表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生、いきなり最悪過ぎだよ!!  作者: 志位斗 茂家波
1章:冒険者になるために
23/99

そう言えば指定していなかった

不定期と言いつつも、ひと月以上は開けないようにしているつもり。

できれば毎日更新と逝きたいけれども、やっぱりネタや構想を練るために時間がかかるんだよなぁ。

……書く立場になってわかるけれども、本当にいろいろな作家様に尊敬を抱きます。

SIDEフレイ


バキィッ!!

「グゲェッ!?」


ドゴン!!

「ギャゲェェ!?」


ブチュン!!

「ギッ!?」





「…‥‥ふぅ、とりあえずこの程度の奴らで十分かな?」


 殴り、たたきつけ、踏みつぶして討伐したモンスターの死骸を見て、フレイはそうつぶやいた。


【ゴブリン、ミニオーガ、スライムの3体ですが…‥‥まぁ、ゴブリンは微妙ですが、残りの2体であれば討伐の証拠を持っていけば合格は間違いないはずです】


 フレイの言葉に対して、ナビリンはそう告げる。


 と言うか、ゴブリンやスライムは前にも戦ったけど、この子鬼みたいなのってミニオーガって名前だったのか……。


――――――――

「ミニオーガ」

オーガになり損ねたオーガの一種。通常のオーガは角の生えた凶悪な人型のモンスターなのだが、ミニオーガの場合顔の気持ち悪さが増加している代わりに、角や体が小さくなり、戦闘力が低下している。

それでもそれなりの怪力を誇るため、真正面からの戦闘は避けたほうがいいとされる。

――――――――



…‥‥鑑定で見てみると、オーガの子供とかじゃなくて、単純になりそこなった扱いなのか。

 

 とりあえず、討伐をしたという証拠のために死骸を運ぶのだが、流石に全部を運ぶのは難しいので、その証明ができる一部を切り取って、後は焼却処分をするのが一般的でもあるそうだ。


 全部持っていったほうが、素材としてばらす時にも高値で売れるらしいのだが、ソロとかだと難しいし、焼却処分をするのはアンデッドとして蘇ってしまうことがあるらしいので、その防止として言われているそうである。


 過去にはゴブリンの群れを面白半分でなぶり殺しにして、まともに処理をしなかったために、夜中になってアンデッド化したゴブリンに襲われた冒険者がいるという話を授業で聞いたからな。


 ゆえに、その教訓からただ単に殺すだけで終わるのではなく、きちんと後始末をすることも冒険者の義務になったそうである。ちなみに焼くだけではなく、浄化魔法などで蘇らないようにするというのも有効だとか。




 こういう時に某猫ロボのポケットのような物があればいいが…‥‥いや、実際にあるらしいが、生憎高い金額でしか売買されておらず、なかなか手に入らないようだ。


 ただ、スキルにも同じようなものがあるため、「努力取得」のスキルで何とか得られらた良いなとは考えている。




 とにもかくにも、討伐部位を切り取らねばならない。


「確かこいつだと角を切ればいいんだっけか?」

【右斜め三十度、その角度からえぐり取るようにやれば綺麗にできます】


 ナビリンの指示の元、丁寧に剥いでいたその時であった。


【‥‥‥ん?「探知機能」にて、妙なモンスターの動きを確認】

「え?」


 ふと、何かを察したのかナビリンがそう告げた。


【探知機能の指定対象外を追いかけているものと推測。対象外についての情報は不明ですが、対象については‥‥‥『グランドバイコーン』です】



―――――――

『グランドバイコーン』

バイコーンと呼ばれるモンスターの上位種。非常に筋肉質な馬のような姿だが、頭には2本の角が生えており、体表はどす黒く、非常に凶暴。気に入らぬ相手がいれば問答無用で追いかけまわし、相手が処女であれば地の果てまで追いかけて行くほど激怒する。

常に一体で移動しており、一匹狼のような感じもするが、真の理由は他の馬型のモンスターに比べて圧倒的にモテないからであり、ゆえに常につがいを探すが見つからないゆえにいら立ちが貯まっている。

――――――――



……なんだろう、色々とツッコミを入れたいけれども、かなりやばそうな相手だ。


「って、対象外を追いかけているって…‥‥確か、対象に入れているのは『人間』と『モンスター』だったな。だったらその対象外を対象にして詳しい情報を得られないか?」

【無理です。モンスターの方は何とか判明しましたが、こればかりは接近しないと分かりません。ただ、戦闘になる可能性があり、現時点では周囲にいるモンスターの中でもトップクラスの相手です】

「とはいえ、追いかけられているのも気になるし……戦闘になっても良いか」


 ナビリンに案内を頼み、フレイはその追いかけられている対象とやらの元へ向かうために、駆けだすのであった…‥‥

さてさて、なにやら面白そうなゲフンゲフン、おかしなことに気が付き、その場へ向かうフレイ。

グランドバイコーンとやらの強さは不明だが、少なくともこれまでの相手のようにいかない可能性もある。

それでも、将来の目的である炎龍帝の討伐のためにも、強者と戦うことを選ぶのであった…‥‥

次回に続く!!


……ユニコーンにしようかと思ったけれども、イメージ的になんか合わなかったためにバイコーンにした。

にしても、そんなモンスターが追いかけている対象って一体なんだ?人間やモンスターではないようだが…‥‥

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ