表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生信長記  作者: 松田 飛呂
信長と武田家
18/22

信長と武田家

連投します。

信長は安土城に戻るとすぐに帰蝶が駆け寄ってきた。

「痛いか?大丈夫か?」と付き纏いながら言っていた。

お市に引き剥がされ信長が横になると帰蝶は大人しく座っていた。

「仇はかならず」とお市にが言うと、

「それなら目の前で斬り捨てた奴がいるぞ」と信長が言うと、

「誰じゃ?誰が仇を討ったのじゃ?」

「光秀だ」

「え?光秀殿が?」とお市が驚いて大きな声で言った。

帰蝶も驚いていたがお市の声にも驚いた。

「必死だったので何も覚えていませんが……」と言うと、

「辛かったなぁ、今日はお市と共におれ、わらわは殿とおるからの」

と帰蝶に言われてしまった。

確かに誰かと居たかった。

「お願いしてもいいですか?」と光秀が言うと、

「そなたが……居て……欲しいなら」と顔を下に向けて小さい声で言った。

帰蝶も信長も笑って居たが光秀とお市は紅くなっていた。

しばらく居た後二人は城を出て城下を歩いていた。

「あのお市様、僕は間違ったのでしょうか?」

「お主は悪くない、戦国ではしょうがない事じゃ」

「そうですね……」

「私も人を殺した、でもそれは悪い事だと思わん」

「何故ですか?」

「私は幼かった、襲われそうになって持っていた懐刀で男を殺した、それが悪い事だと言うなら襲ってきた男はいい奴なのか?」

「いえ……良い人とは言えません」

「そうであろう?法では私が裁かれるかもしれないが私は後悔していない」

「僕が側にいる時はお市様を守ります」

「あ……ありがとう」と頬が紅くなりながら答えた。

急に恥ずかしくなり光秀も紅くなってしまった。


二人は坂本城に辿り着いた。

中に入り天守まで登った。

「光秀殿は大分慣れましたな」

「えぇ、お陰様で」

「これから未来に帰る方法を探すのですか?」

「そうですね、多分戻れないとは思いますが」

「それは困りましたね、でもこの時代も楽しいですよ私は光秀殿に会えて良かったです」

「え……本当に?」

「えぇ本当よあなた」と言っているが顔は表情一つ変わっていない、更には口も動いていない、光秀は周りを見渡した。

「どこみてるの?あなた、私だけを見て」その声自体はお市なのだがおかしい。

するとお市が人差し指指を光秀の口に着けて周りを見渡したと同時に跳び上がり何かを蹴った。

するとお静が落ちてきた。

「お静さん」と言うと、

「久しぶり、大変だったんだからね」と言われた。

「あ……」

「やっぱり忘れてたのね、酷いわ」と言いながら袖で目元を隠した。

「姉上は光秀殿の事が好きなのですか?」と少し苛つきながらお市が聞いた。

「えぇ、大好きよ」と言って光秀に抱きつきながら答えた。

お市は何も言わずに出て行ってしまった。

「お市様ーー」と光秀が言うと、

「あんな小娘より私のが良いわよ」とからかってきた。

「なんのご用ですか?」

「秀吉が最近西の方を担当しているわよね?」

「えぇそうです」

「何か巨大な連合を作ったみたいよ」

「何のために?」

「さぁ?でも西に敵はいなくなったの、あとは東に行くしかないわよね」

「信長様が狙われてる?」

「それは無いわね、もうすぐ死ぬらしいじゃない」

「もう知っていたのですね」

「まぁ私は謙信様から聞かされたの、必要な情報だからね」

「そうですね」

「伝えたからね、お市によろしく」と言うとお静も消えた。

一人残された光秀は慌ててお市を追いかけた。


読んでいただきありがとうございます。


今日か明日には終わる予定です。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ