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転生信長記  作者: 松田 飛呂
信長と斎藤家
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信長と斎藤家

寒いです。


そんな時は読んでください!

すぐに松永が出てきた。

「もう仲間になる気になったのか?」

「いや、違う」

「素っ気ない奴だな」

「すいません、私は織田家家臣丹羽 長秀と申します」

「織田だと、信長か」

「えぇそうでございます、こちらから提案がございます」

「いいじゃねぇか、聞かせてくれ」

「はい、ここ伊勢より西へ松永、三好両家を征服し領土にしてはいかがかと申しておりました」

「そんな事していいのかよ?」

「両家は将軍を暗殺した上次の将軍は自分達だと言っております、しかしながら次の将軍はもう決まっていて京に行ければすべてが無かったことに出来ます」

「それで、俺にはなんの得がある?」

「まず、領土ですかな後は武家として認められます」

「なるほど、ここの世界で安定出来るわけだな」

「そちらがお望みなら織田家に入られてもいいのですが」

「そうか、でも成功したら同盟という形がいいな」

「それはそちらが決めて頂ければ大丈夫です」

「織田家は優しいな」

「ありがとうございます」

「ところで毛利、お前は織田家と関係あるのか?」

「彼は我が国の軍師の立場のお方、さらにお名前は明智 光秀と申します」

「なに?お前が光秀だと」と言い笑い始めた。

光秀は何も言わずにいた。

「殿は光秀殿が言う歴史を変えようとしております、その為に光秀の名を与えたのです」

そう言われ松永は笑うのをやめた。

「それはすまん、決意があったんだな」

「結構です」と長秀は言うと、

「ところで攻めていただけますか?」と聞いた。

「いいけどよ、援軍はあるのか?」

「こちらからは秀吉、利家両名が援軍に加わります、それと北畠家にも今から話を通してきます」「そうか、わかった引き受けよう」

「では準備が出来次第連絡を致します」と言うと光秀を連れてそそくさと砦を後にした。

「あの本当に将軍が暗殺されたのですか?」

「えぇ本当ですよ、お陰で新しき将軍になるお方が殿に京まで護衛しろと言ってくるし大変ですよ」「すごい話ですね」

「松永家、三好家を倒さぬ限り京には近づけないからまずはそれから片付けなくてはね」

「はい、そうですね」

「では次は北畠家に急いで行きましょう」

こうして二人は北畠 具房に会いに行った。

中に通されるとすぐに具房は現れた。

「長秀久しぶりだな、この前のお茶会以来だ」

「あの時はとても楽しい刻を過ごさせて頂きました」

「よいよい、それよりそちらは?」

「これは我が軍の軍師、明智 光秀と申します」

そう言われたので頭を下げた。

「頭など下げんでいいさ、さぁあげてください」

光秀が頭を上げると、

「たしかに侍には見えないな、だが安心してくれ私も侍ではない」

「はい、ありがとうごさいます」

「ところで具房殿、最近山賊の輩がこの町を支配しているとの噂を聞きましたけれどもいかがでしょうか?」

「もう耳にしたのか、相変わらず長秀は早いなぁ、確かに山賊がいて困っている」

「我々が排除しますのでそれと引き換えに同盟を組んでいただけませんか?」

「それは難しいのぉ」

「こちらからは織田 信雄を養子に出します」

「信長の息子か」

「はい、これならばよろしいでしょうか?」

「異論はないが、大丈夫か?」

「えぇ、五日以内にいなくなりますよ」

「わかった、上手く行ったら同盟を結ぼう」

長秀が頭を下げると、具房が光秀を見て、

「軍師殿は何か言わなくてもいいのか?」

「彼は後見人として同席しているだけですので」と長秀が言うと、

「彼に聞いている」と遮られた。

「それでは勝手ながらお話させて頂きます」と言い光秀は頭を一度下げてから、

「我が織田家は天下統一を目指しております、ただ息子を養子に貰い同盟したところで何の意味もございません」

「なぜだ?」

「あなた方は同盟に利がございますが織田家には利がありません」

「そうか?西から敵がいなくなるではないか?」

「北畠家がいなくなっても更に西には敵だらけです」

「そうだな、しかし我々は戦が弱い」

「陸では確かに弱いですが、船の上なら違いますよね?この町には船がいっぱい停泊していました」

「確かに船に乗るのは得意な連中は多いな」

「そこで海や川で戦が出来る水軍を作って欲しいのです」

「水軍?しかし誰と戦う?」

「今は敵がいないでしょうが今後現れますその時織田家の為に役にたちます、それまでは支援いたします」

「水軍か……」と言い考え込んでしまった。

「具房殿ゆっくり考えてください」と言い光秀と長秀は席を立ち外に出た。

「水軍本当に作るつもりか?」と長秀が聞いてきた。

「他に何も思いつかなくて、それに船は必要ですよ」と答えた。

「確かに船は必要になるかもな」と長秀も同調してくれたので安心し、

二人はのんびりと清洲城に戻った。

読んでいただきありがとうございます。

次も頑張ります

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