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転生、いきなり最悪過ぎだよ!!  作者: 志位斗 茂家波
1章:冒険者になるために
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ダンジョン内を歩んで

テンプレ展開を出したくなる今日この頃、タイミングを検討中に一部のキーボード入力が反応しなくなった。

…‥‥見れば、隙間に何か詰まっていた。取り出せたけど、ちょっと焦った。

SIDEフレイ


…‥‥ダンジョン内には、たまに宝箱が出現するときがある。


 その中身はマジックアイテムだったり、食料だったりといろいろあり、何故出現するかについては、未だに不明な事が多い。


 また、その中にはモンスターが擬態している場合があり、迂闊に開けると…‥‥



「ギシャァァァァァァァ!!」

「やっぱりミミックか!炎魔法『フレイムショット』!!」


 大きな口を開け、牙をぎらつかせる宝箱の姿をしたモンスターミミック。


 とはいえ、対処方法は容易であり、その大きく開いた口の中へめがけて魔法をぶち込めば良い。




ドッガァァァァン!!


 内部で爆発し、四散するミミック。


 魔法を食べることができるような相手であればちょっとまずかったかもしれないが、あらかじめ分かっていれば対処はしやすい。



「ふぅ、ナビリンの鑑定機能で助かったよ」

【というか、わかっていながらも近寄って開けるんですね】

「いやまぁ、そこはなんかこう、お約束というかね」


 鑑定によってミミックか否かを判断可能であり、今回のも実はミミックであると分かっていた。


 ただ、せっかくダンジョン内に入ったのだし、罠にかかるというお約束をやって見たくなったのである。



…‥‥何しろ罠があったりしてもナビリンの探知機能でわかってしまうし、モンスターが出ていても倒せてしまえるのならすぐに倒せるし、少々物足りなかったのだ。やっぱりダンジョンというものにはン以下あこがれがあるというか、ワクワク感が欲しいものである。



【でも、世間一般では、自ら危機にさらすような人を無謀とか、ドMと言うんですよ?】

「いや、違うからね?というか明らかにおかしい言い方のような気がするんだけど」


 むしろ、モンスターが跋扈していたりするダンジョン内に入り込む冒険者たち全体を指すような気がするので、その言い方はやめて欲しい。



 何にせよ、ダンジョン内に入って早数時間が経過し、色々見て回っていたがゆえに少し暇になって起こした行動だ。


 卒業試験の内容としてのダンジョン調査も兼ねているのだが‥‥‥‥こういうミミックの対処とかについても報告したほうが良さそうだと思えたからね。



「おや?主殿、ミミックの体についている宝石が落ちているでござるよ」

「あれ?本当だ」


 と、爆発四散したミミックの残骸から、ユキカゼが装飾品の宝石を見つけて拾い上げた。


 一応、モンスターだったとはいえ装飾品は普通のようだ。


 宝石だし、売ればそこそこ金になるかもなぁ…‥‥





【個人的には何かマジックアイテムがある方が面白かったの】

「まぁ、そう簡単に手に入らないものだけどね」


 世の中と言うのはそう都合よく出来ていなものである。


 というかそもそも、荷物とかを考えるとかさばると辛いからね‥‥‥‥ものは欲しいけれども、そのあたりをよく考えないと後々大変になるのは自分達である。



 本当に、某猫ロボポケットのようなスキルが欲しいともいつつ、フレイたちは奥へと進んでいった。




「それにしても、前に挑んだダンジョンとはやっぱりモンスターが違うなぁ‥‥‥」

「主殿は前に別のダンジョンへ挑んだことがあるのでござるか?」

「ああ、ちょっとね」


 以前、冒険者パーティ「春風が吹く」と協力し、ダンジョン調査を行った経験があった。


 あのダンジョンとは違い、ここ「マブロック」ではどうも火や土に関したモンスターが多いようで、ちょっとした火山モドキのような気もするのだ。


…‥‥炎龍帝と過ごしていたあの住みかに比べれば熱量とかは増しだけどね。






 何にせよ、ある程度進んだ所で、一旦フレイたちは引き返すことにした。


 本当はダンジョン調査ゆえにもっと奥まで進んでおきたいだが、少々準備不足なように感じられたのである。



「フレイムバッドに、マグマロック、マッドスライムなど、火や土を纏ったモンスターが多いからなぁ‥‥‥」


 このメンバーでは、炎、風、氷の魔法を扱えるが、やや相性が悪い。


 ここに挑むのであれば、水や土の魔法を扱えたりするような者たちがいた方が良いだろう。



「どこかに都合よく、水魔法とか水の精霊魔法とか土の魔法とか扱えるような人がいたら『努力習得』のスキルで習得できるんだけど‥‥‥」

「そう都合よくいかないようでござるな。このダンジョン、出来立てゆえに情報がまだ少ないのか、そんなに挑みまくる者がおらぬようでござるよ」


 フレイの言葉に、ユキカゼがあたりをきょろきょろと見渡して答える。




 まだまだ未知の部分が多く、調査が不十分となるが…‥‥現時点では最深部まではいけなさそうだ。


 色々と鍛えているとはいえ、最強というわけでもないし、ある程度自分たちの力量をわきまえているフレイたち。


 このまま進んでも、特に際立った収穫もなさそうなので、一旦フレイたちはダンジョンから引き返すのであった…‥‥。




「あ、そう言えばあの埋めた盗賊たちどうなったかな?」

【探知…‥‥どうやら掘り出され、連行されたようです。近寄ることは推奨いたしません】

「なんで?」

【少々汚物まみれになっているようなので‥‥‥‥】

「‥‥‥」


 喰われてはいなさそうだが、何があったのだろうか。


 まぁ、相手が悪かったということだし、自業自得なんだろうけれども‥‥‥‥気にしたら負けかな?




いくら強くとも、慢心はダメである。

ゆえに、このダンジョンとは少々相性が悪い感じがしたので一時撤退。

まぁ、そんなこともあるし、調査についてもある程度進めたからかけるかな?

何にせよ次回に続く!!


……テンプレを出してみたいが、ひねくれたものにもしてみたい。

何と言うか、其のままだと面白みがないし、かと言って変えすぎるとだめだしなぁ…‥‥小説を書くと、こういう所が難しい。

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