信長と武田家
頑張って書きます。
頑張って読んでください。
武田 信玄 65歳 独身
遂に石を探し出し国に帰ろうとしたが国がほとんど壊滅状態であった。
話を聞くと信玄の息子という奴が現れ信長に戦を仕掛けたとの事だった。
愕然とした信玄は取り敢えず状況を整理する事にし一人信長の元を目指した。
安土城に着くと中に入り込んだ。
なかなか警備は厳重だがまだ甘いと思い城内を歩いていると青年が現れた。
「森 蘭丸と申します、信長様から案内する様仰せつかっております」と言うと歩きはじめたので後をついて行った。
茶室まで案内され中に入ると信長が座っていた。
「信玄殿お久しぶりですね、無事戻られたか」
「我が軍を壊滅させてくれたな」と怒り気味に言うと、
「まぁ俺もくらったし、騙された」と申し訳なさそうに言った。
「武田がだまし討ちだと?」
「まぁ武田ではなかったがな」
「そうだ息子と名乗った男はどうなった?皆知らぬと言うとったが」
「光秀が叩き斬った」
「そうか、すまぬ事をした」と言うと信玄は深々と頭を下げた。
「気にしないでくれ困る」
「ありがたい、光秀殿はどこにおられる?」
「坂本城と言うところだが呼ぼうか?」
「いえこちらから参るのが礼儀自分で行く」と言うと立ち上がり、
「これを姉上に渡してくれないか?」と言うと透明で綺麗な石を渡した。
「分かりました」と信長は言うと受け取り見送った。
信玄はどうするつもりなのかと信長は思いつつも渡された石を見て、
「綺麗だなぁ」と呟いた。
光秀はお市とゆっくりしていた。
微妙な距離感はあったが嬉しかった。
そんな時信玄がやってきた。
天守に通して話を聞くことにした。
「今回はすまぬ」
「いえその様な事は言わないでください」
「先ほどの女性は奥方ですか?」
「いえ違います、お市様です」
「妹の方のお市か、いやはや大きくなられた」
光秀は何と言って良いのかわからず信玄を見ていると、
「大陸に未来から来た人間達がいた、そいつらは自由にこの世界と未来とを行き来出来るみたいだ」
「本当ですか?」
「あぁこれを見せれば仲間として認めてくれるはずだ」と言うと赤く輝く石をくれた。
「仲間を連れて帰るんだ、だがその前に最後の仕事をしてくれんか?」
「何でしょうか?」
「儂を斬れ」
「無理です、出来ません」
「では戦え、武田家はお主の敵じゃその頭領が目の前にいるんだ斬れ」
光秀が困っていると信玄は刀を抜き斬りおろしてきた。
光秀はなんとか避けると刀に手を置いたが離した。
「なぜ抜かん?なぜ斬れん?儂が死なねば天下統一は無理だぞ」と言いながら横に振り抜いた。
それすらも光秀は避け刀に手を置いた。
「そうだそれで良い」と信玄は言うと頭の上に刀を構えた。
光秀はそのまま止まっていた。
「居合か」と信玄は言うと光秀の視界から消えたと思ったら右側に跳んでから切り掛かってきた。光秀は避けることはせずに前に一歩出ると同時に抜き放った。
刀をは抜いたまま信玄の方を向いたら、
「天晴れだ」と笑顔で言いそのまま倒れた。
「信玄さん」と言い近づくともう信玄は死んでいた。
光秀はお礼を言うと埋葬の準備と信長に伝言をした。
そしてお市の肩を借りると泣いた。
その間お市は何も言わずに居てくれた。
読んでいただきありがとうございます。
まだまだ続きます。。。
てか最後まで連投します。