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転生信長記  作者: 松田 飛呂
信長と謙信
13/22

信長と謙信

信長はきっと頑張った努力家だと思います。

成功する人はみんな努力家です。

才能だけでは成功しません。

才能がない人でも努力すれば大丈夫です。

一に努力、ニに努力、三、四がなくて五に努力。

努力マンです。。


一年程が経った。

光秀は謙信の元でかなり鍛えられた。

夜飯を食べていると信長の元から使者が来た。

「勝家殿が直々に使者とはどうされた?」

「殿に言われて、それよりかなり雰囲気が変わったな」

「そうですかな?ありがとうございます」

「なんか体型が良くなった、大人になった感じだ」

「それより何かお話があるのでしょう?」

「それは謙信殿が来てからだ」

すると謙信が入ってきた。

「謙信殿久しぶりでごさいます」と勝家は頭を下げながら言った。

「久しぶりだな、で話とはなんだ?」

「実は光秀をそろそろ返して欲しいのです」

「こいつをか?まだ半人前だがいいのか?」

「一人でも働ける者が欲しいのです」

「何があった?」

「実は将軍が殿を攻撃するように各国に働きかけているんです」

「信長は何をしたんだ?」

「副将軍の職を断りました、その後の浅井家との同盟しろとの将軍からの話も断りました」

「それで怒ったのか、浅井と朝倉は厄介だな」と謙信は考えた後、

「光秀、朝倉を潰してこい」と言った。

光秀は頭を下げ荷物を纏める為に席を立った。

「謙信殿、光秀はどうなったのですか?」

「あいつには色々やらせて本来の自分を取り戻したという感じかな」

「そうですか……」

「戻ればわかるさ」

そこに光秀が戻ってきた。

「もう行くのか?」

「はい謙信様、ありがとうございました」

「気にするな、それより絶対に死ぬなよ」と言うと光秀を抱きしめ小声で、

「いつまでも我らは仲間だからな」と言ってから離した。

光秀は頷くと勝家と共に稲葉山城改め、岐阜城に戻ることになった。

馬を乗り換え一日で岐阜城までつくとすぐに信長の元に行った。

「信長様、お久しぶりです」と光秀は頭を下げて言った。

「光秀久しぶりだな、姉はどうだった?」と嬉しそうに言った。

「素晴らしい経験が出来ました」

「そうか、これからどうする?」

「信長様と共に天下を目指します」

「まだ天下を狙うか?元に戻れないかも知れないのだろう?」

「そうですが、やってみたくなりました」

「そうか、まぁ光秀が居れば俺もやる気が出るからな」と笑顔で信長は言った。

その会話を聞いていたかのように帰蝶がお市を連れて入ってきた。

「光秀久しぶりじゃな、お市が取られそうになったぞ」

「へ?お市様が取られる?」

「そうじゃ、お主のお市が浅井に取られそうになったからわらわが阻止しておいたからな、感謝するのじゃよ」

この時光秀はなぜ浅井との同盟が決裂したのか気が付いて開いた口が塞がらなくなった。

「まぁお市はどのみち嫁には出せん」と信長も言ったので光秀は、

「こんなに綺麗な人がなぜですか?」と聞いた。

帰蝶はニヤニヤしながら見ていて信長が答えた。

「実はお市は本当のお市ではない、彼女は影のもので帰蝶を守っているんだ」

「え?本当ですか?」

「あぁ、本当のお市と言うのはお前が会った謙信の事でしかも姉だ」

「妹はいないのですか?」

「いない」

光秀は驚いていた。

「光秀、お市が欲しいかの?」と帰蝶が光秀の顔を覗き込みながら言った。

「欲しいとかではないですし……お市様が決めることですし……」

「お市はとっても……」

ここで目にも止まらぬ速さでお市が帰蝶の口を抑えた。

「なんでもございません、光秀様」とお市は言うと口を押さえたまま帰蝶を連れ去った。

信長と光秀は口を開けて二人を見送った。

しばらくしてから信長が、

「ところで、浅井は良いにしても朝倉をまず攻めたいと思うんのだがどう思う?」

「挟まれている状況は確かに良くないですね、ただ下手に動くと挟撃されます」

「実はもうされた」と信長は苦笑いしながら言った。

「でしたらこのあたりはどうでしょう?」と言って地図をだし指をさした。

「よくできた地図だな、姉川?」

「ここでならば戦はできます、向こうが連合軍ならこちらも連合軍を組みましょう」

「武田は動かんぞ、朝倉とは仲良くしているからな」

「では家康様はいかがでしょう?最近武田と戦されたとか?」

「あれは戦ではなく模擬戦だ、だが家康の奴全く敵わなかったみたいだぞ」

と笑いながら言った。

「そうだったのですか、でも家康様なら良いと思います」

「そうだな、今後の為にも連合を組んだ方がいいな」

「先に僕は朝倉家の領地に行きますので頃合いを見て戦を仕掛けてください」

「いいが何をするんだ?」

「僕が得意な戦をします」と言い頭を下げると部屋を出て行った。

信長は不思議に思いながら出て行った後を見ていた。


光秀は外に出ると馬に飛び乗り駆け始めた、目指すは朝倉家の家臣達である。

朝倉領につくと夜更けに家臣の寝床に立った。

「何者だ?」

「交渉に来ました」

「なんの交渉だ?」と行った瞬間に硬いもので頭を殴られた。

「口答えはしないでください、交渉ですのでこちらの話を聞いてください」と言い、更に足と手を殴りつけた。

「木刀で人は殺せないぞ」と男は言った。

「いえ、殺す必要はありません交渉です二度と戦場に出ないでください」と光秀は言いながら手足を木刀で殴った。

しばらくすると男は何も答えず話を聞くだけになった。

光秀は更に続けた、すると男は全てを受け入れると言った。

そこで初めて光秀はニコリと笑い、

「交渉成立ですね」と言うと暗闇に消えた。

男はその事を一生忘れることは出来なかった。

光秀はこれを更に20名ほどやり続けてこれで大分敵は減ったと思い撤退することにした。

そして信長が軍を展開させた時合流した。

「戦は終わったか?」

「はい、朝倉家は終わりです次は浅井家です」

「そうか、ならどうするか考えないとな」

「川を挟んで陣を構えると思います、鉄砲隊を前面に配置してその前に柵を立てましょう」

「それで渡って来たら撃つのか?」

「そうですが二日後に攻めてもらわないといけません」

「なぜ二日後なんだ?」

「二日後の朝鉄砲隊に一斉に撃たせてすぐに川から離れて下さい、家康様も同様に」

「わかった、伝えよう」

伝令を走らせて陣を敷くと川を挟んで反対側に浅井軍は陣を敷いた。

信長は考えたが二日後の意味がわからなかった。

その日の午後から雨が降り始め次の日も続いた。

川は増水してきたので少し深くなったがこれで渡れなくなるわけではないし、と信長が考えていると光秀が、

「殿、明日は更に水が増えますので夜明けと共に撃ってください、太陽は我らの背にいます」

「わかった」と短く答えた。

次の日の朝早く信長、家康軍は鉄砲を撃ち、すぐに川から離れた。

浅井、浅倉軍は鉄砲の音を聞き慌てて全軍を前に出した。

川を渡っていると川岸に柵があり上陸出来ないようになっていたので柵を取り除く作業が行われていた。

なかなか作業が進まない中やっと柵が外れ上陸し始めた時川の上流から轟音と共に土石流が流れてきた。

浅井、朝倉の兵の半分以上は消えた。

「これでしばらくは動けないでしょう」と光秀が言うと信長は、

「お前一年間何してたんだ?」と聞いてきた。

「僕は武田軍とひたすら戦をしていました」

「武田軍とか、それでか」と納得したように言った。

「それで次はどうする?」

「秀吉が側面から攻撃しています、同様に家康様の軍も攻撃しています」

「呆気なく終わったな」

「こんな所では止まれませんからね」と言うと二人は戦場を見ていた。

しばらくすると浅井、朝倉軍はほとんど居なくなり撤退して行った。

「太鼓を鳴らせ、勝ち鬨をあげろ」と言うと一斉に声と太鼓が鳴り響いた。

光秀は半分聞いてすぐに帰路に着いた。


読んでいただきありがとうございます。

ここで皆様に簡単な挨拶をさせていただきます。


んちゃ


ではまた続きを頑張って書きます!

後書きは基本的に落書きだと思っています、違うと思う方が大多数ですがお付き合い下さい。



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