表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生、いきなり最悪過ぎだよ!!  作者: 志位斗 茂家波
1章:冒険者になるために
40/99

ダンジョン『マブロック』

ダンジョン初日。

書いているんだけど、鼻水が酷い…‥‥なんでだ。

SIDEフレイ


 ギルドで確認をした後、ダンジョン内へフレイはたちは入った。


 編成としては、ナビリンが周囲の探知をして警戒し、ユキカゼとフレイが戦闘に出て、フラウはフレイの中にいながらサポートである。


 これならば、万が一のモンスターによる不意打ちがあったとしてもどうにかなるだろうし、フラウが中にいるのならば、相手にこちらから不意を突くこともできる。


 ユキカゼも念のためにギルド近くで適当なナイフを見繕って購入して、装備させているし、ある程度やばそうな強敵でも出ない限りは、近接戦闘ではそこそこ行けるはずである。

 

 問題があるとすれば、遠距離攻撃を持つ相手ぐらいであろうか?


 精霊魔法や普通の魔法も扱えるけれども、やっぱり近接戦闘の方がこのメンバーだと得意だからなぁ…‥‥まぁ、そうそう出くわすはずもないよね。










…‥‥と、気楽に考えていた三十分前の自分をどれだけ殴りたいだろうか。


 いやまぁ、確かに遠距離攻撃で来るようなモンスターとかはあまり出ず、ゴブリンやスライムと言ったおなじみの奴から、マブロック独特なのか真っ赤に燃えるコウモリのようなモンスターや、泥人形のようなモンスターがでたのはまだ良い。


 そいつらはまだ気軽に倒せるし、変わった戦闘方法をしたりするので結構勉強になった。




「けれどなぁ…‥‥ナビリン、その反応って本当なのか?」

【はい。探知機能で確認済みですが、同じグループがダンジョン内に入って来た冒険者と思わしき者たちに襲撃をかけているようです。おそらく、ダンジョン内に定着しあ外道な盗賊たちだと推定】

【…‥‥うわぁ、そんな人がいるの】



 ナビリンに確認を取り、内容を聞いたフレイであったが、そのあまりにも嫌すぎるお知らせに気分を悪くした。



 どうやらナビリンに探知を任せていたら、ダンジョン内に盗賊行為をしているらしい者たちを感知してしまったようだ。


 ダンジョンには冒険者たちが入り込み、モンスターを討伐して採れる魔石や素材、たまに出現するらしい宝箱からアイテムを得るなど、様々な事をしているのだが、中にはあくどい事をするような輩もいるらしい。


 ダンジョンから帰還しようとして、疲労している冒険者たちを襲う盗賊行為を行う者たちがいるのだ。


 まぁ、完全に最初から盗賊とかではなく、一獲千金を夢見てやってきた冒険者たちが、人から奪う方が楽だと思ってやってしまうらしいのだが…‥‥何というか、人の心ってここまであさましくなれるのであろうか?



「ここの仮ギルドで盗賊情報はなかったはずだよね?」

「そうでござるな。もしかすると今日になってやり始めたことかもしれぬでござる」

【あるいは、隠れて犯行に及んでいるのではないでしょうか。死体がしゃべると思いますか?】

【アンデッド系モンスターなら喋るのもいるらしいですの】

【‥‥‥‥いえ、そういう意味で言ったのではないです】



 ナビリンの言葉に対してフラウが間違ってもいないことを言ったが…‥‥まぁ、要するに犯行を隠して行っているやつがいるらしいということだけはよくわかった。ろくでもないやつなの確定かな。


【警告。盗賊行為を行ったらしい者たちが接近中。何も知らないふりをして素通りする確率は20%で、こちらを襲撃する確率80%】


…‥‥まぁ、十中八九見た目が子供だけのこのメンバーであるならば、襲うのも楽だと思って襲撃してくる可能性はあるよな。


 フラウは中にいるから良いとして、ユキカゼもそれなりに見た目は良いし…‥‥馬鹿なやつとかだったら、なぶり殺しにしようと考えたり、ロリショタで犯罪者であればより不味い目にあわされかねん。普通のロリショタとかならば、まだ良いけれど、悪質な相手だと嫌だよなぁ…‥‥。




 というか、何でダンジョン入って早々に盗賊行為をする輩と出くわす羽目になるのだろうか。


 ここに来る前にも盗賊とかいたし、この世界の治安は大丈夫なのか?


【…‥‥あの屑女神、ごほん、この世界を管理している女神様がサボっていた可能性あり。通報しますか?】

「どこに?」

【執務怠慢などに関してならばその手の方法があるので…‥‥左遷済みですが、処分がさらに課せられるはずです】

「よし、やれ」

【了解】



 ナビリンの言葉に、フレイは実行を命じた。


 これでこの世界の治安も良くなるかもしれない…‥‥‥多分ね。神が犠牲になるかもしれないが、それはそれ、これはこれというやつである。


 何にせよ、今は襲ってくるかもしれない盗賊たちにどう対処すべきか考えるフレイたちであった…‥‥。




挑んで早々、面倒そうなこと発生。

盗賊だとしても、まずはどの程度か確認しないとね。

…‥‥討伐するとして、どのような形にするのかも考えないとなぁ。

次回に続く!!


……これがまだ、序章にすぎないことを、フレイはまだ知らなかった‥‥‥‥

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ