスターは亜種が多いようですが『バッホーン』と呼ばれる牛型モンスターたちで間違いないと思われます】


―――――――――――――――――――――――――――――

『バッホーン」

牛のようで牛でないモンスター。体内にはモンスターであると示す魔石があるが、基本的に穏やかな性格で人畜無害である。しかし、秋ごろに繁殖期を迎え、その時期は荒くて大変危険でもある。なお、メス1匹にオスが10匹の逆ハーレムと呼ばれるような形成の群れをその時期に作ることが確認されている。

メスなら年中ミルクをとることが可能だが、100分の1体の確率でしかメスがいないためそのミルクを得るのにはやや難易度が高い。肉は食用には可能だが、余りのまずさに非常に不向きである。


ただし、通常は逆ハーレムのようなものを築くバッホーンたちであるが、異世界にも存在し、その中には伝説の「ハーレムキング・ボルド」と呼ばれたバッホーンが確認され、数百頭以上の同種のメスと、それ以外の他種族のメスを囲っていたとされる。


―――――――――――――――――――――――――――――


「へぇ、なんか面白い伝説があるんだ」

【ただし、鑑定結果で「異世界」という表示が出たので、この世界で会う事は不可能。現在も生きているのかは不明ですが、それでも物凄いバッホーンだったという記録がある事から、伝説扱いもおかしくないようです】



 モンスターでそんな伝説を残す奴がいるとはなぁ…‥‥ちょっと見て見たかったかも。


 まぁ、そんな伝説の奴とは違って、あのモンスター・カーニバルにいるバッホーン及びその亜種たちはダンジョンで自然発生したやつだし、別に良いか。


「でも、ミルクを得られるのは良いかもね。空から強襲して、2,3頭ほど狙うべきかな?」


 この世界の基本的な飲料水は主に水。


 魔法でも創り出せたりするらしいし、ユキカゼの氷の精霊魔法で氷を作って、溶かして精製することも可能なのだが、いま一つレパートリーに欠けているのだ。


 木の実ジュースなどもできるけれども‥‥‥この機会にちょっと飲みたい。


 あと、自分の成長のため(特に身長)にも得られるときは得た方が良いだろう。


・・・・・・でも、肉がまずいって言うのは残念である。



 何にしても、滅多に手に入ら無さそうなミルクを得るために、フレイたちは急降下して強襲し始めるのであった。


 なお、通常のモンスター・カーニバルであれば災害のような物なので危ないのだが、幸いと言うかこのバッホーンたちはさほど気性が荒いわけではないので、まだましな類のようである。

 

 通過した場所が、荒れ地化しているが…‥‥まぁ、許容範囲内であろう。



おいしいミルクを得られる機会。

成長するためにも(特に身長)頑張った方が良いだろう。

何にせよ、修行の地へ目指すのだ!

次回に続く!


・・・・・水牛、バッファロー、イナゴの大群の大移動のような光景と考えたほうが分かりやすいかな?

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